2010年10月27日

11/3-5 アジア・コミュニティ・トラスト30周年記念事業

ACT30周年記念事業   【11月3-5日のセミナー、シンポジウム情報!】

日本初の「コミュニティ型」公益信託「アジア・コミュニティ・トラスト」(ACT)は、設立30周年を記念し、アジアの貧困を始めとする諸問題にともに取り組んできた3人の現地NGOリーダーを迎え、2010年11月2日(火)「ACT30周年記念シンポジウム」を中心に、11月第1週に各種セミナーを開催します。各日の詳細は以下のイベント名をクリックしてください。

【11月3日(水) 14:00-17:00    「マイクロファイナンス」と「子ども支援」の 特別セミナー    於:アジア文化会館】
【11月4日(木) 18:00-20:00    「内戦終結から約20年、カンボジアの子どもの現状」    於:桜美林大学 四谷キャンパス】
【11月5日(金) 18:30-20:50    「アジアの貧困からの脱却とマイクロファイナンスの役割」    於:JICA地球ひろば】

特別セミナー 11月3日(水・祝) 14:00-17:00
フィリピン「マイクロファイナンス」とカンボジア「子ども支援」の現地NGOリーダーによる特別セミナー

このたび、11月2日(火)のシンポジウムで来日される予定の現地NGOリーダーお二人(フィリピン:マイクロファイナンスによる貧困女性の自立支援、カンボジア:子ども・女性支援)を迎え、特別セミナーを11月3日(水・祝)に開催いたします。
まず、全体会合でお二人からそれぞれの活動について説明を受けた後、二グループに分かれ、それぞれのグループで親しく質疑応答や意見交換を行う場を持ちます。NGO関係者や将来NGOを設立したい、参加したい人を対象としたこのセミナーでは、少人数で、現地リーダーとじっくり話し合うことができます。

【詳 細】

日 時:
2010年11月3日(水・祝) 14:00-17:00(受付13:30から)
プログラム:
14:00 第1部 フィリピンとカンボジアの現地NGOリーダーによるセミナー
(1)「フィリピンの貧困削減とマイクロファイナンス」
 CARD MRI 会長 ハイメ・アリストトゥル・B・アリップ氏

(2)「カンボジアの都市貧困層の女性と子どもの支援活動」
 ケマラ(KHEMARA)エクゼクティブ・ディレクター コイ・パラニー女史

15:40 第2部 2つのグループに分かれて、質疑応答、自由意見交換
17:00 終了

会場:アジア文化会館 本館地下1階「101教室」*通訳あり(日英)
主たる対象:NGO関係者や将来NGOを設立したい、参加したい人
参加費:無料
申込方法:
「11/3特別セミナー」申し込みとして、氏名、所属、第2部の希望会合名(1または2)、参加動機または聞きたい内容、連絡先(Eメール、電話番号)を記載し、事務局(info[atmark]acc21.org、Fax(03-3945-2692)までお申し込みください。
申込締切:2010年10月31日(日)
※定員に満たない場合、当日受付も可能です。ご連絡ください。電話に出ない場合、留守番電話に入れてください。
定 員:全体50名(第2部の個別セッション各25名)

桜美林大学大学院国際協力専攻 /(特活)アジア・コミュニティ・センター21共催セミナー
 11月4日(木) 18:00-20:00

「内戦終結から約20年、カンボジアの子どもの現状」
-カンボジア最初の現地NGOケマラからの報告-

コイ・パラニー氏(Ms. Koy Phallany)「ケマラ」(KHEMARA)エクゼクティブ・ディレクター

諸外国との紛争、20年以上におよぶ内戦で、飢餓、虐殺などにより数百万人もの死者が出たとされるカンボジア。「ケマラ(KHEMARA)」は、パリ和平協定が結ばれる(1991年10月)3ヶ月前の1991年7月、カンボジア初の現地NGOとして設立されました。 ケマラは、設立当初より困窮する都市貧困者の女性と子どもの支援に取り組んでおり、現在は、性産業従事者の女性を対象としたHIV撲滅に向けた啓発活動、女性を対象とした性と生殖に関する健康(リプロダクティブ・ヘルス)の推進、保育所の運営、孤児支援などを行っています。
プノンペン市ルセイ・ケオ郡でケマラが運営する保育所6カ所のうち、2保育園(ミッタヒープ村保育所、スピーン・ポー保育所)では、2006年より現在まで、日本の公益信託アジア・コミュニティ・トラスト(ACT 下参照)より運営支援を受けており、貧困家庭児童の教育と心身の健全な発育、そして小学校への進学などを促進しています。 このたび、「ACT30周年記念シンポジウム」(11/2)で来日される予定の「ケマラ」エクゼクティブ・ディレクターのコイ・パラニ-女史を迎え、カンボジアの復興とともに歩んだケマラの約18年間の活動と、カンボジアの女性と子どもたちの現状、問題・課題についてお話を伺います。
ケマラの保育所活動では、毎月のPTA会合の開催を始め、親の貯蓄グループの組織化を働きかけ、保護者が運営費の一部を負担するなど、コミュニティの積極的な参加と自立運営についての意識が非常に高くなっています。日本の団体・労働組合との連携や、日本の学生グループの訪問受け入れなど、日本とのつながりもつよいケマラの活動について、そしてカンボジアの今について、お話を聞いてみませんか?

【詳 細】

日 時:2010年11月4日(木) 18:00-20:00 (受付17:45から)
会場:桜美林大学 四谷キャンパス 地下ホール(地下1階)
(〒160-0004 新宿区四谷1-21    交通:各線四ツ谷駅より徒歩3分)
参加費:200円(資料代として)   
*通訳あり
申込方法:
「桜美林大学11/4セミナー」申込みとして、氏名、所属、参加動機または聞きたい内容、連絡先(Eメール、電話番号)を記載し、事務局(info[atmark]acc21.org、Fax 03-3945-2692)までお申込みください。
申込締切:
2010年11月3日(水) 18時
※定員に満たない場合、当日受付も可能です。ご連絡ください。電話に出ない場合、留守番電話に入れてください。
定 員:80名

(特活)アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)/(特活)リビング・イン・ピース(LIP)共催
公開セミナー  
 11月5日(金) 18:30-20:50

アジアの貧困からの脱却とマイクロファイナンスの役割
―マイクロファイナンスの仕組みとその実態を知る―

マイクロファイナンス(小口金融)は、開発途上国社会でとくに貧困層―スラムなど都市居住者、土地なし農民、貧しい農民・漁民など―に向けられた小規模の金融サービスで、貧困層の人たちの貧困からの脱却に大きな成果を挙げているソーシャル・ビジネスです。
講演者アリス・アリップ氏は、29歳(1986年)のとき、僅かな資金でNGOを設立し、土地なし農民の支援を開始。その2年後から小口融資事業を始め、97年にはCARD Bankを設立。現在、CARD Bankは、CARD NGOと協力してフィリピン全土で120万人の貧困女性に金融サービス(2010年7月現在の融資残高約80億円)を行い、さらには、隣国のベトナムやカンボジアにおけるマイクロファイナンス機関の能力向上に協力。
セミナーでは、アリップ氏からマイクロファイナンスの仕組みと融資の実態についての基調講演を受け、その後、インドの農村開発NGOおよび子ども・女性支援NGOのリーダー、そしてマイクロファイナンス支援活動を行う日本のNGO関係者によるパネル・デイスカッションを行います。また、会場からの自由な質疑応答を通して、マイクロファイナンスの仕組みとその実態についての理解を深める機会を提供します。

【詳 細】

日 時:2010年11月5日(金)18:30-20:50(受付18:00から)

プログラム:
  
第1部
基調講演:「フィリピンの最貧困女性120万人に小口金融サービス、自立を支援
 ―CARD NGO/Bank の24年の挑戦と未来への展望―」
講演者:アリス・アリップ(CARD NGO/Bank 創設者、オイコクレジット国際理事会理事、米国グラミン財団アドバイザー)

第2部
パネル・デイスカッション 「貧困解決に向けての真のマイクロファイナンスのあり方とは?」

パネリスト:
ロヒニ・レディ(南アジア農村復興連合専務ディレクター)-インド
コイ・パラニー(ケマラ専務ディレクター)-カンボジア
杉山章子(リビング・イン・ピース理事・マイクロファイナンスプロジェクトリーダー兼ミュージックセキュリティーズ株式会社証券化チーム)-日本

モデレーター:伊藤道雄(ACC21代表理事)

会場:JICA地球ひろば3F講堂
(〒150-0012 東京都渋谷区広尾4-2-24 TEL:03-3400-7717)
参加費:1000円 *通訳あり(日英)
申込方法:
「JICA地球広場11/5セミナー」申し込みとして、氏名、所属、連絡先(住所および電話番号)を記載し、 E-mal(info[atmark]acc21.org)又はFax(03-3945-2692)でお申し込みください。
申込締切:2010年11月5日(金) 正午まで
※定員に満たない場合、当日受付も可能です。ご連絡ください。電話に出ない場合、留守番電話に入れてください。
定 員:100名