2011年5月30日

6/18 第54回東南アジア彫刻史研究会

第54回東南アジア彫刻史研究会のお知らせ

科学研究費補助金研究班「南アジアおよび東南アジアにおけるデーヴァラージャ信仰とその造形に関する基礎的研究」(研究代表者肥塚隆)の研究会を 次の通り開催いたします。一般の方々にも公開していますので、興味のある方にお知らせいただければ幸いです。

日 時:2011年6月18(土)13:30~17:30
会 場:大阪人間科学大学正雀学舎(大阪薫英女子短期大学) 5号館1階第2会議室

報告者:深見純生(桃山学院大学)
題 目:暹の再検討
要 旨:ペリオ(P. Pelliot 1904)以来ながく暹はスコータイに同定されていた。山本達郎は『大徳南海志』にもとづいてこの説を否定し、暹をタイ湾北部に求めるのが適当とし、アユ タヤを示唆した(Yamamoto 1989)。その後、暹を海洋的とみる見解が強くなった(石井米雄2002; C. Baker 2003; 深見純生2005)。石井はさらに、暹がタイ湾北部の諸港市国家の総称である可能性を提唱する。今回の報告では、こうした研究動向を踏まえて暹に ついて再検討したい。

報告者:Dorothy C. Wong (University of Virginia)
題 目:Power of Compassion: Paths of Transmission of Avalokites'vara across Asia
要 旨:Employing digital technologies, this project explores the path of transmission of Avalokites'vara across Asia. The project’s goals are: (1) to construct a core catalog of art objects and texts related to
Avalokites'vara, accompanied by in-depth scholarly description and analysis; and (2) to create a publicly accessible infrastructure that gives users access to images of the objects and allows them to build complex queries of the data. The design and outcome of the project will establish a conceptual basis for understanding the patterns of transmission of other kinds of cultural artifacts and other kinds of data across time and space.

Prof. Dorothy C. Wongの報告は、彼女が現在取り組んでいるDigital Avalokitesvara Projectに関するもので、英語で行われますが、PowerPointの資料を配布いたします。

【問合せ先】
〒566-8501大阪府摂津市正雀1-4-1
大阪人間科学大学/大阪薫英女子短期大学 橋本康子
TEL:06-6383-6441(代表)
FAX:06-6383-6472
E-mail :takashikzk[atmark]mva.biglobe.ne.jp(肥塚 隆)

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【大阪人間科学大学正雀学舎(大阪薫英女子短期大学)へのアクセス 】
大阪人間科学大学/大阪薫英女子短期大学のホームページ
http://www.ohs.ac.jp/access/あるいはhttp://www.ohs.ac.jp/access/
をご覧ください。

新大阪からなら、JR在来線各駅停車で京都方面へ3つ 目の岸辺で下車してください。出口は南東側の1か所のみです。ホームページの地図をご参照ください。
岸辺駅出口左前方のフレンドマート(平和堂)横を直進し、その角を左折して北東に進み、突き当たり(阪急正雀工場)を右折し南東に進み、阪急正雀駅の地下道を通って(または2階通路を通って)反対側へ出て、十三信用金庫前の薫英女学院中学高校の生徒通用門からお入りください 。
JR岸辺駅から徒歩約15分、ゆっくり歩いても20分以内です。阪急正雀駅からは、徒歩約7分です。