2013年10月30日

11/2 東南アジア古代史科研第3回研究会

東南アジア古代史科研第3回研究会開催のご案内

 以下の通りご案内申しあげます。お忙しいとは存じますが、ご出席ください。
 なお、当日は上智大学学園際につき、キャンパスの混雑が予想されます。また2号館入館時に、入館禁止と告げられると思いますので、 「5F, 501で行われる東南アジア古代史研究会に出席する」とお伝え下さい。

東南アジア古代史科研 第3回研究会

目 的 編年案の検討と論点の剔出
日 程 2013年11月2日(土)
場 所 上智大学 2号館 5階 510室
時間 1時半~5時半 

報告者
佐藤恵子(上智大学アジア文化研究所客員研究所員)

 水利設備建造事業からみたアンコール時代区分に関する一考察
──碑文・考古・建築学的知見によるアプローチ──
 

報告予定内容

アンコールの水利設備建造事業は、碑文の分析により、王族が建造に関わったものと、それ以外の官僚・在地の有力者層によるものに分けることができ る。これら両者の事業が時代を通じてコンスタントに遂行されたのでないことは、石碑の分布や詩節表現などから明らかになる。本報告では、これら2 つのタイプの趨勢に基づいてアンコール史の時代区分を再考したい。
あわせて、水利設備を対象とする本研究は、碑文の他、考古資料や建築学的知見も補助資料として使用してきた。本報告では、このアプローチの有効性 と限界についても検討してみたい。