2018年11月7日

11/10-11 アジアシリーズ vol.5 トランス・フィールド@北千住BUoY

ボンプン・イン・トーキョー
https://www.festival-tokyo.jp/18/program/bonnphum
プノンペン大学を卒業した若手キュレーターがプノンペン近郊の村の寺でおこなった、伝統的な正月のお祭りを現代風にアレンジしたイベント「ボンプン」を、東京で再現。

フィールド・プノンペン
https://www.festival-tokyo.jp/18/program/PhnomPenh
展示とトーク、映像で今のプノンペンを感じていただける企画。クメール語による小説を版し、クメール語書籍専門店もオープンさせたマニスさんやプノンペンのキュレーターであるダナさんなどを現地からお呼びし、トークを開催。

2018年10月11日

10/25-27 けいはんな情報通信フェア2018

国立研究開発法人情報通信研究機構、多言語音声翻訳アプリ<ボイストラ>クメール語版関連イベント

イベント名:けいはんな情報通信フェア2018
http://khn-fair.nict.go.jp/tenji.html

会期:2018年10月25, 26, 27日(木〜土)

会場:けいはんなプラザ(京都府精華町)
http://khn-fair.nict.go.jp/access.html

多言語音声翻訳アプリ<ボイストラ>
http://voicetra.nict.go.jp/

2018年10月7日

12/15-16 東南アジア考古学会2018年度大会

東南アジア考古学会2018年度大会
テーマI:琉球王国と東南アジア
テーマII:先史時代の琉球列島と東南アジア

開催概要
日時 2018年12月15日(土)、16日(日)
会場 沖縄国際大学 3号館202教室
主催 東南アジア考古学会
後援 沖縄考古学会

【会場へのアクセス】
沖縄国際大学への行き方は、同大ウェブサイトからご確認ください。
なお那覇市内から会場への移動はタクシーも便利です。3人程度で乗車していただくと1人あたり1,000円前後の見込みです。

【大会参加費】
資料代として1,000円をいただきます。
東南アジア考古学会会員、沖縄考古学会会員は無料です。

【懇親会について】
参加費4,000円
当日の参加申込も歓迎です。参加費は当日大会会場でお支払いください。
会場「ぱいかじ(沖国大前店)」 
事前申込先:メール本文にお名前をご記入ください(学会会員はその旨もお知らせください)。
jssaa2018konshin[atmark]gmail.com

【お問い合わせ】
東南アジア考古学会事務局
〒230-8501
神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-3
鶴見大学6号館文学部文化財学科 田中和彦研究室内
E-mail: jssaa[atmark]jssaa.jp


プログラム

【第1日目:2018年12月15日(土)】

12:00~12:30 開場・受付

12:30~12:55 会員総会(会員総会は東南アジア考古学会会員が対象です)

13:00~13:05 開会挨拶 田中和彦(鶴見大学、東南アジア考古学会会長)

13:05~13:45 記念講演 安里嗣淳氏(元沖縄県立埋蔵文化財センター所長)「沖縄の亀甲墓」

13:45~14:25 基調講演 江上幹幸氏(元沖縄国際大学教授、元東南アジア考古学会会長)「インドネシア・ラマレラ村の捕鯨文化とは-捕鯨に基づいた山の民との交換経済を中心に-」

14:25~14:35 休 憩

テーマI:琉球王国と東南アジア

14:35~15:05 森達也氏(沖縄県立芸術大学)「沖縄と台湾出土の貿易陶磁器」

15:05~15:35 菊池百里子氏(人間文化研究機構)「沖縄出土のベトナム陶磁器が語る15世紀」

15:35~15:45 休 憩

15:45~16:15 杉山洋氏(奈良文化財研究所)・田畑幸嗣氏(早稲田大学)・佐藤由似氏(奈良文化財研究所)「南西諸島出土のクメール陶器と近年のクメール陶器窯の調査成果」

16:15~16:35 質疑応答

17:30~ 懇親会「ぱいかじ(沖国大前店)」(参加費4,000円)

【第2日目:2018年12月16日(日)】

09:40~10:00 受付

テーマII:先史時代の琉球列島と東南アジア

10:00~10:30 山崎真治氏(沖縄県立博物館・美術館)「沖縄における旧石器時代研究の現状と課題」

10:30~11:00 小野林太郎氏(東海大学)「東南アジア島嶼部における旧石器人の島への移住と海洋適応」

11:00~11:10 休 憩

11:10~11:40 久貝弥嗣氏(宮古島市教育委員会)「宮古・八重山諸島における貝塚時代の利器と装身具」

11:40~12:10 深山絵実梨氏(東京藝術大学)「新石器時代東南アジアの装身具と利器」

12:10~12:30 質疑応答

12:30~13:30 昼 食

13:30~14:00 松村博文氏(札幌医科大学)・山形眞理子氏(岡山理科大学)「東南アジア・中国の先史採集狩猟民に共通するユニークな埋葬」

14:00~14:30 新里貴之氏(鹿児島大学)「琉球列島先史時代の重層石棺墓について」

14:30~14:40 休 憩

15:10~15:40 高宮広土氏(鹿児島大学)「奄美・沖縄における先史時代人の食性」

15:40~16:20 Ame M. Garong氏 (Archaeology Division, National Museum of the Philippines) “Ancient Filipino Diet-Reconstructing diet from human remains excavated in the Philippines.” (日本語通訳付き)

16:20~16:40 質疑応答

16:40~16:45 閉会挨拶

2018年9月30日

10/13 カンボジア市民フォーラム、カンボジア・セミナー「カンボジアのいま -2018年7月「総選挙」後、どうなる、どうする」

“カンボジアのいま -2018年7月「総選挙」後、どうなる、どうする”
~1993年UNTAC総選挙から25年、現在のカンボジア政治・人権状況を検証する~

【日時】 2018年10月13日(土)12:15-17:00(11:45開場、受付開始)

【会場】 上智大学四ッ谷キャンパス6号館3階301

【使用言語】 日本語。 基調講演は英語で行います。(日本語翻訳配付)

【資料代】 一般1,000円/学生700円(カンボジア市民フォーラム会員は無料)

【お申込み】 カンボジア市民フォーラムのホームページ(www.pefocj.org)の参加フォームからお申込みください。*事前申込制

 1993年国連暫定統治下の選挙を経て25年、カンボジアの和平と民主主義は定着したかに見えました。しかし昨年、最大野党(総議席数123のうち55議席を占めていた)の強制解党という異常な状況の下、本年7月29日第6回「総選挙」は行われました。事前に予想された通り、与党カンボジア人民党は「圧勝」全125議席獲得ということになりましたが、国際社会からは大きな批判を浴び、また国内的には発言しにくい政治状況の中、不満の声は鬱積しています。
 本プログラムでは、渦中にあるトゥン・サライ氏(カンボジア人権開発協会【ADHOC】代表)を招聘し、第一部において、人権状況について討議を行い、また「総選挙」とその前後の政治・人権状況を振り返ります。また日本の外交政策における人権の重要性を確認します。第二部では、カンボジアの状況を、東南アジアや中国からの視点をふくめ総合的に見直します。
  総選挙そして政治過程は社会のあらゆるセクターに影響を与えるテーマですので、NGOを含む国際協力や調査・研究、メディア、ビジネスなど、カンボジアおよび日本の外交・援助政策にご関心のある皆さまの幅広いご参加をお待ちしております。

〈プログラム〉

開会の辞: 丸井雅子所員(上智大学アジア文化研究所)

第一部
・ 12:30~ 基調講演: 「総選挙、政治・人権状況とこれからのNGO」
 トゥン・サライ氏(ADHOC)

・ 13:15~ 2018年「総選挙」前後の状況報告:

・ 13:40~15:20パネル・ディスカッション:
「カンボジア政治状況と、日本の協力のあり方」
 司会:宇井志緒利(フォーラム共同代表/立教大学教員)
    杉浦正俊課長(外務省総合外交政策局人権人道課)
    高橋智史氏(フォト・ジャーナリスト)
    米倉雪子氏(昭和女子大学教員)
    佐藤安信(フォーラム世話人)

第二部 15:30-17:00 東南アジア、アジアの中のカンボジア
 司会:熊岡路矢(フォーラム共同代表/日本映画大学教員)
    浅見靖仁氏(法政大学教員 タイ政治)
    中野亜里氏(大東文化大学教員 ベトナム政治)
     ペン・セタリン氏(プノンペン大学教員。東南アジア文化支援プロジェクト代表)
    佐藤安信(フォーラム世話人/東京大学大学院教員/元UNTAC人権担当官)

閉会の辞: 枝木美香事務局長(認定NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク)

【主催】カンボジア市民フォーラム
【共催】上智大学アジア文化研究所
    認定NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク
【撮影記録協力】 日本映画大学
【助成】公益財団法人庭野平和財団
【お問い合わせ】カンボジア市民フォーラム事務局 E-mail: pefocj[atmark]hotmail.co.jp
  電話03-3834-2407(水曜日のみ対応可能)/FAX 03-3835-0519

2018年9月26日

10/15 第262回東南アジア考古学会例会

第262回東南アジア考古学会例会をご案内いたします。各国の研究者より、カンボジア・スリランカでの最新調査成果の報告いただきます。ご出席いただけますようお願い申し上げます。

テーマ:「カンボジア考古学の最新調査」

日時:10月15日(月)13:30−16:30

受付:13:10

場所:奈良文化財研究所 新庁舎4階会議室2
アクセス:近鉄大和西大寺駅北口から東へ向かい、二条町交差点を南へお進みください。

参加申し込み:10月13日までに、E-mailで佐藤宛までご連絡ください。当日参加も歓迎いたします。

連絡先:佐藤由似:yuni[atmark]nabunken.go.jp
奈良市二条町2−9−1
奈良文化財研究所企画調整部国際遺跡研究室

プログラム

13:30 開会挨拶

13:35ポルキンホーン・マーティン (フリンダース大学)
「再構成された王国:カンボジアの16・17世紀の都、ロンヴェークにおける初期的な考古学調査」

14:00 ラム・ソピアック(奈良文化財研究所)
「プラサート・プレア・チャトムックの考古学調査」

14:20 ソク・ケオ・ソヴァンナラ (奈良文化財研究所)
「西トップ遺跡中央祠堂の修復」

14:40休憩

15:00 マルティネス・アレハンドロ、安倍雅史(東京文化財研究所)
「タ・ネイ寺院の保存・考古学的調査」

15:20ブラザーソン・デイヴィッド (シドニー大学)
「商業・首都・地域:アンコール終焉に至るまでの貿易陶磁・居住形態と連続性」

15:40ジョンソン・ウェイン(ニューサウスウェールズ州文化財部戦略的計画・遺産課 上席考古学研究職)
「1200−1900年のスリランカ、マナールにおける植民地期遺産に関する初期的な考古学研究」

16:00 討論・質問

2018年9月14日

10/8 大東文化大学アジア地域研究科2018年度国際会議

大東文化大学
アジア地域研究科2018年度国際会議

1. 日時・場所
2018年10月8日(月)13:15~17:00(終了後に懇親会)

大東文化大学東松山校舎管理棟3階大会議
http://www.daito.ac.jp/access/higashimatsuyama.html

(会費無料、事前申し込み不要)

2. テーマ:カンボジアの政治状況と日本の関わり
 カンボジアは1993年の国連管理下における総選挙以後、現在までにフン・セン首相率いる人民党に権力が集中し、野党の解散、メディアやNGOへの統制などが国際社会で批判の対象になっています。2018年7月29日に実施された総選挙は実質的に人民党のみの選挙となり、その正当性が疑問視されています。
 このようなカンボジアに対し、日本は開発援助や法整備支援などを行ってきましたが、その意義や有効性が問われています。日本在住カンボジア人の間でも、母国の状況に対する懸念が高まり、日本側からのさまざまな働きかけがなされています。この会議では、和平プロセス後のカンボジアの状況と日本との関係を振り返り、2018年総選挙の結果から今後の課題を提起します。

3. スケジュール
司会:中野亜里(大東文化大学)

13:15~13:20 開会挨拶:鹿 錫俊(大東文化大学大学院アジア地域科委員長)

13:20~13:30 趣旨説明・登壇者紹介:中野亜里

13:30~14:05 講演(1) 「母国の公正な民主化に対する在日カンボジア人の思いと願い」
チュープ・サラーン(都留文科大学非常勤講師、NPO法人すたんどばいみー代表理事)

14:05~14:40 講演(2) 「取り残されるカンボジア農村の人々と乳幼児」
米倉雪子(昭和女子大学准教授)

14:40~15:15 講演(3) 「カンボジア政治状況と日本(NGO・政府)の関わり」 
熊岡路矢(日本映画大学教授、カンボジア市民フォーラム共同代表)

15:15~15:25 休憩

15:25~:16:10 コメント・質問
  東 佳史(立命館大学教授)
  福家洋介(大東文化大学)
  須田敏彦(大東文化大学)

16:10~16:55 自由討論

16:55~17:00 閉会挨拶:井上貴子(大東文化大学大学院アジア地域科専攻主任)

17:20~19:00 懇親会

2018年8月14日

8/25 【再掲】第7回プノンペン部会プログラム

<日本カンボジア研究会 第7回プノンペン部会>
■日時:2018年8月25日(土)14:00~16:40

■場所:名古屋大学日本法教育研究センター(王立法律経済大学・F棟・地階)
    Monivong Blvd, District Tonle Basac, Khan Chamkamon

■プログラム
14:00~14:10:趣旨説明、参加者の自己紹介

14:10〜15:20:研究発表(1)
 ●傘谷 祐之(名古屋大学)
  タイトル「カンボジア人の氏名について:フランス植民地期における創氏の試みとその失敗」

15:20〜15:30 休憩

15:30~16:40:研究発表(2)
 ●笹川 秀夫(立命館アジア太平洋大学)
  タイトル「カンボジア仏教寺院に関する歴史・地理データのデジタル化とGIS(地理情報システム)による分析」

※研究会終了後、懇親会を予定しています。

■参加申し込み:
  大体の人数を事前に把握するため、研究会への参加を希望される方は、傘谷<kasaya.yushi[atmark]e.mbox.nagoya-u.ac.jp>まで「お名前」「ご所属」「e-mailアドレス」をご連絡ください。
 参加のご連絡は、8月22日までにお願いいたします。

8/25 発表要旨(1)

名前:傘谷祐之

所属:名古屋大学アジア共創教育研究機構研究アシスタント

報告タイトル:カンボジア人の氏名について:フランス植民地期における創氏の試みとその失敗

要旨:カンボジア人の名前は、一般に、二つの部分から構成され、その前半部分は父の名であることが多く、後半部分がその人の固有の名である、といわれる(「父の名・自分の名」型)。しかし、名前の前半部分に父の名ではなく父方の祖父の名を用いる例や、日本の「氏」に相当するものをもつ例もあることが知られている。一方で、歴史を紐解けば、あるフランス人が1900年に公刊した著書には、カンボジアでは「氏(Les noms patronymiques)は存在せず、男も女もその出生の時に与えられた固有の名しか持っていない」との記述がある。
 してみると、カンボジア人が今日のように二つの部分からなる名前を用い始めたのは20世紀に入ってからだと考えられるが、それはいつからか。また、現在のように「父の名・自分の名」型を原則としつつ例外も許容する複雑な制度となったのは、何故か。
 この報告では、カンボジア国立文書館が所蔵する官報、大臣会議議事録その他の資料を参照し、1907年の王令がカンボジアの人々に氏の使用を命じたことを確認する。そして、その後の王令の適用過程において、カンボジアの人々の間に氏を巡る誤解が生じ、やがて「父の名・自分の名」型の「誤用」が広まっていった、という仮説を提示する。

8/25 発表要旨(2)

氏名:笹川秀夫

所属:立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授

報告タイトル:カンボジア仏教寺院に関する歴史・地理データのデジタル化とGIS(地理情報システム)による分析

要旨:
 報告者は過去10年ほど、東南アジア大陸部の上座仏教を扱う共同研究に複数参加してきた。こうした研究活動のなかで、20世紀初頭から1970年代半ばまでのフランス語版官報から、カンボジアにおける寺院の建立、寺院内の建造物、種々の学校設置などに関するデータを約6,000件入手した。一方、宗教省による国内全寺院のリストも入手し、これらのデータをエクセルに入力する作業を行なった。
 宗教省のリストは地名や寺院名に誤記が多く、紙版の地図や国勢調査のCD-ROMを用いて修正する必要がある。あわせて、CD-ROMから村の位置を転記することで、未訪問の寺院もデジタル地図上に表示することが可能になる。さらに近年では、Google Mapの衛星写真でカンボジア部分の精度が上がっており、ストリート・ビューで疑似的に「歩く」ことでできる道も増えている。ストリート・ビューで山門(クラオン・トヴィア)に記された寺院名を確認することで、パーリ語に由来する正式な寺院名と、クメール語起源の通称に関する情報を加えることも可能になる。
 こうした地理データの入力と並行して、地理データと歴史データを照合し、官報に見られる寺院が現在のどの寺院に相当するかを確定する作業も進めてきた。上述のような作業を一通り終えたことから、本報告ではこれらのデータをGIS(地理情報システム)で処理することにより、カンボジア仏教についてどのように理解を深められるかを検討する。具体的には、郡や区ごとの寺院数の全国的な分布、人口や人口密度と寺院数の関係、官報での初出年と地理的な分布の関係、僧侶および世俗の学童に対する教育政策の浸透過程などを可視化することで、議論を進めたい。

2018年8月6日

8/25 日本カンボジア研究会、第7回プノンペン部会

<日本カンボジア研究会 第7回プノンペン部会>
■日時:2018年8月25日(土)14:00~16:40

■場所:名古屋大学日本法教育研究センター(王立法律経済大学・F棟・地階)
    Monivong Blvd, District Tonle Basac, Khan Chamkamon
   (地図:http://www.rule.edu.kh/ruledocs/contactus.html

■プログラム
14:00~14:10:趣旨説明、参加者の自己紹介

14:10〜15:20:研究発表(1)
 ●傘谷 祐之(名古屋大学)
  タイトル「カンボジア人の氏名について:フランス植民地期における創氏の試みとその失敗」

15:20〜15:30 休憩

15:30~16:40:研究発表(2)
 ●笹川 秀夫(立命館アジア太平洋大学)
  タイトル「カンボジア仏教寺院に関する歴史・地理データのデジタル化とGIS(地理情報システム)による分析」

※研究会終了後、懇親会を予定しています。

■参加申し込み:
  大体の人数を事前に把握するため、研究会への参加を希望される方は、
  傘谷まで
 「お名前」「ご所属」「e-mailアドレス」をご連絡ください。

 参加のご連絡は、8月22日までにお願いいたします。

2018年6月11日

6/30-7/1 【再掲】第12回日本カンボジア研究会プログラム

日本カンボジア研究会では、本年度の研究集会を以下の要領でおこないます。今年は、京都での開催となります。

カンボジアに関わる話題を広く取り上げて議論する得がたい機会として、皆さまのご参加をお待ちしています。事前の参加登録は必要ありません。

<日時と場所>
6月30日(土)および7月1日(日)

京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(両日とも)
https://kyoto.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/

<プログラム>
6月30日(土)

13:00 開場

14:00-14:15 趣旨説明 小林知(京都大学)

14:15-14:55 発表(1)
小林知(京都大学)、イム・ソックリティー(アプサラオーソリティ)
「アンコール遺跡地域の景観変容に関する予備的研究 ―航空写真を使った国際化時代の資料共有化の試み―」
☞発表要旨はこちら

14:55-15:45 発表(2)
東佳史(立命館大学)
「「カンボジアの春」あるいは「フェイク・デモクラシー」 ―2018年カンボジア総選挙に向けた報告―」
☞発表要旨はこちら

15:45-16:00 休憩 

16:00-16:40 発表(3)
藤本穣彦(静岡大学)
「プレック・トノット川流域システム ―社会技術論からのアプローチ―」
☞発表要旨はこちら

16:40-17:20 発表(4)
友次晋介(広島大学)
「プレック・トノットダム計画と日本主導の開発援助 ―カンボジアをめぐる冷戦・開発・メコン川流域諸国間関係―」
☞発表要旨はこちら

17:20-17:40 総合討論

18:00- 懇親会

7月1日(日)
9:30 開場

10:00-10:40 発表(5)
中野惟文(東北大学大学院)
「カンボジアの伝統医療師の治療 ―タケオ州の事例から―」
☞発表要旨はこちら

10:40-11:30 発表(6)
武田龍樹(京都大学文学研究科・非常勤講師)
「カンボジア北西部村落部における内戦の残存物 ―記憶へのひとつの人類学的接近法―」
☞発表要旨はこちら

11:30-12:10 発表(7)
由比邦子(桃山学院大学・非常勤講師)
「アンコール浮彫の弓形ハープ図像をめぐって」
☞発表要旨はこちら

6/30 発表要旨(1)

小林知(京都大学)、Mr. Im Sokrithy(アプサラ機構)
Dr. Kobayashi Satoru, Kyoto University and Mr. Im Sokrithy, APSARA Authority, Cambodia

アンコール遺跡地域の景観変容に関する予備的研究 ―航空写真を使った国際化時代の資料共有化の試み―
Preliminary Survey of Landscape Transformation in Angkor region based on the William Hunts Collections

 本研究は、第二次世界大戦期に東南アジア大陸部で撮影された航空写真コレクションWilliam Hunts Collections(以下、WHC)を用いて、アンコール遺跡地域の景観変容を考察する国際的共同研究の予備的な報告である。航空写真は地域の歴史世界を知るための第一級の史資料であるが、撮影記録を欠く場合は、時空間情報のレファレンスが確定できず、使用に困難が伴う。ただしその場合でも、考古学的な遺跡など、目視で存在が判断できる対象を含むときは、当該地域の過去の状況を研究する素材として利用できる。本研究では、WHCのなかからアンコール遺跡地域を撮影した約80枚を抽出し、モザイク化し、1940年代のアンコール地域の景観の復元を試みた。そして、それを今日の景観情報と比較し、地域の人と自然の関わりの変化について予備的な分析を試みた。
 アプサラ機構を中心としたアンコール遺跡地域の保全においては、「過去の復元」が長らく議論されてきた。しかし、どの時代のいかなる「過去」を復元するのかという議論は、必ずしも十分に議論されてきていない。本研究の予備的な成果は、以上のようなアンコール遺跡地域の保全のあり方を見直す機会を提供する。本研究はまた、国際化時代の研究資源共有化という21世紀の研究者コミュニティが取り組むべき課題についても、一つのモデルを示す。

6/30 発表要旨(2)

東佳史(立命館大学)
Dr. Yoshifumi Azuma, Ritusmeikan University

「カンボジアの春」あるいは「フェイク・デモクラシー」 ―2018年カンボジア総選挙に向けた報告―
Cambodia’s Spring or Fake Democracy, towards the 2018 general election

 2018年7月29日に予定されている総選挙の有権者登録は5月25日に締め切られる。2014年総選挙と2017年クム・ソンカット選挙でのCNRP躍進を受けて党首の逮捕とCNRPの解党が与党によって強行された。その多くはフンセン首相の強硬な対応を見誤り、妥協よりも対決を選んだ救国党のオウンゴールとも言えるが、ここまでの強硬策を許している国際社会の構造的変化も需要である。中国はすでに最大援助・投資国でありもはやフンセン首相は上から目線で民主主義や自由で公正な選挙を説教するEU・米国などの古臭い支援国(日本も含めた)を以前ほど重要視していない。
 このような構造的な変化の中で現在、政党登録と有権者登録が行われているが、前々回総選挙あたりから問題となっている、17歳以上人口と有権者登録者数との乖離、つまり幽霊投票者と野党支持者登録妨害の増加である。4月末現在では有権者登録では目立った報告はない。それは監視するNGOsへの有形無形の脅迫によるとも言える。本報告では統計局から得た人口統計の詳細とNEC(国家選挙管理局)の有権者登録数の比較を通して2018年総選挙の前哨戦を検証する。

6/30 発表要旨(3)

藤本穣彦(静岡大学)
Dr. Fujimoto Tokihiko, Shizuoka University

プレック・トノット川流域システム ―社会技術論からのアプローチ―
Evaluating Existed Infrastructures and Networks about the PREK THONOT (Cambodia) Water Resource Development and Management Project

 本報告が研究の対象とするのは、カンボジア王国において1950年代末~内戦期に計画された、「日本主導の」多国間援助による河川開発プロジェクト「プレック・トノット(川)電力開発灌漑計画」である。工事は内戦で中断した。内戦終了後に幾度か再構成が試みられたものの、全体計画はストップしたままであり、現在も未完のプロジェクトである。
 本報告の目的は、現在の視点から、プレック・トノット流域システムの全体性を評価することにある。それは、未来への可能性(プレック・トノット計画の再構成あるいはリジェクト)のために、課題とアプローチを整理することを意味する。本報告にあたっては、当時の工事関係者との現地調査やネットワークの発掘を、2016年3月21~27日、2017年3月25~28日、2017年7月15~25日に行った(広島大学・友次晋介准教授との共同調査)。現地調査で得られた資料と図面、対話の記録を分析した結果に基づいて報告する。

6/30 発表要旨(4)

友次晋介(広島大学)
LL.D. Tomotsugu Shinsuke, Hiroshima University

プレクトノットダム計画と日本主導の開発援助 ―カンボジアをめぐる冷戦・開発・メコン川流域諸国間関係―
Prek Thnot Dam Project and Japan-led International Development Aid: Cold War, Development, and International Relations in the Mekong Basin Concerning Cambodia

 カンボジアの首都プノンペンの郊外に、1万8千kWの水力発電所と灌漑用放水設備の建設を目指した未完のプレクトノットダム計画の遺構がある。同計画は1968年の協定発効から1970年にロンノル将軍による政変、これに続く内戦で頓挫するまでの間、日本がイニシアチブを取り、被援助国カンボジア含む12カ国が参加した開発援助だった。アメリカはベトナム戦争で消耗し、その隣国カンボジアとの関係とも悪化させ、インドシナ半島は不安定化していた。この中でアメリカはカンボジア援助については日本が主導することを期待するようになり、プレクトノット計画はその目玉となった。これを受け、日本は同計画を東南アジアへの援助外交の主要課題にあげるようになる。この計画が生まれ、日本がこれを推進するに至るまでの背景には、日米関係のみならず、冷戦期の東南アジア―アメリカの関係、メコン河流域の国際関係、中国の影響への日米両国の評価といった錯綜する要因があった。

7/1 発表要旨(5)

中野惟文(東北大学大学院)
Mr. Nakano Korefumi, Doctoral Students, Graduate School of Arts and Letters, Tohoku University

カンボジアの伝統医療師の治療 ―タケオ州の事例から―
Treatment of Traditional Healers in Cambodia: The Case of a Kru Khmer in Tak?o Province, Cambodia

 カンボジアにはクル・クマエと呼ばれる多くの伝統医療師が伝統医療サービスを提供している。彼らはアユルベーダ医学、土着のアニミズム、上座部仏教の教義とを融合させ、カンボジア特有の薬草などを用いて治療を行っている。クル・クマエは各村に大抵1人はおり、カンボジア保健省の予測では40~50%程度の国民が伝統医療を利用している。カンボジア政府はクル・クマエに対して短期トレーニングコースなどを提供して、伝統医療行為の実施や伝統医薬品の販売を実施するための認証の取得を促しているが、伝統医療の提供について法令上の規制はない。発表者は博士論文のフィールドワークの予備調査として、2017年6月から8月の2カ月間カンボジアに滞在した。その際、カンボジア南部タケオ州の一村落で一人のクル・クマエに出会い、彼の伝統医療の実践を観察した。彼はカンボジア政府の認証を受けていなかった。本発表ではこれまでのカンボジアにおける伝統医療の先行研究の論点を検討しつつ、発表者の観察したクル・クマエによる実践をカンボジア農村部の伝統医療の事例の1つとして取り上げる。

7/1 発表要旨(6)

武田龍樹(京都大学大学院文学研究科・非常勤講師)
Mr. Takeda Ryuju, Part-time Lecturer, Graduate School of Letters, Kyoto University,

カンボジア北西部村落部における内戦の残存物: 記憶へのひとつの人類学的接近法
Remains of Civil War in Rural Northwestern Cambodia: An Anthropological Approach to Memories

 研究者によって提示される人々の語りにおいてであれ、そうした語りに基づいて組み立てられる歴史においてであれ、過去からの諸々の出来事は有意味的に連結されて現在へと至る。幾つもの出来事を繋いでいく筋立ての役割を果たしているのが、出来事に影響を与え歴史を作り出すという人々の投企である。だが、過去についての語りの基底には、自らが何らかの状況に投げ込まれていたということ、すなわち被投性が横たわっている。本発表では、過去を語ることにおける被投性に接近するためのひとつの方法として、事物に触発されて過去を想起するあり方に目を向ける。
 カンボジア北西部に位置するバッタンバン州村落部では、1980年代の人民共和国政権側での「K5計画」を中心とした軍事政策の実施、および1990年代のクメール・ルージュとの大規模な武力衝突がその地理や景観に強い影響を及ぼした。これらの出来事には、防御壁の建設や地雷の設置、軍用車や戦車の搬入が伴った。これは、そこに住む人々の間に犠牲者を生み出したばかりでなく、彼らの生業活動の範囲を限定し方向づけるものでもあった。内戦が終結した後も、防御壁や銃火器の残骸といった内戦の残存物は残されており、とりわけ地雷はその機能をなおも停止させてはおらず、住民たちの現在の生にも影響を及ぼし続けている。
 人々は、集落の傍らに散らばって残された内戦の残存物に触発されて、過去を語る。ここにおいて過去は、想起可能というよりも忘却不可能なくらいに近くに存在する残存物の周囲に、現在から明瞭には分離できないようなあり方で現れる。

7/1 発表要旨(7)

由比邦子(桃山学院大学国際教養学部・非常勤講師)
Dr. Yuhi Kuniko, Part-time Lecturer , Faculty of International Studies and Liberal Arts, Momoyama Gakuin University

アンコール浮彫の弓形ハープ図像をめぐって
Some Remarks on Arched Harps depicted on the Stone Reliefs of Angkor Sites

アンコール諸遺跡の壁面浮彫には多種の奏楽場面が描かれているが、中でも弓形ハープの事例は東南アジアの他の遺跡に比べて格段に多い。アンコール浮彫の弓形ハープ図像にはいくつかの際立った特徴が見られるが、中でも特筆すべきはネックの先端が鳥の頭となっているハープが数体存在することである。これは明らかに“鳳首箜篌”と呼ばれるインド起源の弓形ハープを文字通りに描いたものと考えられる。『新唐書』には驃国の使節がもたらした鳳首箜篌についての記述が見られるが、演奏図像として残るのは東南アジアではアンコール浮彫のみである。
アンコール浮彫には“鳳首”を持たない弓形ハープの図像も存在するので、“鳳首箜篌”といえども必ずしもネック先端に鳳首がついているとは限らない。実際、ミャンマーに現存する弓形ハープのサウン・ガウッには、『新唐書』の記述とは異なり鳳首はない。アンコール浮彫は鳳首箜篌が実用に供されていることを証明するのみならず、現在ではほぼ消滅してしまった弓形ハープがかつては生き生きと奏されていた実態を示す貴重な音楽学的史料といえる。

2018年5月23日

6/30-7/1 第12回日本カンボジア研究会

日本カンボジア研究会では、本年度の研究集会を以下の要領でおこないます。今年は、京都での開催となります。

カンボジアに関わる話題を広く取り上げて議論する得がたい機会として、皆さまのご参加をお待ちしています。事前の参加登録は必要ありません。

<日時と場所>
6月30日(土)および7月1日(日)

京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(両日とも)
https://kyoto.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/

<プログラム>
6月30日(土)

13:00 開場

14:00-14:15 趣旨説明 小林知(京都大学)

14:15-14:55 発表(1)
小林知(京都大学)、イム・ソックリティー(アプサラオーソリティ)
「アンコール遺跡地域の景観変容に関する予備的研究 ―航空写真を使った国際化時代の資料共有化の試み―」

14:55-15:45 発表(2)
東佳史(立命館大学)
「「カンボジアの春」あるいは「フェイク・デモクラシー」 ―2018年カンボジア総選挙に向けた報告―」

15:45-16:00 休憩 

16:00-16:40 発表(3)
藤本穣彦(静岡大学)
「プレック・トノット川流域システム ―社会技術論からのアプローチ―」

16:40-17:20 発表(4)
友次晋介(広島大学)
「プレック・トノットダム計画と日本主導の開発援助 ―カンボジアをめぐる冷戦・開発・メコン川流域諸国間関係―」

17:20-17:40 総合討論

18:00- 懇親会

7月1日(日)
9:30 開場

10:00-10:40 発表(5)
中野惟文(東北大学大学院)
「カンボジアの伝統医療師の治療 ―タケオ州の事例から―」

10:40-11:30 発表(6)
武田龍樹(京都大学大学院)
「カンボジア北西部村落部における内戦の残存物 ―記憶へのひとつの人類学的接近法―」

11:30-12:10 発表(7)
由比邦子(桃山学院大学・非常勤講師)
「アンコール浮彫の弓形ハープ図像をめぐって」

6/30 実践女子大学「途上国で働く―パートナーシップの国際協力」

実践女子大学人間社会学部では、来る6月30日に公開講座「途上国で働く―パートナーシップの国際協力」(パネル・ディスカッション)を開催いたします。

パネリストには、カンボジア、ミャンマー、ベトナムなど東南アジアを中心にODA案件や社会的投資など様々な方面で国際協力に携わってきた方々3名をお招きします。

入場無料・事前申込不要です。

日時:2018年6月30日(土) 13:30~15:30(13:00開場)

場所:実践女子大学渋谷キャンパス(渋谷区東1-1-49)
   創立120周年記念館 5階 502教室
  http://www.jissen.ac.jp/access_guide/index.html

※渋谷駅東口周辺は再開発工事中で歩道橋が若干わかりにくくなっておりますので、お気をつけください。
 表参道駅からもいらっしゃれます。

パネリスト:
小川佳子氏(アイシーネット株式会社ODA事業部コンサルタント)
功能聡子氏(ARUN合同会社代表、認定NPO法人ARUN Seed代表理事)
柴田翔氏(株式会社ニュージェック国際事業本部開発コンサルタント)

コーディネーター:高橋美和(実践女子大学人間社会学部)

2018年2月13日

2/28 CSEAS, Kyoto University and APSARA Authority "the Study of landscape transformation in Angkor region, Cambodia through the William Hunts Collections"

You are cordially invited to a special seminar "the Study of landscape transformation in Angkor region, Cambodia through the William Hunts Collections," which is organized by CSEAS and the APSARA Authority, Cambodia.

Date: 28 February, 2018

Venue: Tonantei, Second Floor, Inamori Memorial Buidling, Kyoto University

PROGRAM:

13:00-13:20  Introduction
Introduction of the Seminar and the William Hunts Aerial Photo Collections (Dr. KOBAYASHI Satoru, CSEAS, Kyoto University)

13:20-14:00  Presentation (1)
The construction of mosaic image of Angkor region based on the William Hunts Collections (Mr. YOU Tengbueng, Technical Staff, Department of Land and Habitat Management, APSARA)

14:00-15:00  Presentation (2)
The result of preliminary survey of landscape transformation in Angkor region based on the William Hunts Collections (Mr. IM Sokrithy, Deputy Director, Angkor International Center for Research and Documentation, APSARA)

15:00-15:40  Presentation (3)
Implications of landscape analysis for the water management planning of Angkor region (Mr. REN Bunthorng, Technical Staff, Department of Water Management)

15:40-16:00 Break

16:00-17:00  Discussion
Discussant:
Dr. TABATA Yukitsugu, Faculty of Letters, Arts and Sciences, Waseda University
Dr. MARUI Masako, Faculty of Global Studies, Sophia University

This seminar is organized by Organized by The Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University, Japan
And
The APSARA Authority, Cambodia 

2/21 外務省NGO研究会「SDGゴール16から市民社会スペースの課題を考える~カンボジアを事例として~」

SDGゴール16から市民社会スペースの課題を考える~カンボジアを事例として~

今年度の外務省主催「NGO研究会」(受託団体:国際協力NGOセンター)では、日本の国際協力NGOが、外務省・JICAとの定期協議やSDGs推進円卓会議などの政府との対話プロセス構築を優良事例として参考にしつつ、アジア・アフリカ諸国のNGOによる自国政府との対話プロセス構築とその前提となる活動しやすい環境づくりを支援する方法について研究を行ってきました。

本セミナーでは研究会の成果を報告しつつ、カンボジアを事例として「NGOが活動しやすい環境」とは何か、そうした環境づくりに向けた国際協力NGOや政府の役割を考えます。

【日時】2018年2月21日(水)14:00-17:30

【場所】早稲田奉仕園 You-Iホール(東京都新宿区西早稲田2-3-1)

【アクセス】https://www.hoshien.or.jp/map/

【対象】途上国で事業を行なう国際協力NGO関係者、NGOを支援する公的・民間ドナー関係者、ご関心のある市民の皆様

【言語】日本語(英語との逐次通訳あり)

【プログラム】

第1部:講演・報告

・ソアン・サルーン氏(カンボジア協力協議会 Cooperation Committee for
Cambodia 事務局長)
 「カンボジアにおける市民社会スペース(仮)」

・高柳彰夫氏(フェリス女学院大学国際交流学部教授、国際協力NGOセンター政策ア
ドバイザー)
 政策環境に関する国際議論

・重田康博氏(宇都宮大学国際学部教授、国際協力NGOセンター政策アドバイザー)
 カンボジア調査報告、アクションプラン案の発表

第2部:パネルディスカッション「NGOの政策環境を改善するために」

 登壇者
 ・ソアン・サルーン氏
 ・外務省総合外交政策局人権・人道課課長(調整中)
 ・カンボジア市民社会フォーラム(調整中)
 ・高柳彰夫氏
 ・重田康博氏

【申し込み】下記URLからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/OdmE3Ah1UGoZPjmA2

【申し込み締切】2月16日(金)12:00

【主催】外務省NGO研究会

【実施】特定非営利活動法人国際協力NGOセンター

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
Tel:03-5292-2911
E-mail:advocacy[atmark]janic.org
担当:堀内・水澤

2/15 早稲田大学イスラム科学研究所アジア・イスラーム研究会

早稲田大学イスラム科学研究所アジア・イスラーム研究会
◆発表:大川玲子(明治学院大学国際学部教授)
「カンボジアのイスラーム チャム人の重層アイデンティティ」
◆日時:2018年2月15日(木)16:00~18:00
◆場所:早稲田大学19号館317研究室
◆参加:自由
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大川玲子氏 プロフィール
・専門分野:イスラーム学
・研究課題:クルアーン(コーラン)研究
・略歴  :東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻(文学博士)
日本学術振興会特別研究員(PD)、明治学院大学国際学部専任講師、准教授を経て現職。
著作に、『聖典「クルアーン」の思想 イスラームの世界観』講談社現代新書、2004年;『図説コーランの世界 写本の歴史と美のすべて』河出書房新社、2005年;『イスラームにおける運命と啓示 クルアーン解釈書に見られる「天の書」概念をめぐって』晃洋書房、2009年;『イスラーム化する世界 グローバリゼーション時代の宗教』平凡社新書、2013年、『チャムパ王国とイスラーム カンボジアにおける離散民のアイデンティティ』平凡社、2017年等がある。