東南アジア古代史科研第3回研究会開催のご案内
以下の通りご案内申しあげます。お忙しいとは存じますが、ご出席ください。
なお、当日は上智大学学園際につき、キャンパスの混雑が予想されます。また2号館入館時に、入館禁止と告げられると思いますので、 「5F, 501で行われる東南アジア古代史研究会に出席する」とお伝え下さい。
東南アジア古代史科研 第3回研究会
目 的 編年案の検討と論点の剔出
日 程 2013年11月2日(土)
場 所 上智大学 2号館 5階 510室
時間 1時半~5時半
報告者
佐藤恵子(上智大学アジア文化研究所客員研究所員)
水利設備建造事業からみたアンコール時代区分に関する一考察
──碑文・考古・建築学的知見によるアプローチ──
報告予定内容
アンコールの水利設備建造事業は、碑文の分析により、王族が建造に関わったものと、それ以外の官僚・在地の有力者層によるものに分けることができ る。これら両者の事業が時代を通じてコンスタントに遂行されたのでないことは、石碑の分布や詩節表現などから明らかになる。本報告では、これら2 つのタイプの趨勢に基づいてアンコール史の時代区分を再考したい。
あわせて、水利設備を対象とする本研究は、碑文の他、考古資料や建築学的知見も補助資料として使用してきた。本報告では、このアプローチの有効性 と限界についても検討してみたい。
2013年10月30日
2013年10月17日
10/24 上智大学アジア文化研究所<アジア研究セミナー2013>“History Education of Cambodia at Primary and Secondary Levels”
カンボジアの歴史教育に関する報告をご案内申しあげます。
(English version follows)
<アジア研究セミナー2013>第6回開催のご案内
“History Education of Cambodia at Primary and Secondary Levels”
主催: 上智大学アジア文化研究所
日時: 2013年10月24日(木)17:00-19:30
テーマ: “History Education of Cambodia at Primary and Secondary Levels”
講師: Vong Sotheara氏 (王立プノンペン大学歴史学部教授/グローバル・スタディーズ研究科客員研究員/2013年度JSPS論博支援事業研究者)
会場: 上智大学四ツ谷キャンパス 10号館4階405号室
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_Yotsuya
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/map/map_yotsuya
言語: 英語/日本語抄訳付
申し込み: 参加費無料、事前登録不要
定員: 30名
王立プノンペン大学歴史学部教員のVong Sotheara先生による、カンボジアの初等および中等教育課程における歴史教育の現状に関する報告です。
これは、今年9月にユネスコ・バンコク事務所が主催した専門家会議「歴史認識の共有を通じた東南アジアにおける文化間対話と文化的平和の促進」における発表を基にしています。
organizer: The Institute of Asian Cultures of Sophia University
date and time: October 24th, 2013 (Thu.) 17:00-19:30
title: “History Education of Cambodia at Primary and Secondary Levels”
speaker: Prof. Vong Sotheara, Department of History, Royal University of Phnom Penh/ JSPS RONPAKU(Dissertation PhD) Fellow YF2013/ Visiting Fellow, Graduate School of Global Studies, Sophia University
venue: Sophia University, Yotsuya Campus, Building No. 10, 4th floor,
Room 405
http://www.sophia.ac.jp/eng/info/access/directions/access_yotsuya
http://www.sophia.ac.jp/eng/info/access/map/map_yotsuya
language: English with an abridged Japanese translation.
admission: Free admittance. All who are interested are welcome to attend.
capacity: 30 seats
This lecture, given by Vong Sotheara, Professor of History of Royal University of Phnom Penh, Cambodia, will focus on the current situation of history education which has been operated in primary and secondary school in Cambodia. Vong Sotheara was a member invited of a forum "Expert Meeting ‘Promoting Intercultural Dialogue and a Culture of Peace in South-East Asia through Shared Histories’, 16-17 September 2013, UNESCO Bangkok, Thailand.
(English version follows)
<アジア研究セミナー2013>第6回開催のご案内
“History Education of Cambodia at Primary and Secondary Levels”
主催: 上智大学アジア文化研究所
日時: 2013年10月24日(木)17:00-19:30
テーマ: “History Education of Cambodia at Primary and Secondary Levels”
講師: Vong Sotheara氏 (王立プノンペン大学歴史学部教授/グローバル・スタディーズ研究科客員研究員/2013年度JSPS論博支援事業研究者)
会場: 上智大学四ツ谷キャンパス 10号館4階405号室
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_Yotsuya
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/map/map_yotsuya
言語: 英語/日本語抄訳付
申し込み: 参加費無料、事前登録不要
定員: 30名
王立プノンペン大学歴史学部教員のVong Sotheara先生による、カンボジアの初等および中等教育課程における歴史教育の現状に関する報告です。
これは、今年9月にユネスコ・バンコク事務所が主催した専門家会議「歴史認識の共有を通じた東南アジアにおける文化間対話と文化的平和の促進」における発表を基にしています。
organizer: The Institute of Asian Cultures of Sophia University
date and time: October 24th, 2013 (Thu.) 17:00-19:30
title: “History Education of Cambodia at Primary and Secondary Levels”
speaker: Prof. Vong Sotheara, Department of History, Royal University of Phnom Penh/ JSPS RONPAKU(Dissertation PhD) Fellow YF2013/ Visiting Fellow, Graduate School of Global Studies, Sophia University
venue: Sophia University, Yotsuya Campus, Building No. 10, 4th floor,
Room 405
http://www.sophia.ac.jp/eng/info/access/directions/access_yotsuya
http://www.sophia.ac.jp/eng/info/access/map/map_yotsuya
language: English with an abridged Japanese translation.
admission: Free admittance. All who are interested are welcome to attend.
capacity: 30 seats
This lecture, given by Vong Sotheara, Professor of History of Royal University of Phnom Penh, Cambodia, will focus on the current situation of history education which has been operated in primary and secondary school in Cambodia. Vong Sotheara was a member invited of a forum "Expert Meeting ‘Promoting Intercultural Dialogue and a Culture of Peace in South-East Asia through Shared Histories’, 16-17 September 2013, UNESCO Bangkok, Thailand.
2013年10月8日
11/2 東南アジア古代史研究会(第2回)
東南アジア古代史研究会(第2回)のお知らせ
科研費研究班「東南アジア古代史編年統合研究」(代表者深見純生)の研究会を次のとおり開催いたします。一般の方々にも公開いたしますので、興味をお持ちの方はどうぞご参加ください。
日 時:2013年11月2日(土)午後1時半~5時半
会 場:上智大学2号館5階510室
報告者:佐藤恵子(上智大学アジア文化研究所・客員所員)
題 目:
水利設備建造事業からみたアンコール時代区分に関する一考察
──碑文・考古・建築学的知見によるアプローチ──
概 要:
アンコールの水利設備建造事業は、碑文の分析により、王族が建造に関わったものと、それ以外の官僚・在地の有力者層によるものに分けることができる。これら両者の事業が時代を通じてコンスタントに遂行されたのでないことは、石碑の分布や詩節表現などから明らかになる。本報告では、これら2つのタイプの趨勢に基づいてアンコール史の時代区分を再考したい。
あわせて、水利設備を対象とする本研究は、碑文の他、考古資料や建築学的知見も補助資料として使用してきた。本報告では、このアプローチの有効性と限界についても検討してみたい。
報告者:松浦史明(上智大学アジア文化研究所・客員所員)
題 目:
「真臘伝」を読む
概 要:
中国史料において古代カンボジア地域/国家を指す「真臘」という語は、7世紀以降1000年余りにわたって用いられた。本報告では、とくに正史にみられる「真臘伝」の講読を中心に、真臘関連情報を紹介する。
問合せ先 E-mail :fukami[atmark]andrew.ac.jp(深見純生)
科研費研究班「東南アジア古代史編年統合研究」(代表者深見純生)の研究会を次のとおり開催いたします。一般の方々にも公開いたしますので、興味をお持ちの方はどうぞご参加ください。
日 時:2013年11月2日(土)午後1時半~5時半
会 場:上智大学2号館5階510室
報告者:佐藤恵子(上智大学アジア文化研究所・客員所員)
題 目:
水利設備建造事業からみたアンコール時代区分に関する一考察
──碑文・考古・建築学的知見によるアプローチ──
概 要:
アンコールの水利設備建造事業は、碑文の分析により、王族が建造に関わったものと、それ以外の官僚・在地の有力者層によるものに分けることができる。これら両者の事業が時代を通じてコンスタントに遂行されたのでないことは、石碑の分布や詩節表現などから明らかになる。本報告では、これら2つのタイプの趨勢に基づいてアンコール史の時代区分を再考したい。
あわせて、水利設備を対象とする本研究は、碑文の他、考古資料や建築学的知見も補助資料として使用してきた。本報告では、このアプローチの有効性と限界についても検討してみたい。
報告者:松浦史明(上智大学アジア文化研究所・客員所員)
題 目:
「真臘伝」を読む
概 要:
中国史料において古代カンボジア地域/国家を指す「真臘」という語は、7世紀以降1000年余りにわたって用いられた。本報告では、とくに正史にみられる「真臘伝」の講読を中心に、真臘関連情報を紹介する。
問合せ先 E-mail :fukami[atmark]andrew.ac.jp(深見純生)
2013年10月3日
10/25 『検証 アンコール・ワットへの道』第2回研究会
科研『検証 アンコール・ワットへの道』 第2回研究会のご案内
アジア人材養成研究センターでは、1991年からカンボジアにおいて「ソフィア・アジア・ミッション」活動を立ちあげ、「カンボジア人による」 アンコール・ワットの保存・修復・人材養成・研究を22年間にわたり実施して参りました。 今回は、カンボジア現地のアンコール遺跡の専門家お二人にご登場ねがい、研究報告をいただきます。アンコール遺跡群を担当する国立アプサラ機構 からは、建築家ロス・ボラット副総裁およびマオ・ロア女史が来日されます。ロス・ボラット閣下は、フランス建築家ライセンスを取得された専門家 で、特にアンコールの保存と修復計画を担当し、現場における国際協力についてもご報告いただきます。また、マオ・ロア女史は考古学者で200余り の石造寺院や旧址を担当し、その調査・発掘の現況についてご報告いただきます。
ご多忙中かと存じますが、ぜひ出席いただきたくご案内申しあげます。研究発表はカンボジア語でおこなわれますが、日本語逐次通訳があります。
記
日 時:2013年10月25日(金) 17:00~18:00
会 場:上智大学四谷キャンパス 2号館 510教室
テーマ:
“Conservation Activities in Angkor Monuments ”
「アンコール遺跡における保存整備計画」
アプサラ機構(アンコール地域整備機構)副総裁 ロス・ボラット閣下
“Heritage Management and Archaeological Excavation in Angkor ”
「アンコール遺跡と寺院発掘について」
アプサラ機構(アンコール地域整備機構)考古局長 マオ・ロア女史
カンボジア語の通訳があります。
JR、地下鉄「四ツ谷駅」下車3分
入場無料
【主催・連絡先】上智大学アジア人材養成研究センター
TeL:03-3238-4136/Fax:03-3238-4138
アジア人材養成研究センターでは、1991年からカンボジアにおいて「ソフィア・アジア・ミッション」活動を立ちあげ、「カンボジア人による」 アンコール・ワットの保存・修復・人材養成・研究を22年間にわたり実施して参りました。 今回は、カンボジア現地のアンコール遺跡の専門家お二人にご登場ねがい、研究報告をいただきます。アンコール遺跡群を担当する国立アプサラ機構 からは、建築家ロス・ボラット副総裁およびマオ・ロア女史が来日されます。ロス・ボラット閣下は、フランス建築家ライセンスを取得された専門家 で、特にアンコールの保存と修復計画を担当し、現場における国際協力についてもご報告いただきます。また、マオ・ロア女史は考古学者で200余り の石造寺院や旧址を担当し、その調査・発掘の現況についてご報告いただきます。
ご多忙中かと存じますが、ぜひ出席いただきたくご案内申しあげます。研究発表はカンボジア語でおこなわれますが、日本語逐次通訳があります。
記
日 時:2013年10月25日(金) 17:00~18:00
会 場:上智大学四谷キャンパス 2号館 510教室
テーマ:
“Conservation Activities in Angkor Monuments ”
「アンコール遺跡における保存整備計画」
アプサラ機構(アンコール地域整備機構)副総裁 ロス・ボラット閣下
“Heritage Management and Archaeological Excavation in Angkor ”
「アンコール遺跡と寺院発掘について」
アプサラ機構(アンコール地域整備機構)考古局長 マオ・ロア女史
カンボジア語の通訳があります。
JR、地下鉄「四ツ谷駅」下車3分
入場無料
【主催・連絡先】上智大学アジア人材養成研究センター
TeL:03-3238-4136/Fax:03-3238-4138
2013年10月1日
10/13 仙人の会10月例会
仙人の会10月例会について、下記のとおりご案内申し上げます。
今回は戦時下ベトナム・メコンデルタについてのご発表です。
事前申込等は必要ありません。お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。
日時:10月13日(日)14:00~18:00
※当日は資料・お茶代として200円いただきます。
(例会終了後には、会場近くで懇親会を予定しています。)
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス 新見附校舎A305教室
アクセス:http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/ichigaya.html
校舎:http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/index.html
発表者:下條尚志さん
(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 東南アジア地域研究専攻)
題目:「戦時下ベトナム・メコンデルタにおける統治をめぐるせめぎあい」
要旨: 本研究はベトナム戦争時代のメコンデルタ地方における地域社会-公権力間で繰り広げられた統治をめぐるせめぎあいを解明する。具体的には,隣国カンボジアと関わりが深いクメール人を中心に,華人,ベトナムの多数派ベト人が混住する地域社会に焦点を当て,人々が戦争によっていかなる変化を迫られ,その変化にどう対処をしたのかを明らかにする。
本研究では,国家秩序をめぐり対立しあう南ベトナム政府,革命勢力の2つの公権力と,ローカル秩序に生きる人々との間で,「統治をめぐるせめぎあい」が生じていたと考える。統治をめぐるせめぎあいとは,政策を施行する公権力と,政策を回避,ないしは受容する人々が,資源の配分や価値をめぐって対立したり折衝したり,相互に作用しあうことである。2つの公権力は,地域社会の人々の支持を獲得して資源と兵力を確保するべく,農地改革の実施や仏教・「民族」の擁護を標榜して統治領域を競いあった。人々は,経済状況を改善しうる農地改革などは受容していたが,生活に危機をもたらす政策,特に徴兵は,権力の統治が及びにくい場所,言わば回避の「場」を介して成立していたローカル秩序に依拠し,回避した。人々は商業の場である市場を介して物資を革命勢力,南ベトナム政府両方に売却することで,中立を保った。またある者は出家して,国外のカンボジアという,過去から商業や仏教を通じてメコンデルタと交流が盛んであった場に逃避した。国外逃避が困難になると,徴兵から逃れるために家族の場である家屋に隠れたり,地域社会の信仰の場である寺院において,政府の許可なく出家したりする者が現れた。こうした回避行動は個人・家族規模の営為であったが,それが生きる上で順当な判断であるという回避の「場」に集まる人々の暗黙の了解,協力関係に支えられていた。
本研究は,ベトナム戦争時代,回避の「場」となった家屋や市場,寺院などを介して成立していた協力関係が,生活の安定を求める人々が依拠したローカル秩序であったことを実証する。さらには,地域社会内やベトナム国内のみならず,カンボジアまで広がって点在する様々な「場」を介して成立するローカル秩序を拠り所に,人々は生活危機を回避し,その便乗者が,地方幹部を巻き込んで増加するにつれ,資源や兵力を確保できなくなった南ベトナム政府は弱体化していったことを示す。つまり,人々の回避行動の力が公権力を動かしていた。
お問い合わせ先:
仙人の会 幹事
sennin.no.kai[at]gmail.com
[at]を@に変えて送信下さい。
今回は戦時下ベトナム・メコンデルタについてのご発表です。
事前申込等は必要ありません。お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。
日時:10月13日(日)14:00~18:00
※当日は資料・お茶代として200円いただきます。
(例会終了後には、会場近くで懇親会を予定しています。)
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス 新見附校舎A305教室
アクセス:http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/ichigaya.html
校舎:http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/index.html
発表者:下條尚志さん
(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 東南アジア地域研究専攻)
題目:「戦時下ベトナム・メコンデルタにおける統治をめぐるせめぎあい」
要旨: 本研究はベトナム戦争時代のメコンデルタ地方における地域社会-公権力間で繰り広げられた統治をめぐるせめぎあいを解明する。具体的には,隣国カンボジアと関わりが深いクメール人を中心に,華人,ベトナムの多数派ベト人が混住する地域社会に焦点を当て,人々が戦争によっていかなる変化を迫られ,その変化にどう対処をしたのかを明らかにする。
本研究では,国家秩序をめぐり対立しあう南ベトナム政府,革命勢力の2つの公権力と,ローカル秩序に生きる人々との間で,「統治をめぐるせめぎあい」が生じていたと考える。統治をめぐるせめぎあいとは,政策を施行する公権力と,政策を回避,ないしは受容する人々が,資源の配分や価値をめぐって対立したり折衝したり,相互に作用しあうことである。2つの公権力は,地域社会の人々の支持を獲得して資源と兵力を確保するべく,農地改革の実施や仏教・「民族」の擁護を標榜して統治領域を競いあった。人々は,経済状況を改善しうる農地改革などは受容していたが,生活に危機をもたらす政策,特に徴兵は,権力の統治が及びにくい場所,言わば回避の「場」を介して成立していたローカル秩序に依拠し,回避した。人々は商業の場である市場を介して物資を革命勢力,南ベトナム政府両方に売却することで,中立を保った。またある者は出家して,国外のカンボジアという,過去から商業や仏教を通じてメコンデルタと交流が盛んであった場に逃避した。国外逃避が困難になると,徴兵から逃れるために家族の場である家屋に隠れたり,地域社会の信仰の場である寺院において,政府の許可なく出家したりする者が現れた。こうした回避行動は個人・家族規模の営為であったが,それが生きる上で順当な判断であるという回避の「場」に集まる人々の暗黙の了解,協力関係に支えられていた。
本研究は,ベトナム戦争時代,回避の「場」となった家屋や市場,寺院などを介して成立していた協力関係が,生活の安定を求める人々が依拠したローカル秩序であったことを実証する。さらには,地域社会内やベトナム国内のみならず,カンボジアまで広がって点在する様々な「場」を介して成立するローカル秩序を拠り所に,人々は生活危機を回避し,その便乗者が,地方幹部を巻き込んで増加するにつれ,資源や兵力を確保できなくなった南ベトナム政府は弱体化していったことを示す。つまり,人々の回避行動の力が公権力を動かしていた。
お問い合わせ先:
仙人の会 幹事
sennin.no.kai[at]gmail.com
[at]を@に変えて送信下さい。
2013年9月29日
10/26 東南アジア学会、関東例会
関東例会 10月例会(10月26日開催)のご案内をお送り致します。
今回は、神田真紀子会員による「保護領時代カンボジアにおける都市アンナン人の社会的紐帯」、及び、細淵倫子会員による「パサール隣接型カンポンの住民構造:南ジャカルタ市パサル・ミング調査(2007-09年)を事例に」の2報告です。
詳細は下記をご覧ください。多くの方々のご来場をお待ちしております。
<2013年度10月例会>
日時:2013年10月26日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:神田真紀子氏(なし、2013年3月末日迄東京大学大学院博士課程 人文社会研究科)
コメンテーター:今井昭夫先生(東京外国語大学教授)
報告題:「保護領時代カンボジアにおける都市アンナン人の社会的紐帯」
<報告要旨>
本報告は、カンボジア保護領期、カンボジア都市部のアンナン人(ベトナム人)が参加した同郷者会、同業者会、相互扶助会の諸活動について検討し、移民の社会的紐帯を手がかりとして、アンナン人の移住と定住の実相に迫る試みである。アンナン語(ベトナム語)新聞やガイドなどに言及され、関心の払われていた各組織を中心に、その社会活動と相互扶助について分析する。なかでも、アンナン人会館や各地の同郷者会などでの出身地による紐帯の変遷をたどるほか、女性参加や社会的弱者救済の関心が見られた「高棉仏教会」、官民の連帯もみられる通称「サークル・アミカル」といった広い階層を対象にした同業者会にも着目する。社会参加としての慈善事業、定住度をおしはかることのできる墓地建設問題にも、各会の活動との関連で格別の注意を注ぎたい。以上のアンナン人社会の分析を通じて、カンボジアにおける植民地都市の実態とその変容解明の一助としたい。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:細淵倫子氏(首都大学東京人文科学研究科社会行動学専攻博士課程)
コメンテーター:内藤耕先生(東海大学文学部アジア文明学科教授)
報告題:「パサール隣接型カンポンの住民構造:南ジャカルタ市パサル・ミング調査(2007-09年)を事例に 」
<報告要旨>
これまでカンポンは、都市における「ムラ」を表す概念であり、同質性・均質性を持つ、インフォーマル・
セクターの居住空間であると認識されてきた。本報告は、パサル・ミング地区におけるカンプン・ジャワの住民を研究対象とし、21世紀のインドネシア・
ジャカルタのカンポンにおける社会構造の動態および、これまで不明瞭であったカンポン住民の経済活動の実態を明らかに
することを目的としている。なお、本報告は、本研究者が、2007-2009年同地区において実施した調査結果に基づいている。また、本報告は、現在、ジョコ・
ウィドド州知事のカンポン改革政策により変貌を遂げるジャカルタの諸相を把握するための一考察となることが期待される。
今回は、神田真紀子会員による「保護領時代カンボジアにおける都市アンナン人の社会的紐帯」、及び、細淵倫子会員による「パサール隣接型カンポンの住民構造:南ジャカルタ市パサル・ミング調査(2007-09年)を事例に」の2報告です。
詳細は下記をご覧ください。多くの方々のご来場をお待ちしております。
<2013年度10月例会>
日時:2013年10月26日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:神田真紀子氏(なし、2013年3月末日迄東京大学大学院博士課程 人文社会研究科)
コメンテーター:今井昭夫先生(東京外国語大学教授)
報告題:「保護領時代カンボジアにおける都市アンナン人の社会的紐帯」
<報告要旨>
本報告は、カンボジア保護領期、カンボジア都市部のアンナン人(ベトナム人)が参加した同郷者会、同業者会、相互扶助会の諸活動について検討し、移民の社会的紐帯を手がかりとして、アンナン人の移住と定住の実相に迫る試みである。アンナン語(ベトナム語)新聞やガイドなどに言及され、関心の払われていた各組織を中心に、その社会活動と相互扶助について分析する。なかでも、アンナン人会館や各地の同郷者会などでの出身地による紐帯の変遷をたどるほか、女性参加や社会的弱者救済の関心が見られた「高棉仏教会」、官民の連帯もみられる通称「サークル・アミカル」といった広い階層を対象にした同業者会にも着目する。社会参加としての慈善事業、定住度をおしはかることのできる墓地建設問題にも、各会の活動との関連で格別の注意を注ぎたい。以上のアンナン人社会の分析を通じて、カンボジアにおける植民地都市の実態とその変容解明の一助としたい。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:細淵倫子氏(首都大学東京人文科学研究科社会行動学専攻博士課程)
コメンテーター:内藤耕先生(東海大学文学部アジア文明学科教授)
報告題:「パサール隣接型カンポンの住民構造:南ジャカルタ市パサル・ミング調査(2007-09年)を事例に 」
<報告要旨>
これまでカンポンは、都市における「ムラ」を表す概念であり、同質性・均質性を持つ、インフォーマル・
セクターの居住空間であると認識されてきた。本報告は、パサル・ミング地区におけるカンプン・ジャワの住民を研究対象とし、21世紀のインドネシア・
ジャカルタのカンポンにおける社会構造の動態および、これまで不明瞭であったカンポン住民の経済活動の実態を明らかに
することを目的としている。なお、本報告は、本研究者が、2007-2009年同地区において実施した調査結果に基づいている。また、本報告は、現在、ジョコ・
ウィドド州知事のカンポン改革政策により変貌を遂げるジャカルタの諸相を把握するための一考察となることが期待される。
2013年9月10日
9/14 【再掲、会場確定】日本カンボジア研究会、第6回プノンペン部会
<日本カンボジア研究会 第6回プノンペン部会>
■日時:2013年9月14日(土)13:30~17:20
■場所:名古屋大学日本法教育研究センター(王立法律経済大学内)
Monivong Blvd, District Tonle Basac, Khan Chamkamon
(地図:http://www.rule.edu.kh/ruledocs/contactus.html)
■プログラム
13:30~13:40:研究会の趣旨説明
(笹川 秀夫:立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部・准教授)
参加者の自己紹介
13:40~14:40:研究発表①
●大坪 加奈子(九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻博士後期課程)
タイトル「カンボジアにおける「開発僧」のゆくえ:スヴァーイリエン州の事例から」
☞発表要旨
14:40~15:40:研究発表②
●貝塚 乃梨子(王立プノンペン大学客員研究員)
タイトル「1993年体制下カンボジアのナショナル・アイデンティティ形成:
初等社会科教育の分析を中心に」
☞発表要旨
15:40~15:50:休憩(10分)
15:50~16:50:研究発表③
●原田 至郎(東京大学大学院情報学環・准教授/
Visiting Professor at Department of International Studies,IFL, RUPP)
タイトル「カンボジア王国国民議会選挙の結果および評価に関する分析的考察」
☞発表要旨
16:50~17:20:総括
※研究会終了後、懇親会を予定しています。
■参加申し込み:大体の人数を事前に把握するため、
研究会への参加をご希望される方は、貝塚(riko_riri1109[atmark]yahoo.co.jp)まで、
①氏名、②所属、③e-mailアドレスをご連絡ください。
参加お申込みのご連絡は、9月12日までにお願いいたします。
■日時:2013年9月14日(土)13:30~17:20
■場所:名古屋大学日本法教育研究センター(王立法律経済大学内)
Monivong Blvd, District Tonle Basac, Khan Chamkamon
(地図:http://www.rule.edu.kh/ruledocs/contactus.html)
■プログラム
13:30~13:40:研究会の趣旨説明
(笹川 秀夫:立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部・准教授)
参加者の自己紹介
13:40~14:40:研究発表①
●大坪 加奈子(九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻博士後期課程)
タイトル「カンボジアにおける「開発僧」のゆくえ:スヴァーイリエン州の事例から」
☞発表要旨
14:40~15:40:研究発表②
●貝塚 乃梨子(王立プノンペン大学客員研究員)
タイトル「1993年体制下カンボジアのナショナル・アイデンティティ形成:
初等社会科教育の分析を中心に」
☞発表要旨
15:40~15:50:休憩(10分)
15:50~16:50:研究発表③
●原田 至郎(東京大学大学院情報学環・准教授/
Visiting Professor at Department of International Studies,IFL, RUPP)
タイトル「カンボジア王国国民議会選挙の結果および評価に関する分析的考察」
☞発表要旨
16:50~17:20:総括
※研究会終了後、懇親会を予定しています。
■参加申し込み:大体の人数を事前に把握するため、
研究会への参加をご希望される方は、貝塚(riko_riri1109[atmark]yahoo.co.jp)まで、
①氏名、②所属、③e-mailアドレスをご連絡ください。
参加お申込みのご連絡は、9月12日までにお願いいたします。
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