東南アジア学会2014年度秋季大会(第92回)を下記のように開催します。
1日目は1会場での自由研究発表と東南アジア史学会賞の授賞式が行われます。 2日目には共通シンポジウムが行われます。
また,研究大会にあわせて1日目の夕方に会員総会を行います。
研究大会は会員・非会員を問わずご参加いただけます。事前登録は不要で, 参加費は無料です。みなさまの積極的なご参加をお願い申し上げます。
研究大会・会員総会
日時:2014年12月20日(土),21日(日)
場所:立教大学 池袋キャンパス
(〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1)
構内マップ http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
交通アクセス JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「
池袋駅」下車、西口より徒歩約7分
(JR東京駅より約40分)
プログラム(html)
プログラム(PDF)
報告要旨集(第1日)(PDF)
2014年11月18日
11/28 第66回「東南アジアの社会と文化研究会」
第66回「東南アジアの社会と文化研究会」を下記の通り開催します。
オープンな研究会ですので、ぜひお気軽にご参集ください。
事前登録等の手続きは必要ありません。
●日時・場所
2014年11月28日(金)16:00~18:15(15:30開場)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
総合研究2号館(旧・工学部 4号館)4階会議室(AA447)
(京都市左京区吉田本町京都大学本部構内 百万遍のすぐ近くです。)
会場についてはこちらもご参照ください。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access.html
地図が二枚ありますが、下の方の地図(「本部構内」)です。
●話題提供者
笹川秀夫氏
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部准教授
●発表題目
「カンボジアにおける文化ナショナリズムの影響力と多様な語りの可能性:
プレア・ヴィヒア遺跡領有権問題と大型影絵芝居のユネスコ無形文化遺産への登録から」
●発表要旨
本報告は、タイとの間で武力衝突にまで至ったプレア・ヴィヒア遺跡の領有権問題と、同じくタイとの間で摩擦を生じかけた大型影絵芝居のユネスコ無形文化遺産への登録を事例として、近年のカンボジアにおける文化ナショナリズムのあり方を検討する。あわせて、カンボジア文化をめぐる語りにどのような多様性が見られるか(あるいは、見られないか)を探ることを目的としている。
カンボジアとタイの国境地帯、ドンレーク山脈の断崖絶壁に位置するプレア・ヴィヒア遺跡(タイ名、カオ・プラウィハーン)は、2008年7月8日、ユネスコの世界遺産に登録された。2007年の下院選挙によりタクシン派のサマック政権が成立していたタイでは、PAD(いわゆる「黄色シャツ」)が、カンボジアによる単独登録を政権にゆさぶりをかける材料とし、世界遺産登録を契機に街頭デモを開始した。また、PADのメンバー数人が遺跡に侵入したことから、カンボジアとタイの両軍が派兵する結果となり、その後の3年間で両軍に計30人以上の死者を出している。
タイ研究では、この問題をタイの国内政治に結びつける論考が複数発表されている。しかしカンボジア研究では、この問題をカンボジアの国内政治との関連から分析した論考は見られない。カンボジアにおいても、与党人民党は、2008年の総選挙に向けたキャンペーンに、プレア・ヴィヒア遺跡の世界遺産登録と領有権問題を大いに利用した。そこで本報告では、タイの女優による「アンコール・ワットはタイのものである」という「発言」をめぐる噂が選挙キャンペーンに利用され、プノンペンにおけるタイ大使館とタイ系企業の襲撃事件にまで発展した2003年の総選挙と、アンコール遺跡をめぐる文化ナショナリズムを刺激する出来事のなかった2013年の総選挙と比較しつつ、プレア・ヴィヒア遺跡をめぐる問題をカンボジア国内政治との関連から分析したい。
なお、問題の発生から数年が経過した現在、タイ人研究者とカンボジア人元外交官がこの問題を扱う著作を共同執筆したり、カンボジア人若手研究者がカンボジアとタイにおける歴史叙述や歴史教育を客観的に分析する博士論文を日本で執筆するといった変化も起きている。そのため、カンボジアの学界における語りの多用化という点についても、若干の言及を行ないたい。
2011年8月、インラック政権の成立により、プレア・ヴィヒア遺跡をめぐる問題には一応の終止符が打たれた。しかし同月、タイの文化大臣が古典舞踊と大型影絵芝居をユネスコ無形文化遺産に登録することを企図し、2008年にこれらをすでに登録していたカンボジアを批判した。カンボジアの文化芸術省は、これら古典舞踊と大型影絵芝居がアンコール時代からつづく伝統であると応酬し、新たに両国間に摩擦を生じかねない事態になった。カンボジア人民党とタクシン派との良好な関係から、この問題はプレア・ヴィヒア遺跡のように両国の関係悪化を招くことはなかったが、これもカンボジアにおける文化ナショナリズムの事例として検討が可能だろう。
報告者は、これまでの文献資料収集から、1980年代以降のカンボジアにおいて、影絵芝居にまつわるタイ語からの借用語を排除していった過程を把握している。また、2001年3月および2014年8月には、シアム・リアプとプノンペンにおいて、影絵芝居の劇団や影絵人形を制作するNGOを一通り訪問する機会を得た。そこで本報告では、カンボジアの影絵芝居ついて記された内戦前から今日に至るまでの文献を概観し、現地調査で得られた知見と対比しつつ、影絵芝居をめぐる語りのあり方についても検討することとしたい。
●東南アジアの社会と文化研究会 2014年度世話人代表・研究会事務局
小島敬裕
kojima(at)cseas.kyoto-u.ac.jp
加藤裕美
kato(at)cseas.kyoto-u.ac.jp
●「東南アジアの社会と文化研究会」のウェブサイトには、今回の研究会の案内、発表要旨、研究発表に関わる写真が掲載されていますので、ご覧ください。
http://www.chiiki.asafas.kyoto-u.ac.jp/syakai-bunka/
オープンな研究会ですので、ぜひお気軽にご参集ください。
事前登録等の手続きは必要ありません。
●日時・場所
2014年11月28日(金)16:00~18:15(15:30開場)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
総合研究2号館(旧・工学部 4号館)4階会議室(AA447)
(京都市左京区吉田本町京都大学本部構内 百万遍のすぐ近くです。)
会場についてはこちらもご参照ください。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access.html
地図が二枚ありますが、下の方の地図(「本部構内」)です。
●話題提供者
笹川秀夫氏
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部准教授
●発表題目
「カンボジアにおける文化ナショナリズムの影響力と多様な語りの可能性:
プレア・ヴィヒア遺跡領有権問題と大型影絵芝居のユネスコ無形文化遺産への登録から」
●発表要旨
本報告は、タイとの間で武力衝突にまで至ったプレア・ヴィヒア遺跡の領有権問題と、同じくタイとの間で摩擦を生じかけた大型影絵芝居のユネスコ無形文化遺産への登録を事例として、近年のカンボジアにおける文化ナショナリズムのあり方を検討する。あわせて、カンボジア文化をめぐる語りにどのような多様性が見られるか(あるいは、見られないか)を探ることを目的としている。
カンボジアとタイの国境地帯、ドンレーク山脈の断崖絶壁に位置するプレア・ヴィヒア遺跡(タイ名、カオ・プラウィハーン)は、2008年7月8日、ユネスコの世界遺産に登録された。2007年の下院選挙によりタクシン派のサマック政権が成立していたタイでは、PAD(いわゆる「黄色シャツ」)が、カンボジアによる単独登録を政権にゆさぶりをかける材料とし、世界遺産登録を契機に街頭デモを開始した。また、PADのメンバー数人が遺跡に侵入したことから、カンボジアとタイの両軍が派兵する結果となり、その後の3年間で両軍に計30人以上の死者を出している。
タイ研究では、この問題をタイの国内政治に結びつける論考が複数発表されている。しかしカンボジア研究では、この問題をカンボジアの国内政治との関連から分析した論考は見られない。カンボジアにおいても、与党人民党は、2008年の総選挙に向けたキャンペーンに、プレア・ヴィヒア遺跡の世界遺産登録と領有権問題を大いに利用した。そこで本報告では、タイの女優による「アンコール・ワットはタイのものである」という「発言」をめぐる噂が選挙キャンペーンに利用され、プノンペンにおけるタイ大使館とタイ系企業の襲撃事件にまで発展した2003年の総選挙と、アンコール遺跡をめぐる文化ナショナリズムを刺激する出来事のなかった2013年の総選挙と比較しつつ、プレア・ヴィヒア遺跡をめぐる問題をカンボジア国内政治との関連から分析したい。
なお、問題の発生から数年が経過した現在、タイ人研究者とカンボジア人元外交官がこの問題を扱う著作を共同執筆したり、カンボジア人若手研究者がカンボジアとタイにおける歴史叙述や歴史教育を客観的に分析する博士論文を日本で執筆するといった変化も起きている。そのため、カンボジアの学界における語りの多用化という点についても、若干の言及を行ないたい。
2011年8月、インラック政権の成立により、プレア・ヴィヒア遺跡をめぐる問題には一応の終止符が打たれた。しかし同月、タイの文化大臣が古典舞踊と大型影絵芝居をユネスコ無形文化遺産に登録することを企図し、2008年にこれらをすでに登録していたカンボジアを批判した。カンボジアの文化芸術省は、これら古典舞踊と大型影絵芝居がアンコール時代からつづく伝統であると応酬し、新たに両国間に摩擦を生じかねない事態になった。カンボジア人民党とタクシン派との良好な関係から、この問題はプレア・ヴィヒア遺跡のように両国の関係悪化を招くことはなかったが、これもカンボジアにおける文化ナショナリズムの事例として検討が可能だろう。
報告者は、これまでの文献資料収集から、1980年代以降のカンボジアにおいて、影絵芝居にまつわるタイ語からの借用語を排除していった過程を把握している。また、2001年3月および2014年8月には、シアム・リアプとプノンペンにおいて、影絵芝居の劇団や影絵人形を制作するNGOを一通り訪問する機会を得た。そこで本報告では、カンボジアの影絵芝居ついて記された内戦前から今日に至るまでの文献を概観し、現地調査で得られた知見と対比しつつ、影絵芝居をめぐる語りのあり方についても検討することとしたい。
●東南アジアの社会と文化研究会 2014年度世話人代表・研究会事務局
小島敬裕
kojima(at)cseas.kyoto-u.ac.jp
加藤裕美
kato(at)cseas.kyoto-u.ac.jp
●「東南アジアの社会と文化研究会」のウェブサイトには、今回の研究会の案内、発表要旨、研究発表に関わる写真が掲載されていますので、ご覧ください。
http://www.chiiki.asafas.kyoto-u.ac.jp/syakai-bunka/
12/21 CKS Public Lecture Series "Colonial System of Fish Exploitation in Cambodia"
The Center for Khmer Studies welcomes Thol Dina, Independent Researcher, University of Tokyo, to the CKS Lecture Series in Phnom Penh for a talk entitled:
Colonial System of Fish Exploitation in Cambodia:
How Did it Start?
Date: 21 November 2014
Time: 6 - 7.30 pm
Venue:
CKS Phnom Penh
234 Street 450
Tuol Tumpung II, Chamkamorn,
Phnom Penh
Please Confirm attendance by 21/11/2014
Email: puthea_sim[atmark]khmerstudies.org or call 023 991 937
Abstract:
In March 2012, the government of Cambodia announced the abolishment of all the fishing lots throughout the country. This “deep and historical fishery reform” was widely broadcasted and reported. However, little is known about the history of fishery lots in Cambodia and how it actually functioned.
Founded in the late 19th century, the system has evolved significantly through time. During the period of the French Protectorate, the management and exploitation of fishing lots were predominantly under Chinese and Vietnamese control. While the main objective of the French Administration was to collect tax from lot owners, there were also indications that, to some extent, the system protected small-scale Cambodian fishermen from being exploited by Chinese and Annamite lot owners. Using primary and archival data, Thol Dina will examine the early days of Cambodia’s fishery resource administration in the country and discuss lessons learned from fisheries management and people’s resistance to the implementation of the fishing lots system.
Thol Dina recently graduated (2014) from the University of Tokyo, Japan, majoring in International Studies. His research interests include natural resource policy and politics, community-based resource management, history, and anthropology. He recently published two articles on the fisheries politics and the commons management in the Journal of Development Studies and the International of the Commons.
Colonial System of Fish Exploitation in Cambodia:
How Did it Start?
Date: 21 November 2014
Time: 6 - 7.30 pm
Venue:
CKS Phnom Penh
234 Street 450
Tuol Tumpung II, Chamkamorn,
Phnom Penh
Please Confirm attendance by 21/11/2014
Email: puthea_sim[atmark]khmerstudies.org or call 023 991 937
Abstract:
In March 2012, the government of Cambodia announced the abolishment of all the fishing lots throughout the country. This “deep and historical fishery reform” was widely broadcasted and reported. However, little is known about the history of fishery lots in Cambodia and how it actually functioned.
Founded in the late 19th century, the system has evolved significantly through time. During the period of the French Protectorate, the management and exploitation of fishing lots were predominantly under Chinese and Vietnamese control. While the main objective of the French Administration was to collect tax from lot owners, there were also indications that, to some extent, the system protected small-scale Cambodian fishermen from being exploited by Chinese and Annamite lot owners. Using primary and archival data, Thol Dina will examine the early days of Cambodia’s fishery resource administration in the country and discuss lessons learned from fisheries management and people’s resistance to the implementation of the fishing lots system.
Thol Dina recently graduated (2014) from the University of Tokyo, Japan, majoring in International Studies. His research interests include natural resource policy and politics, community-based resource management, history, and anthropology. He recently published two articles on the fisheries politics and the commons management in the Journal of Development Studies and the International of the Commons.
2014年10月23日
10/25 広島史学研究会研究大会シンポジウム「フィールドワークにみる水辺の人々」
広島史学研究会では
以下のようなシンポジウムを開催致します。
広島史学研究会研究大会シンポジウム
10月25日13時~17時30分
於広島大学大学院総合科学研究科K107教室(東広島キャンパス)
テーマ「フィールドワークにみる水辺の人々」
報 告
「瀬戸内海の里海と生活の多様性とすみわけ」
愛知大学 印南敏秀
「メコン河の水辺に生きるベトナム人:
カンボジア南東部の村における自然・生活・民族間関係」
国立民族学博物館外来研究員 松井 生子
「東・東南アジアにおける国民国家の形成と船上生活漁民
― 文献史料とフィールドワークの射程―」
広島大学 太田 出
翌26日10時からは同所にて各部会(日本史、東洋史、西洋史、考古学、文化財学等)が開かれます。
詳しくは
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hiroshig/
をご覧ください。
以下のようなシンポジウムを開催致します。
広島史学研究会研究大会シンポジウム
10月25日13時~17時30分
於広島大学大学院総合科学研究科K107教室(東広島キャンパス)
テーマ「フィールドワークにみる水辺の人々」
報 告
「瀬戸内海の里海と生活の多様性とすみわけ」
愛知大学 印南敏秀
「メコン河の水辺に生きるベトナム人:
カンボジア南東部の村における自然・生活・民族間関係」
国立民族学博物館外来研究員 松井 生子
「東・東南アジアにおける国民国家の形成と船上生活漁民
― 文献史料とフィールドワークの射程―」
広島大学 太田 出
翌26日10時からは同所にて各部会(日本史、東洋史、西洋史、考古学、文化財学等)が開かれます。
詳しくは
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hiroshig/
をご覧ください。
2014年9月26日
10/18 【再掲:教室確定】東南アジア学会、九州例会
九州地区例会(10月18日開催)の教室が確定したので、ご案内を再送致します。
また、発表で扱う時代を時系列に沿って並べる方が適切と考え、発表の順序を入れ替えました。
今回は、科研費基盤研究(B)「カンボジア仏教の歴史・人類学的研究:国民・民族文化創生のダイナミズム 」(研究代表者、笹川秀夫)との共催で、別府の立命館アジア太平洋大学での開催となります。
<2014年度第3回例会>
日時:2014年10月18日(土)14:30~17:40
場所:立命館アジア太平洋大学 B棟5階 SPR8教室
アクセス:http://www.apu.ac.jp/home/contents/index.php?path_info=access.html&content_id=5&lang=japanese
14:30~16:00
報告者1:新谷春乃(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
博士課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「自国史の再編―ポル・ポト体制後の「カンボジア史」像構築の試み」
16:10~17:40
報告者2:上村未来(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科
地域研究専攻博士後期課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「2013年総選挙におけるカンボジア人民党の支持獲得戦略
-青年ボランティア動員による土地測量と住民への所有権付与-」
<お問い合わせ先>
鈴木陽一 y-suzuki[atmark]shimonoseki-cu.ac.jp
笹川秀夫 sasagawa[atmark]apu.ac.jp
また、発表で扱う時代を時系列に沿って並べる方が適切と考え、発表の順序を入れ替えました。
今回は、科研費基盤研究(B)「カンボジア仏教の歴史・人類学的研究:国民・民族文化創生のダイナミズム 」(研究代表者、笹川秀夫)との共催で、別府の立命館アジア太平洋大学での開催となります。
<2014年度第3回例会>
日時:2014年10月18日(土)14:30~17:40
場所:立命館アジア太平洋大学 B棟5階 SPR8教室
アクセス:http://www.apu.ac.jp/home/contents/index.php?path_info=access.html&content_id=5&lang=japanese
14:30~16:00
報告者1:新谷春乃(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
博士課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「自国史の再編―ポル・ポト体制後の「カンボジア史」像構築の試み」
16:10~17:40
報告者2:上村未来(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科
地域研究専攻博士後期課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「2013年総選挙におけるカンボジア人民党の支持獲得戦略
-青年ボランティア動員による土地測量と住民への所有権付与-」
<お問い合わせ先>
鈴木陽一 y-suzuki[atmark]shimonoseki-cu.ac.jp
笹川秀夫 sasagawa[atmark]apu.ac.jp
2014年9月11日
9/20 カンボジア市民フォーラム主催設立20周年シンポジウム「つながる × 国際協力 × アクション -カンボジア20年の経験とこれから-」
カンボジア市民フォーラム主催設立20周年シンポジウム
つながる × 国際協力 × アクション -カンボジア20年の経験とこれから-
カンボジアの現代史は日本の国際協力活動に大きな影響を与えました。
35年前のポル・ポト政権崩壊直後、日本から多くの人々が難民救援活動のため難民キャンプに赴き、現在の日本の国際協力NGOの礎を築いたのです。
このシンポジウムでは、まずカンボジアの歴史と日本の国際協力との関わりの変化をお話します。
次に、ネットワーク団体である「カンボジア市民フォーラム」の活動を振り返り、一国に焦点を置いたネットワークの意義を議論します。
そして、最後にネットワークへの関わり方の多様な形をご紹介します。
国際協力に関わりたいと思っている方、既に関わっている方にも必ず得られるものがあるシンポジウムです。
カンボジアのみならず他国にも適用できる学びを提供します。
ぜひご参加ください!!
日時:2014年9月20日(土)13:00‐17:30(12:50開場)
会場:ハロー貸会議室神保町(東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル10F)
■アクセス
東京メトロ半蔵門線 神保町駅 A5徒歩3分
都営新宿線 神保町駅 A5徒歩3分
都営三田線 神保町駅 A5徒歩3分
JR中央・総武線 御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口徒歩7分
■参加費:1,000円(一般の方)/500円(学生およびカンボジア市民フォーラム個人会員)
■定員:80名
■参加方法:事前申し込み制。参加のお申し込みは、こちら
【プログラム】
第1部:基調講演「カンボジアとともに歩んだ30年-歴史と現状」
講演者 手束耕治
(カンボジア市民フォーラム世話人/シャンティ国際ボランティア会〔SVA〕カンボジア事務所アドバイザー/在カンボジア日本人会会長)
第2部:新旧事務局長対談「ネットワークNGOの20年の活動成果と意義」
対談者
熊岡路矢(カンボジア市民フォーラム共同代表世話人/日本映画大学教授)
山田裕史(カンボジア市民フォーラム事務局長/東京大学持続的平和研究センター研究員)
第3部:パネルディスカッション「様々な形で“つながる”-ネットワークとの関わり方」
山﨑勝(カンボジア市民フォーラム世話人/日本国際ボランティアセンター〔JVC〕カンボジア事業担当)
佐藤真美(シェア=国際保健協力市民の会事務局長)
米倉雪子(昭和女子大学准教授/ピダン・プロジェクト・チーム駐日代表)
濱田真梨子(津田塾大学学生団体・レアスマイル/津田塾大学3年)
赤堀公紀(上智大学インカレサークルCeeK/上智大学2年)
【お問い合わせ】カンボジア市民フォーラム事務局
E-mail: pefocj[atmark]hotmail.co.jp TEL: 03-3834-2407 FAX: 03-3835-0519
つながる × 国際協力 × アクション -カンボジア20年の経験とこれから-
カンボジアの現代史は日本の国際協力活動に大きな影響を与えました。
35年前のポル・ポト政権崩壊直後、日本から多くの人々が難民救援活動のため難民キャンプに赴き、現在の日本の国際協力NGOの礎を築いたのです。
このシンポジウムでは、まずカンボジアの歴史と日本の国際協力との関わりの変化をお話します。
次に、ネットワーク団体である「カンボジア市民フォーラム」の活動を振り返り、一国に焦点を置いたネットワークの意義を議論します。
そして、最後にネットワークへの関わり方の多様な形をご紹介します。
国際協力に関わりたいと思っている方、既に関わっている方にも必ず得られるものがあるシンポジウムです。
カンボジアのみならず他国にも適用できる学びを提供します。
ぜひご参加ください!!
日時:2014年9月20日(土)13:00‐17:30(12:50開場)
会場:ハロー貸会議室神保町(東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル10F)
■アクセス
東京メトロ半蔵門線 神保町駅 A5徒歩3分
都営新宿線 神保町駅 A5徒歩3分
都営三田線 神保町駅 A5徒歩3分
JR中央・総武線 御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口徒歩7分
■参加費:1,000円(一般の方)/500円(学生およびカンボジア市民フォーラム個人会員)
■定員:80名
■参加方法:事前申し込み制。参加のお申し込みは、こちら
【プログラム】
第1部:基調講演「カンボジアとともに歩んだ30年-歴史と現状」
講演者 手束耕治
(カンボジア市民フォーラム世話人/シャンティ国際ボランティア会〔SVA〕カンボジア事務所アドバイザー/在カンボジア日本人会会長)
第2部:新旧事務局長対談「ネットワークNGOの20年の活動成果と意義」
対談者
熊岡路矢(カンボジア市民フォーラム共同代表世話人/日本映画大学教授)
山田裕史(カンボジア市民フォーラム事務局長/東京大学持続的平和研究センター研究員)
第3部:パネルディスカッション「様々な形で“つながる”-ネットワークとの関わり方」
山﨑勝(カンボジア市民フォーラム世話人/日本国際ボランティアセンター〔JVC〕カンボジア事業担当)
佐藤真美(シェア=国際保健協力市民の会事務局長)
米倉雪子(昭和女子大学准教授/ピダン・プロジェクト・チーム駐日代表)
濱田真梨子(津田塾大学学生団体・レアスマイル/津田塾大学3年)
赤堀公紀(上智大学インカレサークルCeeK/上智大学2年)
【お問い合わせ】カンボジア市民フォーラム事務局
E-mail: pefocj[atmark]hotmail.co.jp TEL: 03-3834-2407 FAX: 03-3835-0519
2014年8月14日
10/18 東南アジア学会、九州例会
九州地区例会(10月18日開催)のご案内をお送り致します。
今回は、科研費基盤研究(B)「カンボジア仏教の歴史・人類学的研究:国民・民族文化創生のダイナミズム 」(研究代表者、笹川秀夫)との共催で、別府の立命館アジア太平洋大学での開催となります。
<2014年度第3回例会>
日時:2014年10月18日(土)14:30~17:40
場所:立命館アジア太平洋大学 B棟5階
(教室は、SPR7、SPR8、SPR9のいずれかを予定しています。詳細が決まり次第、あらためてお伝えいたします。)
アクセス:http://www.apu.ac.jp/home/contents/index.php?path_info=access.html&content_id=5&lang=japanese
14:30~16:00
報告者1:上村未来(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科
地域研究専攻博士後期課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「2013年総選挙におけるカンボジア人民党の支持獲得戦略
-青年ボランティア動員による土地測量と住民への所有権付与-」
16:10~17:40
報告者2:新谷春乃(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
博士課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「自国史の再編―ポル・ポト体制後の「カンボジア史」像
構築の試み」
<お問い合わせ先>
鈴木陽一 y-suzuki[atmark]shimonoseki-cu.ac.jp
笹川秀夫 sasagawa[atmark]apu.ac.jp
今回は、科研費基盤研究(B)「カンボジア仏教の歴史・人類学的研究:国民・民族文化創生のダイナミズム 」(研究代表者、笹川秀夫)との共催で、別府の立命館アジア太平洋大学での開催となります。
<2014年度第3回例会>
日時:2014年10月18日(土)14:30~17:40
場所:立命館アジア太平洋大学 B棟5階
(教室は、SPR7、SPR8、SPR9のいずれかを予定しています。詳細が決まり次第、あらためてお伝えいたします。)
アクセス:http://www.apu.ac.jp/home/contents/index.php?path_info=access.html&content_id=5&lang=japanese
14:30~16:00
報告者1:上村未来(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科
地域研究専攻博士後期課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「2013年総選挙におけるカンボジア人民党の支持獲得戦略
-青年ボランティア動員による土地測量と住民への所有権付与-」
16:10~17:40
報告者2:新谷春乃(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻
博士課程/日本学術振興会特別研究員DC)
タイトル:「自国史の再編―ポル・ポト体制後の「カンボジア史」像
構築の試み」
<お問い合わせ先>
鈴木陽一 y-suzuki[atmark]shimonoseki-cu.ac.jp
笹川秀夫 sasagawa[atmark]apu.ac.jp
2014年7月23日
11/22-24 Southeast Asia Seminar "Connectivity in Southeast Asia"
京都大学東南アジア研究所では、11月22~24日に、カンボジアのシエムリアップでConnectivity in Southeast Asiaと題するセミナーを開催します。同セミナーは、1977年より毎年一度、東南アジア研究所が、若手の学生・研究者を集めて東南アジア研究に関わるホットイシューを検討するものです。2010年以降は、海外に場所を移して開催してきましたが、今年はカンボジアで行うことになりました。
参加希望者は、まず、以下のURLにアクセスして登録を行ってください。その後、8月後半に予定されているセレクションで受講者を決定します。日本からは、2~3名の予定です。参加費用は、東南アジア研究所が負担します。
英語ベースのセミナーですが、東南アジア各国から集まる若手研究者と交流を深める良い機会ですので、ぜひ応募をご検討ください。
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/fostering-research/young-researcher-education/southeast-asian-seminar-2014/
Southeast Asia Seminar
The Southeast Asia Seminar has been held every summer since 1977. Initially, the seminar ran for two weeks, offering intensive lectures that provided an overview of the nature, culture, society, economy, and other aspects of the region and the basic knowledge needed to understand the concept of area studies. Subsequently, it became more topically focused, and the period had been shortened to one week for the convenience of participants. The seminar is open to the public and has attracted numerous participants each year, particularly postgraduate students starting their engagement with Southeast Asian studies. Since the 1990s, with the increase in similar seminars off-campus, we attracted continued interest by choosing relevant topics and changing the format of participation. In seeking to go with the times, at the 33rd seminar in Kyoto, we attempted an all-English seminar including lecturers from outside Japan. Since then, we have been holding a series of seminars in different countries in Southeast Asia, and participants have applied from all over the world. It provides a great opportunity for Japanese graduate students and post-doctoral researchers to exchange ideas with young scholars outside of Japan. The 36th seminar was held in collaboration with the Cebuano Studies Center of the University of San Carlos and was entitled “Cities and Cultures in Southeast Asia.” 20 researchers from 13 nations in Southeast Asian and also the U.K., Germany and the U.S. participated. The seminar has come to offer a framework for exchanges between young and upcoming scholars in the region.
Southeast Asia Seminar 2014 »
Connectivity in Southeast Asia:
Multidisciplinary approaches to understanding global transformations
Connectivity has always been a part of Southeast Asian culture and nature and defined relations both within and beyond nations in the region. This seminar will explore and examine the interface between both old and new forms of connectivity in the region. Through multidisciplinary approaches that tackle the concept of connectivity, it will also shed light on how people, products and ideas are linked across spatial and temporal boundaries both in the past and the present. Vibrant forms of connectivity have always existed in Southeast Asia.
However, how did cultural, religious, political, and economic flows enable long-distance connectivity between places and peoples across the region in the past? And what are the significant new lines of connectivity that enhance or disrupt the old modes of connectivity?
Increasing participation in a global economy, increasing mobility, and regional integration has accelerated connectivity in people’s lives in Southeast Asia at a national, regional, and global level. People, goods, services, and information are moving faster than ever creating new connections. Under these dynamic global conditions, how are the mutual interactions between human activity and the natural environment changing?
In 2015, Southeast Asia will undergo a major transformation and become ASEAN Economic Community (AEC). On one hand, this shows an effort to formalize region-wide connectivity and integration. What forms of grassroots and informal connectivity are emerging in the region? How will institutional connectivity between nations and across civilsocieties influence each other?
The seminar will focus on themes of particular relevance to reviewing connectivity in Southeast Asia from a multidisciplinary perspective in order to assess the dynamism and interconnectedness of the region. We approach this region in terms of connectivity: historical, geographical, religious, and cultural. Though four sessions “Scale of connectivity: linking places across borders,” “Mobility and Connectivity,” “Human Nature Connectivity,” and “Communicative connectivity: information, media, and language” as well as field observations in Siem Reap, Cambodia, the seminar will examine how places and people have been connected and consider the multiple spatial connections in Southeast Asia, including migration flows, media, telecommunication lines, cultural diffusions, trade networks, resource flows, and social movements.
The Southeast Asia Seminar has been held annually by the Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University since 1977. Organized thematically around a variety of topics, the seminar offers three full days of intensive lectures by experts in the field and group discussions and presentations by the participants.This year, the Southeast Asia Seminar will be an international seminar held in Siem Reap. It is currently looking for applications from young and up-and-coming scholars in Southeast and East Asia.
Participation is free. Roundtrip airfare, accommodation, and per diem
allowance for the seminar will be covered by the sponsors.
Applications
We are accepting applications for the seminar. Successful applicants will be contacted toward the end of August.
参加希望者は、まず、以下のURLにアクセスして登録を行ってください。その後、8月後半に予定されているセレクションで受講者を決定します。日本からは、2~3名の予定です。参加費用は、東南アジア研究所が負担します。
英語ベースのセミナーですが、東南アジア各国から集まる若手研究者と交流を深める良い機会ですので、ぜひ応募をご検討ください。
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/fostering-research/young-researcher-education/southeast-asian-seminar-2014/
Southeast Asia Seminar
The Southeast Asia Seminar has been held every summer since 1977. Initially, the seminar ran for two weeks, offering intensive lectures that provided an overview of the nature, culture, society, economy, and other aspects of the region and the basic knowledge needed to understand the concept of area studies. Subsequently, it became more topically focused, and the period had been shortened to one week for the convenience of participants. The seminar is open to the public and has attracted numerous participants each year, particularly postgraduate students starting their engagement with Southeast Asian studies. Since the 1990s, with the increase in similar seminars off-campus, we attracted continued interest by choosing relevant topics and changing the format of participation. In seeking to go with the times, at the 33rd seminar in Kyoto, we attempted an all-English seminar including lecturers from outside Japan. Since then, we have been holding a series of seminars in different countries in Southeast Asia, and participants have applied from all over the world. It provides a great opportunity for Japanese graduate students and post-doctoral researchers to exchange ideas with young scholars outside of Japan. The 36th seminar was held in collaboration with the Cebuano Studies Center of the University of San Carlos and was entitled “Cities and Cultures in Southeast Asia.” 20 researchers from 13 nations in Southeast Asian and also the U.K., Germany and the U.S. participated. The seminar has come to offer a framework for exchanges between young and upcoming scholars in the region.
Southeast Asia Seminar 2014 »
Connectivity in Southeast Asia:
Multidisciplinary approaches to understanding global transformations
Connectivity has always been a part of Southeast Asian culture and nature and defined relations both within and beyond nations in the region. This seminar will explore and examine the interface between both old and new forms of connectivity in the region. Through multidisciplinary approaches that tackle the concept of connectivity, it will also shed light on how people, products and ideas are linked across spatial and temporal boundaries both in the past and the present. Vibrant forms of connectivity have always existed in Southeast Asia.
However, how did cultural, religious, political, and economic flows enable long-distance connectivity between places and peoples across the region in the past? And what are the significant new lines of connectivity that enhance or disrupt the old modes of connectivity?
Increasing participation in a global economy, increasing mobility, and regional integration has accelerated connectivity in people’s lives in Southeast Asia at a national, regional, and global level. People, goods, services, and information are moving faster than ever creating new connections. Under these dynamic global conditions, how are the mutual interactions between human activity and the natural environment changing?
In 2015, Southeast Asia will undergo a major transformation and become ASEAN Economic Community (AEC). On one hand, this shows an effort to formalize region-wide connectivity and integration. What forms of grassroots and informal connectivity are emerging in the region? How will institutional connectivity between nations and across civilsocieties influence each other?
The seminar will focus on themes of particular relevance to reviewing connectivity in Southeast Asia from a multidisciplinary perspective in order to assess the dynamism and interconnectedness of the region. We approach this region in terms of connectivity: historical, geographical, religious, and cultural. Though four sessions “Scale of connectivity: linking places across borders,” “Mobility and Connectivity,” “Human Nature Connectivity,” and “Communicative connectivity: information, media, and language” as well as field observations in Siem Reap, Cambodia, the seminar will examine how places and people have been connected and consider the multiple spatial connections in Southeast Asia, including migration flows, media, telecommunication lines, cultural diffusions, trade networks, resource flows, and social movements.
The Southeast Asia Seminar has been held annually by the Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University since 1977. Organized thematically around a variety of topics, the seminar offers three full days of intensive lectures by experts in the field and group discussions and presentations by the participants.This year, the Southeast Asia Seminar will be an international seminar held in Siem Reap. It is currently looking for applications from young and up-and-coming scholars in Southeast and East Asia.
Participation is free. Roundtrip airfare, accommodation, and per diem
allowance for the seminar will be covered by the sponsors.
Applications
We are accepting applications for the seminar. Successful applicants will be contacted toward the end of August.
2014年7月19日
7/24 CKS Lecture "Separating powers and strengthening colonial control"
The Center for Khmer Studies welcomes Sally Low, PhD Researcher at the School of Law, University of Melbourne Australia to the CKS Lecture Series in Phnom Penh for a talk entitled:
Separating powers and strengthening colonial control:
Re-structuring of Cambodia's courts and laws,
1901 - 1924
Date: 24th July 2014
Time: 6 - 7 pm
Venue:
CKS Phnom Penh
234 Street 450
Tuol Tumpung II, Chamkamorn,
Phnom Penh
Please Confirm attendance by 23/7/2014
Email: puthea_sim[atmark]khmerstudies.org or call 023 991 937
Abstract:
There were great changes in the Cambodian courts and laws during the years from 1901 to 1924. The French Protectorate of Cambodia, with the cooperation of King Sisowath, re-organised Cambodian courts into a hierarchy that resembled that of French courts. Cambodian laws were codified in forms that resembled French legal codes. During that time, judicial and administrative roles were gradually separated.
Sally will discuss this process and its significance, in the context of debates about the legacy left by European colonisation. Some scholars argue that colonial powers only used law to establish and to justify colonial rule, not to encourage concepts of democracy or to uphold the rights of less powerful people. Further, they argue that the legacy of colonial law was a collection of ‘alien ideologies and institutions.’ However, other scholars argue that laws and courts established by European colonisers had several different impacts. Yes, law was used to establish and to justify European control, but anti-colonial nationalists sometimes also used western legal ideals and courts to challenge colonial domination. Further, some oppressed groups within colonised societies gained protection from colonial courts. Using these debates, her research examines the legal legacy of the French Protectorate in Cambodia (1863-1953).
Sally Low has worked in international development since 1993, when she first came to Cambodia as a volunteer. Since then she has continued to visit Cambodia and she worked here again during 2008-9. Sally has worked on law and development projects in Indonesia, Vietnam and Vanuatu. She has co-authored two articles about donor assistance to the law and justice sector of Cambodia. Academic qualifications include: BA, LLB (hons), Macquarie University and LLM, University of Melbourne.
Please visit our website for further information.
http://khmerstudies.org/events/public-lecture-series/
Separating powers and strengthening colonial control:
Re-structuring of Cambodia's courts and laws,
1901 - 1924
Date: 24th July 2014
Time: 6 - 7 pm
Venue:
CKS Phnom Penh
234 Street 450
Tuol Tumpung II, Chamkamorn,
Phnom Penh
Please Confirm attendance by 23/7/2014
Email: puthea_sim[atmark]khmerstudies.org or call 023 991 937
Abstract:
There were great changes in the Cambodian courts and laws during the years from 1901 to 1924. The French Protectorate of Cambodia, with the cooperation of King Sisowath, re-organised Cambodian courts into a hierarchy that resembled that of French courts. Cambodian laws were codified in forms that resembled French legal codes. During that time, judicial and administrative roles were gradually separated.
Sally will discuss this process and its significance, in the context of debates about the legacy left by European colonisation. Some scholars argue that colonial powers only used law to establish and to justify colonial rule, not to encourage concepts of democracy or to uphold the rights of less powerful people. Further, they argue that the legacy of colonial law was a collection of ‘alien ideologies and institutions.’ However, other scholars argue that laws and courts established by European colonisers had several different impacts. Yes, law was used to establish and to justify European control, but anti-colonial nationalists sometimes also used western legal ideals and courts to challenge colonial domination. Further, some oppressed groups within colonised societies gained protection from colonial courts. Using these debates, her research examines the legal legacy of the French Protectorate in Cambodia (1863-1953).
Sally Low has worked in international development since 1993, when she first came to Cambodia as a volunteer. Since then she has continued to visit Cambodia and she worked here again during 2008-9. Sally has worked on law and development projects in Indonesia, Vietnam and Vanuatu. She has co-authored two articles about donor assistance to the law and justice sector of Cambodia. Academic qualifications include: BA, LLB (hons), Macquarie University and LLM, University of Melbourne.
Please visit our website for further information.
http://khmerstudies.org/events/public-lecture-series/
2014年7月12日
7/18 CKS Lecture "Student Monks, Temples, Pilgrims and Donors: Cambodian Buddhism in Sri Lanka and India"
The Center for Khmer Studies welcomes Prof. John Marston, Center for Asian and African Studies, El Colegio de México to the CKS Lecture Series in Phnom Penh for a talk entitled:
Student Monks, Temples, Pilgrims and Donors:
Cambodian Buddhism in Sri Lanka and India
Date: 18th July 2014
Time: 6 - 7 pm
Venue:
CKS Phnom Penh
234 Street 450
Tuol Tumpung II, Chamkamorn,
Phnom Penh
Please Confirm attendance by 17/7/2014
Email: puthea_sim[atmark]khmerstudies.org or call 023 991 937
Abstract:
This talk explores the transnationalism of Cambodian Buddhism by looking at a number of inter-related phenomena taking place since the early 1990s in Sri Lanka and India:
· Cambodian monks pursuing education,
· Buddhist pilgrimage by Cambodian groups,
· the building of Cambodian-style temples,
· and, underpinning all of this, religious donation - by Cambodians from Cambodia itself as well as the overseas Cambodian community.
The talk asks: to what extent do these transnational processes tell us something significant about the direction of contemporary Cambodian Buddhism?
John Marston is a professor at the Center for Asian and African Studies of El Colegio de México in Mexico City. His interest in Cambodia grew out of work with Cambodian refugees in the 1980s, and he has been coming to Cambodia since 1989. He completed a doctorate in anthropology at University of Washington in 1997. He has edited three collections of articles: History, Buddhism and New Religious Movements in Cambodia; Anthropology and Community in Cambodia; and Ethnicity, Borders, and the Grassroots Interface with the State.
Please visit our website for further information.
http://khmerstudies.org/events/public-lecture-series/
Sim Puthea
Center for Khmer Studies
Phnom Penh
Cambodia
Student Monks, Temples, Pilgrims and Donors:
Cambodian Buddhism in Sri Lanka and India
Date: 18th July 2014
Time: 6 - 7 pm
Venue:
CKS Phnom Penh
234 Street 450
Tuol Tumpung II, Chamkamorn,
Phnom Penh
Please Confirm attendance by 17/7/2014
Email: puthea_sim[atmark]khmerstudies.org or call 023 991 937
Abstract:
This talk explores the transnationalism of Cambodian Buddhism by looking at a number of inter-related phenomena taking place since the early 1990s in Sri Lanka and India:
· Cambodian monks pursuing education,
· Buddhist pilgrimage by Cambodian groups,
· the building of Cambodian-style temples,
· and, underpinning all of this, religious donation - by Cambodians from Cambodia itself as well as the overseas Cambodian community.
The talk asks: to what extent do these transnational processes tell us something significant about the direction of contemporary Cambodian Buddhism?
John Marston is a professor at the Center for Asian and African Studies of El Colegio de México in Mexico City. His interest in Cambodia grew out of work with Cambodian refugees in the 1980s, and he has been coming to Cambodia since 1989. He completed a doctorate in anthropology at University of Washington in 1997. He has edited three collections of articles: History, Buddhism and New Religious Movements in Cambodia; Anthropology and Community in Cambodia; and Ethnicity, Borders, and the Grassroots Interface with the State.
Please visit our website for further information.
http://khmerstudies.org/events/public-lecture-series/
Sim Puthea
Center for Khmer Studies
Phnom Penh
Cambodia
7/26 海域アジア史研究会7月例会
海域アジア史研究会7月例会のご案内をいたします。
今回は開始時間や会場の建物が通常と異なりますのでご注意下さい。
《海域アジア史研究会7月例会》
【日時】:7月26日(土)13時00分~18時00頃
【会場】:大阪大学豊中キャンパス、全学教育推進機構総合棟1
(スチューデント・コモンズ)2階 セミナー室1
(旧:大学教育実践センター教育研究棟)
豊中キャンパスへのアクセス: http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/
キャンパス内での会場までのアクセス: http://www.celas.osaka-u.ac.jp/access
【発表者・発表タイトル(敬称略)】
1)研究報告
中井勇人(大阪大学文学研究科博士前期課程)
「15世紀前半における女真人の朝鮮通交」(仮)
2)ミニシンポジウム「外交文書から見る近世東南アジアと日本」
蓮田隆志(新潟大学環東アジア研究センター准教授)
米谷均(早稲田大学商学部非常勤講師)
「近世日越交渉のはじまりをめぐって」
北川香子(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
岡本真(東京大学史料編纂所助教)
「柬埔寨国書について」
*本報告は、岡本氏が海外研修中のため、北川氏お一人での報告となります。
※研究会後、阪急石橋駅周辺のお店で懇親会を予定しております。
※レジュメ代として200円ご用意下さい。
Monthly Meeting of Research Group of Maritime Asian History
Date : 13:00-18:00, Saturday, July 26, 2014
Venue: Seminar Room 1, 2nd floor, Center for Education
in Liberal Arts and Sciences (Student Commons)
Toyonaka Campus, Osaka University
(1-16, Machikaneyama-cho, Toyonaka City)
Access Map: http://www.osaka-u.ac.jp/en/access/index.html
Program:
1) Presentation
NAKAI Yuto(Graduate School of Letters, Osaka Univ.)
Title: Jurchen-Korean relation in the first half of 15th century
2) Mini Symposium on "The Early Modern Southeast Asia and Japan"
HASUDA Takashi (Niigata Univ.) & YONETANI Hitoshi (Waseda Univ.)
Title: About the beginning of Japan-Viet Nam relations in the Early Modern Era
KITAGAWA Takako (Gakushuin Univ./Aoyama Gakuin Univ.) &
OKAMOTO Makoto (The Historiographical Inst., The Univ.of Tokyo)
Title: On the Credentials of Cambodia
----------問い合わせ先-------------
〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
大阪大学文学部・文学研究科東洋史学研究室内
冨田暁(大阪大学文学研究科博士後期課程・海域アジア史研究会事務局)
Email: tomynovember●hotmail.com (●を@にしてお送り下さい)
Tel(研究室): 06-6850-6111 / Fax(研究室): 06-6850-5091
海域アジア史研究会公式ブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/kaiikiofficial/
今回は開始時間や会場の建物が通常と異なりますのでご注意下さい。
《海域アジア史研究会7月例会》
【日時】:7月26日(土)13時00分~18時00頃
【会場】:大阪大学豊中キャンパス、全学教育推進機構総合棟1
(スチューデント・コモンズ)2階 セミナー室1
(旧:大学教育実践センター教育研究棟)
豊中キャンパスへのアクセス: http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/
キャンパス内での会場までのアクセス: http://www.celas.osaka-u.ac.jp/access
【発表者・発表タイトル(敬称略)】
1)研究報告
中井勇人(大阪大学文学研究科博士前期課程)
「15世紀前半における女真人の朝鮮通交」(仮)
2)ミニシンポジウム「外交文書から見る近世東南アジアと日本」
蓮田隆志(新潟大学環東アジア研究センター准教授)
米谷均(早稲田大学商学部非常勤講師)
「近世日越交渉のはじまりをめぐって」
北川香子(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
岡本真(東京大学史料編纂所助教)
「柬埔寨国書について」
*本報告は、岡本氏が海外研修中のため、北川氏お一人での報告となります。
※研究会後、阪急石橋駅周辺のお店で懇親会を予定しております。
※レジュメ代として200円ご用意下さい。
Monthly Meeting of Research Group of Maritime Asian History
Date : 13:00-18:00, Saturday, July 26, 2014
Venue: Seminar Room 1, 2nd floor, Center for Education
in Liberal Arts and Sciences (Student Commons)
Toyonaka Campus, Osaka University
(1-16, Machikaneyama-cho, Toyonaka City)
Access Map: http://www.osaka-u.ac.jp/en/access/index.html
Program:
1) Presentation
NAKAI Yuto(Graduate School of Letters, Osaka Univ.)
Title: Jurchen-Korean relation in the first half of 15th century
2) Mini Symposium on "The Early Modern Southeast Asia and Japan"
HASUDA Takashi (Niigata Univ.) & YONETANI Hitoshi (Waseda Univ.)
Title: About the beginning of Japan-Viet Nam relations in the Early Modern Era
KITAGAWA Takako (Gakushuin Univ./Aoyama Gakuin Univ.) &
OKAMOTO Makoto (The Historiographical Inst., The Univ.of Tokyo)
Title: On the Credentials of Cambodia
----------問い合わせ先-------------
〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
大阪大学文学部・文学研究科東洋史学研究室内
冨田暁(大阪大学文学研究科博士後期課程・海域アジア史研究会事務局)
Email: tomynovember●hotmail.com (●を@にしてお送り下さい)
Tel(研究室): 06-6850-6111 / Fax(研究室): 06-6850-5091
海域アジア史研究会公式ブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/kaiikiofficial/
8/2-8 カンボジア映画 『おばあちゃんが伝えたかったこと~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』 上演
-カンボジア映画 『おばあちゃんが伝えたかったこと~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』 公開のご案内-
カンボジアの巨匠、リティ・パニュ監督最新作『消えた画~クメール・ルージュの真実』の日本公開に合わせ、『おばあちゃんが伝えたかったこと~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』 を、8月2日(土)から渋谷・ユーロスペースにて公開します。
初日のシンポジウムをはじめ、毎日夜の回の上映前には多彩なゲストをお招きしてトークイベントを開催いたします。
みなさまのご来場、心よりお待ちしております。
/////////////////////////////////////
『おばあちゃんが伝えたかったこと~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』
監督:エラ・プリーセ、ヌ・ヴァ、トゥノル・ロ村の人々 カンボジア/ 2011/ 54分
公式ウェブサイト:thnollok.jp
公式facebookページ:https://www.facebook.com/thnollok
■あらすじ
カンボジアでは、1975~79年のクメール・ルージュの支配下で200万人もの人が亡くなったと言われる。2008年、プノンペンで旧ポル・ポト政権の虐殺を裁く特別法廷が開かれるなか、監督らは"キリング・フィールド"近くのトゥノル・ロ村へカメラや機材を持ち込み、ポル・ポト時代を生き延びた人々の記憶を掘り起し、若い世代に伝えていくため、ワークショップを行う。村人たちは、監督たちの思いを越えて、辛い記憶を再現する映画をつくりはじめる。
■会場
ユーロスペース(145席) 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F (渋谷・文化村前交差点左折)
TEL:03-3461-0211
■チケット
一般 / 大学・専門学校生 / シニア:1200円(当日券のみ)
ユーロスペース会員:1000円
■スケジュール
2014年8月2日(土)~8月8日(金)
*時間と登壇者は事情により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
●8/2(土)
11:00-(上映 )/ 18:45-(シンポジウム)/ 20:00-(上映)
シンポジウム「記憶を記録すること」
川瀬 慈 映像人類学研究者/国立民族学博物館助教
西 芳実 京都大学地域研究統合情報センター准教授
藤井 光 映画監督/美術家
大久保 賢一(司会) 映画評論家/コミュニティシネマセンター理事
*シンポジウム参加券を8/2(土)11:00よりユーロスペース受付にて発行します。
(参加無料。シンポジウムのみの参加可。)
●8/3(日)
11:00-(上映 )/ 19:00-(トーク)/ 19:30-(上映)
トーク:大久保 賢一
●8/4(月)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:新谷 春乃 東京大学大学院総合文化研究科博士課程
●8/5(火)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:上村 未来 カンボジア市民フォーラム事務局調整員
●8/6(水)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:福富 友子 カンボジア伝統芸能研究/東京外国語大学非常勤講師
●8/7(木)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:鈴木 伸和 フィルム技術者。研修生としてプノンペンのボパナ視聴覚資料センターに派遣予定
●8/8(金)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:安田 菜津紀 スタディオアフタモード所属フォトジャーナリスト
*トークには『おばあちゃんが伝えたかったこと~』の当日の入場券をお持ちの方のみご参加いただけます。
◎お問合せ:コミュニティシネマセンター(岩崎/土井/小川)
film[atmark]jc3.jp / 050-3535-1573
カンボジアの巨匠、リティ・パニュ監督最新作『消えた画~クメール・ルージュの真実』の日本公開に合わせ、『おばあちゃんが伝えたかったこと~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』 を、8月2日(土)から渋谷・ユーロスペースにて公開します。
初日のシンポジウムをはじめ、毎日夜の回の上映前には多彩なゲストをお招きしてトークイベントを開催いたします。
みなさまのご来場、心よりお待ちしております。
/////////////////////////////////////
『おばあちゃんが伝えたかったこと~カンボジア・トゥノル・ロ村の物語』
監督:エラ・プリーセ、ヌ・ヴァ、トゥノル・ロ村の人々 カンボジア/ 2011/ 54分
公式ウェブサイト:thnollok.jp
公式facebookページ:https://www.facebook.com/thnollok
■あらすじ
カンボジアでは、1975~79年のクメール・ルージュの支配下で200万人もの人が亡くなったと言われる。2008年、プノンペンで旧ポル・ポト政権の虐殺を裁く特別法廷が開かれるなか、監督らは"キリング・フィールド"近くのトゥノル・ロ村へカメラや機材を持ち込み、ポル・ポト時代を生き延びた人々の記憶を掘り起し、若い世代に伝えていくため、ワークショップを行う。村人たちは、監督たちの思いを越えて、辛い記憶を再現する映画をつくりはじめる。
■会場
ユーロスペース(145席) 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F (渋谷・文化村前交差点左折)
TEL:03-3461-0211
■チケット
一般 / 大学・専門学校生 / シニア:1200円(当日券のみ)
ユーロスペース会員:1000円
■スケジュール
2014年8月2日(土)~8月8日(金)
*時間と登壇者は事情により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
●8/2(土)
11:00-(上映 )/ 18:45-(シンポジウム)/ 20:00-(上映)
シンポジウム「記憶を記録すること」
川瀬 慈 映像人類学研究者/国立民族学博物館助教
西 芳実 京都大学地域研究統合情報センター准教授
藤井 光 映画監督/美術家
大久保 賢一(司会) 映画評論家/コミュニティシネマセンター理事
*シンポジウム参加券を8/2(土)11:00よりユーロスペース受付にて発行します。
(参加無料。シンポジウムのみの参加可。)
●8/3(日)
11:00-(上映 )/ 19:00-(トーク)/ 19:30-(上映)
トーク:大久保 賢一
●8/4(月)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:新谷 春乃 東京大学大学院総合文化研究科博士課程
●8/5(火)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:上村 未来 カンボジア市民フォーラム事務局調整員
●8/6(水)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:福富 友子 カンボジア伝統芸能研究/東京外国語大学非常勤講師
●8/7(木)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:鈴木 伸和 フィルム技術者。研修生としてプノンペンのボパナ視聴覚資料センターに派遣予定
●8/8(金)
11:00-(上映 )/ 21:00-(トーク)/ 21:30-(上映)
トーク:安田 菜津紀 スタディオアフタモード所属フォトジャーナリスト
*トークには『おばあちゃんが伝えたかったこと~』の当日の入場券をお持ちの方のみご参加いただけます。
◎お問合せ:コミュニティシネマセンター(岩崎/土井/小川)
film[atmark]jc3.jp / 050-3535-1573
2014年6月19日
7/5 第8回日本カンボジア研究会、発表要旨(1)
北川香子
(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
「東京大学史料編纂所所蔵 近藤重蔵関係史料『外国関係書簡』所収 クメール語書簡について」
要旨:
東京大学史料編纂所は、17~18世紀のクメール語書簡6通各2写本を所蔵している。これらは対になる漢文書簡とともに、近藤重蔵関係資料『外国関係書簡』および外務省引継書類『外蕃書翰』に収められている。そのうち『外国関係書簡』所収の1742年書簡は、原本に極めて忠実な写しであると考えられる。残り5通は『相国寺書翰屏風』からの写しであり、1742年書簡よりも精度が劣るが、オリジナルの『相国寺書翰屏風』は「天明の大火」で焼失したとされているので、やはり『外国関係書簡』所収のものが、原本に最も近い写しということになる。今回はこれらのクメール語書簡の解読結果と、それによって判明する江戸時代の日本-カンボジア間の通交のあり方、カンボジア側が日本をどのように見ていたのか等について報告した。
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(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
「東京大学史料編纂所所蔵 近藤重蔵関係史料『外国関係書簡』所収 クメール語書簡について」
要旨:
東京大学史料編纂所は、17~18世紀のクメール語書簡6通各2写本を所蔵している。これらは対になる漢文書簡とともに、近藤重蔵関係資料『外国関係書簡』および外務省引継書類『外蕃書翰』に収められている。そのうち『外国関係書簡』所収の1742年書簡は、原本に極めて忠実な写しであると考えられる。残り5通は『相国寺書翰屏風』からの写しであり、1742年書簡よりも精度が劣るが、オリジナルの『相国寺書翰屏風』は「天明の大火」で焼失したとされているので、やはり『外国関係書簡』所収のものが、原本に最も近い写しということになる。今回はこれらのクメール語書簡の解読結果と、それによって判明する江戸時代の日本-カンボジア間の通交のあり方、カンボジア側が日本をどのように見ていたのか等について報告した。
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7/5 第8回日本カンボジア研究会、発表要旨(2)
原田至郎(東京大学 大学院情報学環 准教授)
「カンボジア王国第5期国民議会選挙の結果、制度および運営に関する分析的評価と改善試案」
要旨:
2013年7月28日に投票が行われた第5期国民議会選挙においては、最大野党の救国党が議席数を大幅に増やし、与党人民党に迫る状況が生まれた。しかし、選挙の過程の公正性及び結果の信頼性について様々な問題が指摘されており、2014年5月時点でなお、救国党は投票結果を受け入れておらず、国民議会への出席を拒否している。
本発表では、国家選挙管理委員会や政党、NGO等の公式発表や報告書などの資料、関連する法律・規則やマニュアル、報道内容、発表者自身による観察や聞き取りなどを手掛かりに、同選挙の結果、制度、運営に関する論点を整理するとともに、様々な問題が結果に与える影響について分析的評価を行う。さらに、それらを踏まえ、諸問題の解決あるいは改善のために考えられる具体的な方策を示すとともに、それらの実現可能性に関する評価を行い、現実的な提言を行うことを試みたい。
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「カンボジア王国第5期国民議会選挙の結果、制度および運営に関する分析的評価と改善試案」
要旨:
2013年7月28日に投票が行われた第5期国民議会選挙においては、最大野党の救国党が議席数を大幅に増やし、与党人民党に迫る状況が生まれた。しかし、選挙の過程の公正性及び結果の信頼性について様々な問題が指摘されており、2014年5月時点でなお、救国党は投票結果を受け入れておらず、国民議会への出席を拒否している。
本発表では、国家選挙管理委員会や政党、NGO等の公式発表や報告書などの資料、関連する法律・規則やマニュアル、報道内容、発表者自身による観察や聞き取りなどを手掛かりに、同選挙の結果、制度、運営に関する論点を整理するとともに、様々な問題が結果に与える影響について分析的評価を行う。さらに、それらを踏まえ、諸問題の解決あるいは改善のために考えられる具体的な方策を示すとともに、それらの実現可能性に関する評価を行い、現実的な提言を行うことを試みたい。
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7/6 第8回日本カンボジア研究会、発表要旨(3)
Vong Sotheara
(History Department, Royal University of Phnom Penh;
JSPS Grantee for Ph.D Research)
"Analogous Toponyms between Ancient India and Cambodia"
Abstract:
In ancient Cambodia, Indian Sanskrit toponyms were one among many aspects of Indian culture, that were adapted by Khmer people from the time of Indian culture was introduced into the country from around 3rd century. There are some well-known place names such as Kuruksetra, Janapada, Aryadeça, Madhyadeça, Vijayapura, and Pasan recorded in several inscriptions and Chinese records in 14th century. The first two and the last two names were identified by scholar George Coedès's as also referring to toponyms in Cambodia; but there was no evidence to suggest the existence of "Madhyadeça" as referring to a place name in Cambodia during his life. Therefore, whenever there was as suggestion of a person as coming from Madhyadeça, the assumption was that he had come from India. This assumption, however, has not proved to be correct as, in fact, Madhyadeça was situated in ancient Cambodia.
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(History Department, Royal University of Phnom Penh;
JSPS Grantee for Ph.D Research)
"Analogous Toponyms between Ancient India and Cambodia"
Abstract:
In ancient Cambodia, Indian Sanskrit toponyms were one among many aspects of Indian culture, that were adapted by Khmer people from the time of Indian culture was introduced into the country from around 3rd century. There are some well-known place names such as Kuruksetra, Janapada, Aryadeça, Madhyadeça, Vijayapura, and Pasan recorded in several inscriptions and Chinese records in 14th century. The first two and the last two names were identified by scholar George Coedès's as also referring to toponyms in Cambodia; but there was no evidence to suggest the existence of "Madhyadeça" as referring to a place name in Cambodia during his life. Therefore, whenever there was as suggestion of a person as coming from Madhyadeça, the assumption was that he had come from India. This assumption, however, has not proved to be correct as, in fact, Madhyadeça was situated in ancient Cambodia.
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7/6 第8回日本カンボジア研究会、発表要旨(4)
Heng Naret (Department Community Development,
Faculty of Development Study, Royal University of Phnom Penh, Cambodia)
"Social Capital and the Performance of Farmer Water User Communities (FWUCs) in Takeo Province, Cambodia"
Abstract:
This study analyzed the critical social capital variables related to the level of performance in three selected FWUCs in Takeo province, Cambodia. Three selected FWUCs from three villages, three communes, and three districts of Takeo province were chosen as the study location where the stratified random sampling method was employed. A total of 256 FWUC members were interviewed. Twenty-seven (27) respondents were divided into three groups for Focus Group Discussion (FGD) from each FWUC. Primary data were gathered through 11 key informant interviews. Descriptive and inferential statistics were used in the data analyses.
Results showed that the level of adequacy of social capital in terms of groups and networks, and information and communication in three FWUCs in Takeo province was low. However, there was moderate level of adequacy of social capital in terms of trust and solidarity, collective action and cooperation, social cohesion and inclusion, and empowerment and political action. It resulted to moderate performance of the FWUCs because the FWUC officers lacked knowledge and skills especially on planning, organizing, leading, and controlling. Furthermore, their commitment in the operation and maintenance of irrigation systems was poor. Finally, the level of profit from farm production was low. On the other hand, the extent of trust and solidarity, participation, and interaction among FWUC members and officers highly contributed to effective management of the irrigation system while other variables of social capital also contributed at various rates.
Based on these findings, some recommendations at the national level are forwarded. MOWRAM should intensify efforts in implementing PIMD policy; launch more both information education and social marketing campaigns to motivate farmers in joining FWUCs thereby increasing trust, solidarity, participation, and cooperation among communities. Involving institutions especially the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries and the MOWRAM should resolve their overlapping functions on water use management to allow the smooth performance of the FWUC. At the local level, promotion of the importance of social capital on effective implementation of FWUC programs should be undertaken and encourage more participation of the pagoda (monks) to develop unity and trust among farmers in building, operating, and maintaining irrigation systems.
Faculty of Development Study, Royal University of Phnom Penh, Cambodia)
"Social Capital and the Performance of Farmer Water User Communities (FWUCs) in Takeo Province, Cambodia"
Abstract:
This study analyzed the critical social capital variables related to the level of performance in three selected FWUCs in Takeo province, Cambodia. Three selected FWUCs from three villages, three communes, and three districts of Takeo province were chosen as the study location where the stratified random sampling method was employed. A total of 256 FWUC members were interviewed. Twenty-seven (27) respondents were divided into three groups for Focus Group Discussion (FGD) from each FWUC. Primary data were gathered through 11 key informant interviews. Descriptive and inferential statistics were used in the data analyses.
Results showed that the level of adequacy of social capital in terms of groups and networks, and information and communication in three FWUCs in Takeo province was low. However, there was moderate level of adequacy of social capital in terms of trust and solidarity, collective action and cooperation, social cohesion and inclusion, and empowerment and political action. It resulted to moderate performance of the FWUCs because the FWUC officers lacked knowledge and skills especially on planning, organizing, leading, and controlling. Furthermore, their commitment in the operation and maintenance of irrigation systems was poor. Finally, the level of profit from farm production was low. On the other hand, the extent of trust and solidarity, participation, and interaction among FWUC members and officers highly contributed to effective management of the irrigation system while other variables of social capital also contributed at various rates.
Based on these findings, some recommendations at the national level are forwarded. MOWRAM should intensify efforts in implementing PIMD policy; launch more both information education and social marketing campaigns to motivate farmers in joining FWUCs thereby increasing trust, solidarity, participation, and cooperation among communities. Involving institutions especially the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries and the MOWRAM should resolve their overlapping functions on water use management to allow the smooth performance of the FWUC. At the local level, promotion of the importance of social capital on effective implementation of FWUC programs should be undertaken and encourage more participation of the pagoda (monks) to develop unity and trust among farmers in building, operating, and maintaining irrigation systems.
7/6 第8回日本カンボジア研究会、発表要旨(5)
Hor Sanara (Laboratory of Regional Planning
Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University)
"Obfuscating collective ownership: Forest degradation in Ratanakiri province, Cambodia"
Abstract:
Cambodia is currently experiencing profound processes of land use and cover change, driven by obfuscating collective ownership. This article discusses potential future of titling indigenous communal land towards to address land issue by clarifying collective rights in the east of Ratanakiri province, Cambodia. Qualitative method was applied to interview key informants in order to characterize land-use dynamics and law enforcement. There were forty-seven farmers excluding three government officers and three NGO’s employees who were invited to join in-depth interviews. Two Landsat 5 Thematic Mapper (TM) images from 1996 to 2009 employed in analyzing change in land use and cover. 2012 Worldview-1 image employed during the field survey in order to collect concrete information on agricultural land uses. This composition of research methods may request to understand at least three aspects, such as livelihood of indigenous people, quantitative information of land use change and legal documents. Particularly, the study found that the livelihood of local people is significant deference within 1998 and 2008. This transformation causes change in forest cover under open access resource regime. Sadly, forests have significantly declined, and agricultural land has dramatically increased between 1996 and 2009. In-depth interviews yielded an understanding of communal tenure could clarify collective ownership. Finally, the de-facto situation must call for vigorous action on managing common property before depletion and titling communal land should not delay.
Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University)
"Obfuscating collective ownership: Forest degradation in Ratanakiri province, Cambodia"
Abstract:
Cambodia is currently experiencing profound processes of land use and cover change, driven by obfuscating collective ownership. This article discusses potential future of titling indigenous communal land towards to address land issue by clarifying collective rights in the east of Ratanakiri province, Cambodia. Qualitative method was applied to interview key informants in order to characterize land-use dynamics and law enforcement. There were forty-seven farmers excluding three government officers and three NGO’s employees who were invited to join in-depth interviews. Two Landsat 5 Thematic Mapper (TM) images from 1996 to 2009 employed in analyzing change in land use and cover. 2012 Worldview-1 image employed during the field survey in order to collect concrete information on agricultural land uses. This composition of research methods may request to understand at least three aspects, such as livelihood of indigenous people, quantitative information of land use change and legal documents. Particularly, the study found that the livelihood of local people is significant deference within 1998 and 2008. This transformation causes change in forest cover under open access resource regime. Sadly, forests have significantly declined, and agricultural land has dramatically increased between 1996 and 2009. In-depth interviews yielded an understanding of communal tenure could clarify collective ownership. Finally, the de-facto situation must call for vigorous action on managing common property before depletion and titling communal land should not delay.
7/6 第8回日本カンボジア研究会、報告要旨(6)
Thol Dina (Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo)
Jin Sato (Institute for Advanced Studies on Asia, The University of Tokyo)
"Is Greater Fishery Access Better for the Poor?
Explaining De-Territorialisation of the Tonle Sap, Cambodia"
Abstract:
The general tendency for states in Southeast Asia is to claim exclusive rights over natural resources at the cost of impoverishing the people who depend on them for subsistence. However, contrary to what one might expect, the government of Cambodia initiated unconventional intervention: it cancelled the fishing lots system, the de facto property rights that had granted exclusive access to certain aquatic resources to license holders. These interventions, focused on Cambodia’s largest lake, question the rationale behind such state measures to forfeit control. This paper demonstrates that political interests such as garnering election votes and circumventing certain bureaucratic agencies explain this radical shift in policy. Opening up previously exclusive lot areas to the communities won immediate support from the poor fishermen. However, now that the lake is under a more diverse, if obscure, system of governance managed by multiple agencies, the environmental and social consequences of the policy shift deserve a fuller examination.
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Jin Sato (Institute for Advanced Studies on Asia, The University of Tokyo)
"Is Greater Fishery Access Better for the Poor?
Explaining De-Territorialisation of the Tonle Sap, Cambodia"
Abstract:
The general tendency for states in Southeast Asia is to claim exclusive rights over natural resources at the cost of impoverishing the people who depend on them for subsistence. However, contrary to what one might expect, the government of Cambodia initiated unconventional intervention: it cancelled the fishing lots system, the de facto property rights that had granted exclusive access to certain aquatic resources to license holders. These interventions, focused on Cambodia’s largest lake, question the rationale behind such state measures to forfeit control. This paper demonstrates that political interests such as garnering election votes and circumventing certain bureaucratic agencies explain this radical shift in policy. Opening up previously exclusive lot areas to the communities won immediate support from the poor fishermen. However, now that the lake is under a more diverse, if obscure, system of governance managed by multiple agencies, the environmental and social consequences of the policy shift deserve a fuller examination.
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2014年6月16日
6/20-28 上智大学アジア人材養成研究センター連続特別講演会「カンボジアのポル・ポト政権を問う」
上智大学アジア人材養成研究センターが主催する連続特別講演会『カンボジアのポル・ポト政権を問う』を、次の通りご案内申し上げます。
連続特別講演『カンボジアのポル・ポト政権を問う』 全4回
<会 場> JR、地下鉄「四ツ谷駅」下車3分
上智大学四谷キャンパス 2号館5階510室
第1回 「国連とカンボジア政府によるクメール・ルージュ裁判について」
日 時:6月20日(金)18:00~19:30
講 師:野口 元郎氏(元カンボジア特別法廷最高裁判所国際判事)
第2回 「対立・懐柔・政治利用―人民党の対クメール・ルージュ政策の変遷―」
日 時:6月21日(土)18:00~19:30
講 師:山田 裕史氏(東京大学大学院グローバル地域研究機構持続的平和研究センター研究員、カンボジア市民フォーラム事務局長)
第3回 「NGOから見た、カンボジア紛争―ポル・ポト政権とその前後の時代―」
日 時:6月27日(金)18:00~19:30
講 師:熊岡 路矢氏(日本映画大学教授、法務省難民審査参与員)
第4回 「なぜあんなに殺したのか―記者が見た内戦とポル・ポトの時代」
日 時:6月28日(土)18:00~19:30
講 師:山田 寛氏(元嘉悦大学教授)
司 会:石澤 良昭(上智大学アジア人材養成研究センター所長)
入場無料、予約不要
【主催・連絡先】
上智大学アジア人材養成研究センター
TeL:03-3238-4136
Fax:03-3238-4138
Email:yoshia-i[atmark]sophia.ac.jp
連続特別講演『カンボジアのポル・ポト政権を問う』 全4回
<会 場> JR、地下鉄「四ツ谷駅」下車3分
上智大学四谷キャンパス 2号館5階510室
第1回 「国連とカンボジア政府によるクメール・ルージュ裁判について」
日 時:6月20日(金)18:00~19:30
講 師:野口 元郎氏(元カンボジア特別法廷最高裁判所国際判事)
第2回 「対立・懐柔・政治利用―人民党の対クメール・ルージュ政策の変遷―」
日 時:6月21日(土)18:00~19:30
講 師:山田 裕史氏(東京大学大学院グローバル地域研究機構持続的平和研究センター研究員、カンボジア市民フォーラム事務局長)
第3回 「NGOから見た、カンボジア紛争―ポル・ポト政権とその前後の時代―」
日 時:6月27日(金)18:00~19:30
講 師:熊岡 路矢氏(日本映画大学教授、法務省難民審査参与員)
第4回 「なぜあんなに殺したのか―記者が見た内戦とポル・ポトの時代」
日 時:6月28日(土)18:00~19:30
講 師:山田 寛氏(元嘉悦大学教授)
司 会:石澤 良昭(上智大学アジア人材養成研究センター所長)
入場無料、予約不要
【主催・連絡先】
上智大学アジア人材養成研究センター
TeL:03-3238-4136
Fax:03-3238-4138
Email:yoshia-i[atmark]sophia.ac.jp
2014年6月10日
6/28 東南アジア学会、関東例会
<2014年度6月例会>
日時:2014年6月28日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:久礼 克季(立教大学アジア地域研究所特任研究員)
コメンテーター:鈴木 恒之(東京女子大学名誉教授)
報告題:「17世紀ジャワ北岸地域の華人とマタラム王国」
<報告要旨>
17世紀にジャワ北岸地域で活動した華人は、この時期のジャワ史の展開を方向づけるうえで重要な役割を果たした。当該の時期、多くの華人は、出身地との関係を維持しながらジャワ島での貿易活動に参入し、自らムスリムとなって現地人の女性と家族を形成しながら貿易を行い、富を蓄積した。また、同世紀にジャワの貿易に参入したオランダ東インド会社とも関係を構築した。
こうした華人は、この時期に内陸部から北岸地域へと勢力を拡大したマタラム王国の経済活動に重要な意義を持つに至る。同王国は、特に東インド会社との貿易を行ううえで北岸地域の華人を活用し、米や塩、木材、さらにはこの時期に初めて栽培と生産が行われる砂糖の輸出を中心に貿易を展開させた。これらの貿易を通じて構築された両者の関係をもとに、同王国は、華人を経済活動において利用して、17世紀末まで集権的政策を進めた。
本報告は、こうした17世紀におけるジャワ北岸地域の華人とマタラム王国との関係について、オランダ東インド会社文書をはじめとするオランダ人の記録を主に用いて検討する。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:NHIM SOTHEAVIN(上智大学アジア文化研究所・共同研究所員)
コメンテーター:北川香子(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
報告題:Factors behind the change of the Khmer Capital from Angkor to the South in the 15th century
報告言語:英語
<報告要旨>
要旨は準備中です。しばらくお待ち下さい。
終了後、懇親会を用意しております。
■関東例会ウェブサイト
・関東例会のお知らせ、予定、報告記録を随時掲載しています。ご活用ください。
http://kantoreikai.blog.fc2.com/
日時:2014年6月28日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:久礼 克季(立教大学アジア地域研究所特任研究員)
コメンテーター:鈴木 恒之(東京女子大学名誉教授)
報告題:「17世紀ジャワ北岸地域の華人とマタラム王国」
<報告要旨>
17世紀にジャワ北岸地域で活動した華人は、この時期のジャワ史の展開を方向づけるうえで重要な役割を果たした。当該の時期、多くの華人は、出身地との関係を維持しながらジャワ島での貿易活動に参入し、自らムスリムとなって現地人の女性と家族を形成しながら貿易を行い、富を蓄積した。また、同世紀にジャワの貿易に参入したオランダ東インド会社とも関係を構築した。
こうした華人は、この時期に内陸部から北岸地域へと勢力を拡大したマタラム王国の経済活動に重要な意義を持つに至る。同王国は、特に東インド会社との貿易を行ううえで北岸地域の華人を活用し、米や塩、木材、さらにはこの時期に初めて栽培と生産が行われる砂糖の輸出を中心に貿易を展開させた。これらの貿易を通じて構築された両者の関係をもとに、同王国は、華人を経済活動において利用して、17世紀末まで集権的政策を進めた。
本報告は、こうした17世紀におけるジャワ北岸地域の華人とマタラム王国との関係について、オランダ東インド会社文書をはじめとするオランダ人の記録を主に用いて検討する。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:NHIM SOTHEAVIN(上智大学アジア文化研究所・共同研究所員)
コメンテーター:北川香子(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
報告題:Factors behind the change of the Khmer Capital from Angkor to the South in the 15th century
報告言語:英語
<報告要旨>
要旨は準備中です。しばらくお待ち下さい。
終了後、懇親会を用意しております。
■関東例会ウェブサイト
・関東例会のお知らせ、予定、報告記録を随時掲載しています。ご活用ください。
http://kantoreikai.blog.fc2.com/
2014年6月9日
7/5-6 第8回、日本カンボジア研究会
日時:2014年7月5日(土)、6日(日)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_m.htm
【7月5日】
13:00 開場
13:50 開会
14:00~15:10 自由発表(1)
北川香子(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
「東京大学史料編纂所所蔵 近藤重蔵関係史料『外国関係書簡』所収 クメール語書簡について」
☞発表要旨
15:10~16:20 自由発表(2)
原田至郎(東京大学大学院情報学環)
「カンボジア王国第5期国民議会選挙の結果、制度および運営に関する分析的評価と改善試案」
☞発表要旨
16:20~16:30 休憩
16:30~18:00 特別企画
「ドキュメンタリー映画“Lives under the red light”(Hem Vanna監督、2013)を見る」
討論者:坂川直也(京都大学東南アジア研究所)
「リティ・パニュ以後 カンボジアドキュメンタリー映画の現在」
18:30~ 懇親会
【7月6日】
9:30 開場
10:00~11:10 自由発表(3)
Mr. Vong Sotheara (Lecturer of History Department, Royal University of Phnom Penh, and JSPS Grantee for Ph.D Research, Sophia University)
"Analogous Toponyms between Ancient India and Cambodia"
☞Abstract
11:10~12:20 自由発表(4)
Dr. Heng Naret (Lecturer of Department of Community Development, Faculty of Development Studies, Royal University of Phnom Penh, and Visiting Fellow of Graduate School of International Development, Nagoya University)
"Social Capital and the Performance of Farmer Water User Communities (FWUCs) in Takeo Province, Cambodia"
☞Abstract
12:20~13:30 休憩
13:30~14:40 自由発表(5)
Mr. Hor Sanara (Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University)
"Obfuscating collective ownership: Forest degradation in Ratanakiri province, Cambodia"
☞Abstract
14:40~15:50 自由発表(6)
Mr. Thol Dina (Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo)
"Is Greater Fishery Access Better for the Poor? Explaining De-Territorialisation of the Tonle Sap, Cambodia"
☞Abstract
16:00~16:30 総合討論
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_m.htm
【7月5日】
13:00 開場
13:50 開会
14:00~15:10 自由発表(1)
北川香子(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
「東京大学史料編纂所所蔵 近藤重蔵関係史料『外国関係書簡』所収 クメール語書簡について」
☞発表要旨
15:10~16:20 自由発表(2)
原田至郎(東京大学大学院情報学環)
「カンボジア王国第5期国民議会選挙の結果、制度および運営に関する分析的評価と改善試案」
☞発表要旨
16:20~16:30 休憩
16:30~18:00 特別企画
「ドキュメンタリー映画“Lives under the red light”(Hem Vanna監督、2013)を見る」
討論者:坂川直也(京都大学東南アジア研究所)
「リティ・パニュ以後 カンボジアドキュメンタリー映画の現在」
18:30~ 懇親会
【7月6日】
9:30 開場
10:00~11:10 自由発表(3)
Mr. Vong Sotheara (Lecturer of History Department, Royal University of Phnom Penh, and JSPS Grantee for Ph.D Research, Sophia University)
"Analogous Toponyms between Ancient India and Cambodia"
☞Abstract
11:10~12:20 自由発表(4)
Dr. Heng Naret (Lecturer of Department of Community Development, Faculty of Development Studies, Royal University of Phnom Penh, and Visiting Fellow of Graduate School of International Development, Nagoya University)
"Social Capital and the Performance of Farmer Water User Communities (FWUCs) in Takeo Province, Cambodia"
☞Abstract
12:20~13:30 休憩
13:30~14:40 自由発表(5)
Mr. Hor Sanara (Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University)
"Obfuscating collective ownership: Forest degradation in Ratanakiri province, Cambodia"
☞Abstract
14:40~15:50 自由発表(6)
Mr. Thol Dina (Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo)
"Is Greater Fishery Access Better for the Poor? Explaining De-Territorialisation of the Tonle Sap, Cambodia"
☞Abstract
16:00~16:30 総合討論
2014年5月12日
5/24 東南アジア学会、関東例会
2014年度第2回関東例会・5月例会のご案内を致します。
今回は、松浦史明会員による「アンコールの彫像にみる個人崇拝とその展開――刻文史料の検討から」および、久志本裕子会員による「現代マレーシアと周辺諸国におけるイスラーム学習とスーフィズム:イスラーム学習の変容と新たな超域ネットワークの形成」の2報告です。
詳細は下記をご覧下さい。多くの方々のご来場をお待ちしております。
<2014年度5月例会>
日時:2014年5月24日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース(※ 前回は4階でしたが、今回は5階です。ご注意下さい)
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:松浦史明氏(上智大学/日本学術振興会特別研究員PD)
コメンテーター:肥塚隆先生(大阪大学名誉教授)
報告題:「アンコールの彫像にみる個人崇拝とその展開――刻文史料の検討から」
<報告要旨>
アンコール・ワットに代表されるいわゆるクメール様式の建築物群を遺したアンコールは、主に9~14世紀の東南アジア大陸部に一大勢力を築いたとされる。しかし、アンコール史の主要な文字史料は宗教施設・儀礼の付随物としての刻文史料に限られるため、その統治のあり方についても王の神聖性を核とした神権政治的な文脈で理解されてきた。
「アンコール最後の大王」として知られるジャヤヴァルマン7世の時代(1181~1214年頃)に王の「肖像」が造像・安置されたという定説は、王を崇拝対象とするアンコールの権力概念についてのキー・イメージを提供している。
本報告では、刻文史料にみられる造像の事例を検討し、彫像を含む崇拝対象物に人間性を込める伝統とその展開を明らかにする。特に、古クメール語刻文にみられる個人の「ルーパ(彫像、姿)」を造像する事例に焦点をあて、個人崇拝が王のみに与えられた特権ではなかったことを明らかにするとともに、キー・イメージとしてのジャヤヴァルマン7世時代の特異性を指摘する。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:久志本裕子氏(上智大学、日本学術振興会特別研究員RPD)
コメンテーター:長津一史先生(東洋大学社会学部准教授)
報告題:「現代マレーシアと周辺諸国におけるイスラーム学習とスーフィズム:イスラーム学習の変容と新たな超域ネットワークの形成」
<報告要旨>
マレーシアの伝統的イスラーム学習は、中東と東南アジアをつなぐ師弟関係のネットワークを通じて形成されてきた。この師弟関係と学習のネットワークにおいて、イスラームの内面的、精神的側面を伝えるスーフィズムは重要な位置づけを与えられていた。しかし、近代的学校教育の普及とイスラーム学習のあり方の変容に伴い、師弟関係のネットワークは弱体化し、スーフィズムもまた周縁化していった。ところが近年のマレーシアでは、特に都市部においてスーフィズムへの関心の高まりや、新たな師弟関係のネットワークの構築が見られる。本発表では、近年急速に活発化している、マレー世界のアラブ系学者を中心とするスーフィズム関連活動を主な事例として、現代のマレーシアでイスラーム知識がどのような形で求められ、伝えられているのかを、制度的宗教教育とは異なる視点から明らかにする。
終了後、懇親会を用意しております。
今回は、松浦史明会員による「アンコールの彫像にみる個人崇拝とその展開――刻文史料の検討から」および、久志本裕子会員による「現代マレーシアと周辺諸国におけるイスラーム学習とスーフィズム:イスラーム学習の変容と新たな超域ネットワークの形成」の2報告です。
詳細は下記をご覧下さい。多くの方々のご来場をお待ちしております。
<2014年度5月例会>
日時:2014年5月24日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース(※ 前回は4階でしたが、今回は5階です。ご注意下さい)
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:松浦史明氏(上智大学/日本学術振興会特別研究員PD)
コメンテーター:肥塚隆先生(大阪大学名誉教授)
報告題:「アンコールの彫像にみる個人崇拝とその展開――刻文史料の検討から」
<報告要旨>
アンコール・ワットに代表されるいわゆるクメール様式の建築物群を遺したアンコールは、主に9~14世紀の東南アジア大陸部に一大勢力を築いたとされる。しかし、アンコール史の主要な文字史料は宗教施設・儀礼の付随物としての刻文史料に限られるため、その統治のあり方についても王の神聖性を核とした神権政治的な文脈で理解されてきた。
「アンコール最後の大王」として知られるジャヤヴァルマン7世の時代(1181~1214年頃)に王の「肖像」が造像・安置されたという定説は、王を崇拝対象とするアンコールの権力概念についてのキー・イメージを提供している。
本報告では、刻文史料にみられる造像の事例を検討し、彫像を含む崇拝対象物に人間性を込める伝統とその展開を明らかにする。特に、古クメール語刻文にみられる個人の「ルーパ(彫像、姿)」を造像する事例に焦点をあて、個人崇拝が王のみに与えられた特権ではなかったことを明らかにするとともに、キー・イメージとしてのジャヤヴァルマン7世時代の特異性を指摘する。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:久志本裕子氏(上智大学、日本学術振興会特別研究員RPD)
コメンテーター:長津一史先生(東洋大学社会学部准教授)
報告題:「現代マレーシアと周辺諸国におけるイスラーム学習とスーフィズム:イスラーム学習の変容と新たな超域ネットワークの形成」
<報告要旨>
マレーシアの伝統的イスラーム学習は、中東と東南アジアをつなぐ師弟関係のネットワークを通じて形成されてきた。この師弟関係と学習のネットワークにおいて、イスラームの内面的、精神的側面を伝えるスーフィズムは重要な位置づけを与えられていた。しかし、近代的学校教育の普及とイスラーム学習のあり方の変容に伴い、師弟関係のネットワークは弱体化し、スーフィズムもまた周縁化していった。ところが近年のマレーシアでは、特に都市部においてスーフィズムへの関心の高まりや、新たな師弟関係のネットワークの構築が見られる。本発表では、近年急速に活発化している、マレー世界のアラブ系学者を中心とするスーフィズム関連活動を主な事例として、現代のマレーシアでイスラーム知識がどのような形で求められ、伝えられているのかを、制度的宗教教育とは異なる視点から明らかにする。
終了後、懇親会を用意しております。
2014年3月31日
東京外国語大学 カンボジア語講座
東京外国語大学のオープンアカデミーでは、現在4月期の講座を受け付けております。
http://www.tufs.ac.jp/common/open-academy/course/index.html
これらのカンボジア語講座は、定員は14~20名とありますが、例年、実際には6,7名の少人数クラスとなっています。
4月開講ですので、
・初めてカンボジア語を学ぶ方(初級I)、
・カンボジア語の文法の基礎を勉強したが、文字はまだ勉強していない方(初中級I)
・カンボジア語の文字の基礎を勉強し、文字の読み書きを理解している方(中級I)
とすべてのレベルが揃っています。
カンボジアを研究のフィールドにしたい、という方は、ぜひカンボジアの方々が話す言葉を学んでみてください。
また、少しできるようになった方は、旅行会話の習得、というよりは、カンボジア語で書かれたものをゆっくりじっくり読んで、カンボジア人ならもっている教養も身に付けましょう。
また、新聞の読み方のコツを学ぶことで、フィールド・ワークで得たメモや資料を読む練習もできます。
受講で府中キャンパスに来校なさる機会に、附属図書館やカフェテリアも利用できます。
カンボジア語や東南アジア関連の豊富な資料をご覧になることもできます(貸出は除く)。
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カンボジア語初級Ⅰ(夜間)
講座名:カンボジア語初級Ⅰ(夜間) A140417
会場名:府中キャンパス
曜日・時間:火曜日 19時20分~20時50分
開講日:2014年4月15日~7月15日 (休講日 4月29日、5月6日)
講師:福富 友子(本学非常勤講師)
重点を置く学習内容:文法・ 会話・ 発音
受講対象者:初めてカンボジア語を学ぶ方
講座説明:カンボジア語で会話ができるようになりたい方のための講座です。初めてカンボジア語を学ぶ方を対象とします。自己紹介、ものの尋ね方、市場での買い物やレストランでの注文の仕方など日常生活の場面に合った会話を、テキストに沿って学んでいきます。カンボジア語の文法は難しくありません。実際に旅行や仕事でカンボジアを訪れたときに使えるよう、少しずつ単語を増やして練習していきましょう。文字のしくみについては簡単にふれます。また、言葉だけでなくカンボジア社会や文化について理解するために、カンボジア人講師に参加してもらう回も設けます。
テキスト:『ニューエクスプレス カンボジア語』 上田広美 白水社 2,700円+税
回数:全12回
受講料:18,000円
開講形式:単独講義
定員:20名
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カンボジア語初中級Ⅰ(夜間)
講座名:カンボジア語初中級Ⅰ(夜間) A140418
会場名:本郷サテライト
曜日・時間:木曜日 19時00分~20時30分
開講日:2014年4月10日~7月10日 (休講日 5月1日、6月26日)
講師:福富 友子(本学非常勤講師)
重点を置く学習内容:文法・会話・ 文字
受講対象者:カンボジア語の基礎をひととおり学んだ方。文字は学んだことがなくても構いません。
講座説明:カンボジア語の読み書きができるようになりたい方のための講座です。見慣れない文字に学ぶことをためらう方も多いと思いますが、文字が読めるようになれば得られる情報量も増え、カンボジアがよりいっそう身近になります。旅行をしても看板やメニューが読めれば自信をもって動けるでしょう。講座では、文字のしくみの説明から始め、絵本や民話などを読めるようにしていきます。辞書の引き方も説明します。名前や簡単な文章もかけるよう練習しましょう。必要な文法については、『ニューエクスプレス カンボジア語』を参考にします。
テキスト:『ニューエクスプレス カンボジア語』 上田広美 白水社 2,700円 +税
回数:全12回
受講料:18,000円
開講形式:単独講義
定員:14名
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カンボジア語中級Ⅰ(夜間)
講座名:カンボジア語中級Ⅰ(夜間) A140419
会場名:本郷サテライト
曜日・時間:水曜日 19時00分~20時30分
開講日:2014年4月16日~7月9日 (休講日 4月30日)
講師:ウンサー・マロム(本学非常勤講師)
重点を置く学習内容:文法・会話・発音・リスニング・作文
受講対象者:カンボジア語の文法の基礎を学んだことがあり(例えば『ニューエクスプレス カンボジア語』を勉強したレべル)、カンボジア文字の読み書きを理解している方
講座説明:この講座は、カンボジア語の文法の基礎を学んだことがあり(例えば『ニューエクスプレス カンボジア語』を勉強したレベル)、カンボジア文字の読み書きを理解している方を対象とします。現代のカンボジアのさまざまなトピックスに関する少しまとまった文章をゆっくり読みながら語彙や熟語を増やし、相手に質問したり、自分の意見を述べるための表現を習得していくことが目標です。必要な文法事項については、『ニューエクスプレスカンボジア語』を用いて随時復習していきま
す。また、本学の言語モジュール教材(http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/km/index.html)を適宜、参考にします。カンボジアの社会や文化に関する最新のトピックスについてカンボジア人講師と
一緒に楽しく勉強していきましょう。
テキスト:『ニューエクスプレス カンボジア語』上田広美 白水社 本体2,700円+税
本学言語モジュール教材
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/km/index.html
回数:全12回
受講料:18,000円
開講形式:単独講義
定員:14名
http://www.tufs.ac.jp/common/open-academy/course/index.html
これらのカンボジア語講座は、定員は14~20名とありますが、例年、実際には6,7名の少人数クラスとなっています。
4月開講ですので、
・初めてカンボジア語を学ぶ方(初級I)、
・カンボジア語の文法の基礎を勉強したが、文字はまだ勉強していない方(初中級I)
・カンボジア語の文字の基礎を勉強し、文字の読み書きを理解している方(中級I)
とすべてのレベルが揃っています。
カンボジアを研究のフィールドにしたい、という方は、ぜひカンボジアの方々が話す言葉を学んでみてください。
また、少しできるようになった方は、旅行会話の習得、というよりは、カンボジア語で書かれたものをゆっくりじっくり読んで、カンボジア人ならもっている教養も身に付けましょう。
また、新聞の読み方のコツを学ぶことで、フィールド・ワークで得たメモや資料を読む練習もできます。
受講で府中キャンパスに来校なさる機会に、附属図書館やカフェテリアも利用できます。
カンボジア語や東南アジア関連の豊富な資料をご覧になることもできます(貸出は除く)。
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カンボジア語初級Ⅰ(夜間)
講座名:カンボジア語初級Ⅰ(夜間) A140417
会場名:府中キャンパス
曜日・時間:火曜日 19時20分~20時50分
開講日:2014年4月15日~7月15日 (休講日 4月29日、5月6日)
講師:福富 友子(本学非常勤講師)
重点を置く学習内容:文法・ 会話・ 発音
受講対象者:初めてカンボジア語を学ぶ方
講座説明:カンボジア語で会話ができるようになりたい方のための講座です。初めてカンボジア語を学ぶ方を対象とします。自己紹介、ものの尋ね方、市場での買い物やレストランでの注文の仕方など日常生活の場面に合った会話を、テキストに沿って学んでいきます。カンボジア語の文法は難しくありません。実際に旅行や仕事でカンボジアを訪れたときに使えるよう、少しずつ単語を増やして練習していきましょう。文字のしくみについては簡単にふれます。また、言葉だけでなくカンボジア社会や文化について理解するために、カンボジア人講師に参加してもらう回も設けます。
テキスト:『ニューエクスプレス カンボジア語』 上田広美 白水社 2,700円+税
回数:全12回
受講料:18,000円
開講形式:単独講義
定員:20名
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カンボジア語初中級Ⅰ(夜間)
講座名:カンボジア語初中級Ⅰ(夜間) A140418
会場名:本郷サテライト
曜日・時間:木曜日 19時00分~20時30分
開講日:2014年4月10日~7月10日 (休講日 5月1日、6月26日)
講師:福富 友子(本学非常勤講師)
重点を置く学習内容:文法・会話・ 文字
受講対象者:カンボジア語の基礎をひととおり学んだ方。文字は学んだことがなくても構いません。
講座説明:カンボジア語の読み書きができるようになりたい方のための講座です。見慣れない文字に学ぶことをためらう方も多いと思いますが、文字が読めるようになれば得られる情報量も増え、カンボジアがよりいっそう身近になります。旅行をしても看板やメニューが読めれば自信をもって動けるでしょう。講座では、文字のしくみの説明から始め、絵本や民話などを読めるようにしていきます。辞書の引き方も説明します。名前や簡単な文章もかけるよう練習しましょう。必要な文法については、『ニューエクスプレス カンボジア語』を参考にします。
テキスト:『ニューエクスプレス カンボジア語』 上田広美 白水社 2,700円 +税
回数:全12回
受講料:18,000円
開講形式:単独講義
定員:14名
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カンボジア語中級Ⅰ(夜間)
講座名:カンボジア語中級Ⅰ(夜間) A140419
会場名:本郷サテライト
曜日・時間:水曜日 19時00分~20時30分
開講日:2014年4月16日~7月9日 (休講日 4月30日)
講師:ウンサー・マロム(本学非常勤講師)
重点を置く学習内容:文法・会話・発音・リスニング・作文
受講対象者:カンボジア語の文法の基礎を学んだことがあり(例えば『ニューエクスプレス カンボジア語』を勉強したレべル)、カンボジア文字の読み書きを理解している方
講座説明:この講座は、カンボジア語の文法の基礎を学んだことがあり(例えば『ニューエクスプレス カンボジア語』を勉強したレベル)、カンボジア文字の読み書きを理解している方を対象とします。現代のカンボジアのさまざまなトピックスに関する少しまとまった文章をゆっくり読みながら語彙や熟語を増やし、相手に質問したり、自分の意見を述べるための表現を習得していくことが目標です。必要な文法事項については、『ニューエクスプレスカンボジア語』を用いて随時復習していきま
す。また、本学の言語モジュール教材(http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/km/index.html)を適宜、参考にします。カンボジアの社会や文化に関する最新のトピックスについてカンボジア人講師と
一緒に楽しく勉強していきましょう。
テキスト:『ニューエクスプレス カンボジア語』上田広美 白水社 本体2,700円+税
本学言語モジュール教材
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/km/index.html
回数:全12回
受講料:18,000円
開講形式:単独講義
定員:14名
2014年3月27日
4/5 「新しい東南アジアを見る、学ぶ、食べる」(土屋健治追悼イベント)
「新しい東南アジアを見る、学ぶ、食べる」(第2回土屋健治追悼イベント)
日時:2014年4月5日(土)午前10時~午後5時半
会場:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館3階 中・大会議室
地図→http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/
参加:無料、事前申し込みも不要
主催:土屋健治追悼記念イベント実行委員会
共催:京都大学東南アジア研究所;同大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
インドネシア留学生協会(PPI京都・滋賀支部)
協力:国際交流基金ジャカルタ日本文化センター;伊藤忠インドネシア
概略:このイベントは「見る、学ぶ、食べる」をキーワードとして、三つの空間すなわち、「映像空間」「学術空間」「祝祭空間」を設け、研究者・学生だけでなく、東南アジアに関心をもつ一般の方々や日本に住む東南アジアの方々にも楽しんで頂けることを企図したものです。
「映像空間」では、日イ合作の特撮番組『ガルーダの戦士ビマ』(10:00~10:30予定)、インドネシアで話題のドキュメンタリー映画『デノクとガレン』(16:00~17:30予定)を日本語字幕付きで上映します。
「学術空間」では、「東南アジア研究の新風景―21世紀のつながりのかたち」と題したシンポジウム(13:00~16:00予定)を開催し、基調講演と3名の研究者による話題提供を受け、フロア全体で議論します。
基調講演:押川典昭「土屋健治の学問―まるごと理解すること」
話題提供:小林 知「表があれば、裏がある
―カンボジア農村生活のフィールドワークから」
見市 建「イスラーム化と再編される人々のつながり
―インドネシアから」
坂川直也「東南アジアのドキュメンタリー映画における
民際の広がり」
「祝祭空間」の主な出し物は次の通りです。
○東南アジア各国(ミャンマー、タイ、フィリピン、インドネシア)の屋台食べ物と小物販売(10:00~15:00)
○ジャワ伝統芸能公演(11:30~12:30)by 芸能グループ Hana☆Joss
ガムラン音楽、影絵芝居ワヤン、獅子舞バロンガン、古典詩の朗読など
○短編映像作品"Epic Java"の上映(随時)
○展示ブース「タマン・シスワの世界」by 原田晋
○写真展「東南アジアの新風景」by 実行委有志
○東南アジア関連書籍、および土屋健治追悼集『時間の束をひもといて』の廉価販売 …etc.
このイベントは、1995年に惜しまれつつ他界された土屋健治先生(当時、京都大学東南アジア研究センター教授)の第2回追悼行事として企画され、土屋先生の教え子世代を中心に準備を進めてきました。とはいえ、生前の土屋先生を直接知らない若い世代の研究者や学生、一般の方々、さらに東南アジアなど各国出身の方々を広く主役・対象とし、バラエティに富んだイベントを通じ、タイトル通り「新たなつながり/新しい風景」を共に創り出していきたいと願っています。
どうぞご家族・ご友人お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。
文責・貞好康志(実行委員会メンバー)
なお、
当日配布予定のパンフレット(暫定版)を下記からダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/79597007/Tsuchiya/Panphlet.pdf
また、イベントに関わる情報を下記フェイスブックで刻々更新しています。
https://www.facebook.com/CommemoratingTsuchiyaKenji
日時:2014年4月5日(土)午前10時~午後5時半
会場:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館3階 中・大会議室
地図→http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/
参加:無料、事前申し込みも不要
主催:土屋健治追悼記念イベント実行委員会
共催:京都大学東南アジア研究所;同大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
インドネシア留学生協会(PPI京都・滋賀支部)
協力:国際交流基金ジャカルタ日本文化センター;伊藤忠インドネシア
概略:このイベントは「見る、学ぶ、食べる」をキーワードとして、三つの空間すなわち、「映像空間」「学術空間」「祝祭空間」を設け、研究者・学生だけでなく、東南アジアに関心をもつ一般の方々や日本に住む東南アジアの方々にも楽しんで頂けることを企図したものです。
「映像空間」では、日イ合作の特撮番組『ガルーダの戦士ビマ』(10:00~10:30予定)、インドネシアで話題のドキュメンタリー映画『デノクとガレン』(16:00~17:30予定)を日本語字幕付きで上映します。
「学術空間」では、「東南アジア研究の新風景―21世紀のつながりのかたち」と題したシンポジウム(13:00~16:00予定)を開催し、基調講演と3名の研究者による話題提供を受け、フロア全体で議論します。
基調講演:押川典昭「土屋健治の学問―まるごと理解すること」
話題提供:小林 知「表があれば、裏がある
―カンボジア農村生活のフィールドワークから」
見市 建「イスラーム化と再編される人々のつながり
―インドネシアから」
坂川直也「東南アジアのドキュメンタリー映画における
民際の広がり」
「祝祭空間」の主な出し物は次の通りです。
○東南アジア各国(ミャンマー、タイ、フィリピン、インドネシア)の屋台食べ物と小物販売(10:00~15:00)
○ジャワ伝統芸能公演(11:30~12:30)by 芸能グループ Hana☆Joss
ガムラン音楽、影絵芝居ワヤン、獅子舞バロンガン、古典詩の朗読など
○短編映像作品"Epic Java"の上映(随時)
○展示ブース「タマン・シスワの世界」by 原田晋
○写真展「東南アジアの新風景」by 実行委有志
○東南アジア関連書籍、および土屋健治追悼集『時間の束をひもといて』の廉価販売 …etc.
このイベントは、1995年に惜しまれつつ他界された土屋健治先生(当時、京都大学東南アジア研究センター教授)の第2回追悼行事として企画され、土屋先生の教え子世代を中心に準備を進めてきました。とはいえ、生前の土屋先生を直接知らない若い世代の研究者や学生、一般の方々、さらに東南アジアなど各国出身の方々を広く主役・対象とし、バラエティに富んだイベントを通じ、タイトル通り「新たなつながり/新しい風景」を共に創り出していきたいと願っています。
どうぞご家族・ご友人お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。
文責・貞好康志(実行委員会メンバー)
なお、
当日配布予定のパンフレット(暫定版)を下記からダウンロードできます。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/79597007/Tsuchiya/Panphlet.pdf
また、イベントに関わる情報を下記フェイスブックで刻々更新しています。
https://www.facebook.com/CommemoratingTsuchiyaKenji
2014年3月25日
4/26 東南アジア学会、関東例会
2014年度第1回関東例会・4月例会のご案内を致します。
今回は、北川香子会員、岡本真会員による「17~18世紀柬埔寨国書の分析」及び、髙橋昭雄会員による「ミャンマー村落社会論構築の試み」の2報告です。
詳細は下記をご覧下さい。多くの方々のご来場をお待ちしております。
なお、今回の会場は通常とは異なる「4階セミナースペース」となっております。
ご注意ください。
<2014年度4月例会>
日時:2014年4月26日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト4階セミナースペース
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:北川香子氏(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
岡本真氏(東京大学史料編纂所助教)
コメンテーター:松方冬子先生(東京大学史料編纂所准教授)
報告題:「17~18世紀柬埔寨国書の分析」
<報告要旨>
東京大学史料編纂所は、17・18世紀のクメール語書簡6通各2写本を所蔵している。これらは対になる漢文書簡とともに、近藤重蔵関係資料『外国関係書簡』と『外蕃書翰』に収められている。そのうち1742年に日本に送られてきた書簡は、2013年11月に開催された史料編纂所の第36回史料展覧会で展示され、その機会に報告者らが行った調査によって、『外国関係書簡』所収のものが原本に極めて忠実な写しであることが判明した。すなわち碑刻文以外では、現在知られている中で最古のクメール語文書と考えられる。残り5通は『相国寺書翰屏風』からの写しであり、1742年書簡よりも精度が劣るが、オリジナルの『相国寺書翰屏風』は「天明の大火」で焼失したとされているので、やはり『外国関係書簡』所収のものが、原本に最も近い写しということになる。今回は、これらのクメール語書簡を含めた柬埔寨国書の解読・分析によって、新しく判明した17~18世紀の日本とカンボジアの通交のあり方を報告する。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:髙橋昭雄氏(東京大学東洋文化研究所教授)
コメンテーター:斎藤照子先生(東京外国語大学名誉教授)
報告題:「ミャンマー村落社会論構築の試み」
<報告要旨>
1986年から現在に至るまで、ミャンマー農村200ヵ村以上を訪ね歩き、のべ一万人を超える村人たちと語り合った経験をもとに、「ミャンマー村落社会論」の構築を試みる。日本農村研究から生まれた同族論や自然村論、東南アジア村落研究から想起された家族圏論や屋敷地共住集団論を批判的に継承し、これらの諸理論に自らのインタビュー調査を重ね合わせて、「ミャンマーにおける村とは何か」という、私自身が長年抱き続けてきた問題にとりあえずの見通しをつけてみたい。日本農村社会との比較で得た当面の結論は、「日本の村が生産の共同体であるのに対し、ミャンマーの村は消費のコミュニティである」というものである。ここに至る過程について発表し、コメンテーターをはじめとする研究会参加者の皆さんの批判を仰ぎたいと思う。
終了後、懇親会を用意しております。
今回は、北川香子会員、岡本真会員による「17~18世紀柬埔寨国書の分析」及び、髙橋昭雄会員による「ミャンマー村落社会論構築の試み」の2報告です。
詳細は下記をご覧下さい。多くの方々のご来場をお待ちしております。
なお、今回の会場は通常とは異なる「4階セミナースペース」となっております。
ご注意ください。
<2014年度4月例会>
日時:2014年4月26日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト4階セミナースペース
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html
☆第一報告(13:30~15:30)
報告者:北川香子氏(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)
岡本真氏(東京大学史料編纂所助教)
コメンテーター:松方冬子先生(東京大学史料編纂所准教授)
報告題:「17~18世紀柬埔寨国書の分析」
<報告要旨>
東京大学史料編纂所は、17・18世紀のクメール語書簡6通各2写本を所蔵している。これらは対になる漢文書簡とともに、近藤重蔵関係資料『外国関係書簡』と『外蕃書翰』に収められている。そのうち1742年に日本に送られてきた書簡は、2013年11月に開催された史料編纂所の第36回史料展覧会で展示され、その機会に報告者らが行った調査によって、『外国関係書簡』所収のものが原本に極めて忠実な写しであることが判明した。すなわち碑刻文以外では、現在知られている中で最古のクメール語文書と考えられる。残り5通は『相国寺書翰屏風』からの写しであり、1742年書簡よりも精度が劣るが、オリジナルの『相国寺書翰屏風』は「天明の大火」で焼失したとされているので、やはり『外国関係書簡』所収のものが、原本に最も近い写しということになる。今回は、これらのクメール語書簡を含めた柬埔寨国書の解読・分析によって、新しく判明した17~18世紀の日本とカンボジアの通交のあり方を報告する。
☆第二報告(15:45~17:45)
報告者:髙橋昭雄氏(東京大学東洋文化研究所教授)
コメンテーター:斎藤照子先生(東京外国語大学名誉教授)
報告題:「ミャンマー村落社会論構築の試み」
<報告要旨>
1986年から現在に至るまで、ミャンマー農村200ヵ村以上を訪ね歩き、のべ一万人を超える村人たちと語り合った経験をもとに、「ミャンマー村落社会論」の構築を試みる。日本農村研究から生まれた同族論や自然村論、東南アジア村落研究から想起された家族圏論や屋敷地共住集団論を批判的に継承し、これらの諸理論に自らのインタビュー調査を重ね合わせて、「ミャンマーにおける村とは何か」という、私自身が長年抱き続けてきた問題にとりあえずの見通しをつけてみたい。日本農村社会との比較で得た当面の結論は、「日本の村が生産の共同体であるのに対し、ミャンマーの村は消費のコミュニティである」というものである。ここに至る過程について発表し、コメンテーターをはじめとする研究会参加者の皆さんの批判を仰ぎたいと思う。
終了後、懇親会を用意しております。
2014年3月20日
3/29 【再掲】東南アジア学会、関西例会
3月29日(土)に行われます東南アジア学会関西例会のご案内です。以前ご案内しました発表者の田代亜紀子さんと、もう一人新たに福島直樹さんが提出したばかりの博士予備論文の内容である、ラオス焼畑民の生活用具について、ご報告くださいます。加えて、開始時間を16時から14時へ、早めました。直前の変更になり恐縮ですが、ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
またオープンな研究会ですので自由にご参加ください。事前登録等の手続きは必要ありません。
【日時・場所】
2014年3月29日(土)14:00~18:15(13:30開場)
京都大学総合研究2号館4階会議室(AA447)
(百万遍のキャンパスです、会場地図参照、北と東のカギは開いています)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access
【内容】
①14時から:福島直樹:「ラオス北部焼畑民の生存基盤―生活用具の保有と貸借ネットワークに着目して―」
②16時16分から:田代亜紀子
①14時-16時
【発表者】福島直樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科院生)
【タイトル】ラオス北部焼畑民の生存基盤―生活用具の保有と貸借ネットワークに着目して―
【要旨】
本報告は、近年既製品が急速に流入するラオス農村における農民の生存基盤の所在を明らかにすることを目的とする。生産性を個人や世帯単位で測る従来の開発観と一線を画して、村内で日常的におこなわれている交換様式に着目することで、調査村の農民がいかにして日々の生活の不足を補いうるかを検討した。調査村において農民が生活を維持するために必要なものは、生活用具を保有することにあるのではなく、不足が生じた際にそれを借りてこられるような人的ネットワークを維持することにあったといえる。この人的ネットワークの維持は、生活用具を借りる場合、基本的に三親等以内の血縁を利用していた。およそ20品目ほどの生活用具の利用が可能なとき生存基盤を維持できることが示唆された。
②16時15分-18時15分
【発表者】田代亜紀子(奈良文化財研究所企画調整部国際遺跡研究室 アソシエイトフェロー)
【タイトル】東南アジアにおける遺跡保存と国際基準の受容-ボロブドゥール、アンコールからピマーイへ
【要旨】
東南アジアを代表する大規模な遺跡として、ボロブドゥール、アンコール、スコータイなどがあげられる。これら遺跡を含めた「文化遺産」と近代国家成立の関係、文化遺産の政治性は、これまで多くの研究者により注目されてきた。特に東南アジアにおいては、遺跡の保存・研究が、植民地政策にどのように利用されてきたのかを中心に議論されてきた。一方で、現在の東南アジアにおいて、
ユネスコが推進する世界文化遺産概念に準じた遺跡保存の方法が受容され、各国の遺跡保存政策に反映されている状況を顧みれば、東南アジアにおける遺跡保存政策の国際基準の受容は、ふたつの時代に分けて考える必要がある。つまり、植民宗主国が本格的に遺跡研究・保存へ乗り出した1900年代前半、そして各国がユネスコの協力のもとに遺跡保存を進めた1970年代以降である。本報告では、インドネシア、カンボジア、タイにおける遺跡保存政策を考察し、遺跡の取り扱い方、特にその修復に注目して、遺跡保存をめぐる国際基準が、どのように各国の遺跡保存に影響を与えたのかを明らかにしたい。
●例会終了後には懇親会も予定しております。こちらもぜひご参加ください。
●関西例会では今後の例会の報告者を募集しています。報告を希望される方は、関西例会連絡係りの田崎(tazaki[atmark]asafas.kyoto-u.ac.jp)までお願い致します。また以下関西例会のホームページへのリンクです。こちらもご活用ください。
https://sites.google.com/site/kansaireikaitounanajia/li-huinoo-zhirase
またオープンな研究会ですので自由にご参加ください。事前登録等の手続きは必要ありません。
【日時・場所】
2014年3月29日(土)14:00~18:15(13:30開場)
京都大学総合研究2号館4階会議室(AA447)
(百万遍のキャンパスです、会場地図参照、北と東のカギは開いています)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access
【内容】
①14時から:福島直樹:「ラオス北部焼畑民の生存基盤―生活用具の保有と貸借ネットワークに着目して―」
②16時16分から:田代亜紀子
①14時-16時
【発表者】福島直樹(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科院生)
【タイトル】ラオス北部焼畑民の生存基盤―生活用具の保有と貸借ネットワークに着目して―
【要旨】
本報告は、近年既製品が急速に流入するラオス農村における農民の生存基盤の所在を明らかにすることを目的とする。生産性を個人や世帯単位で測る従来の開発観と一線を画して、村内で日常的におこなわれている交換様式に着目することで、調査村の農民がいかにして日々の生活の不足を補いうるかを検討した。調査村において農民が生活を維持するために必要なものは、生活用具を保有することにあるのではなく、不足が生じた際にそれを借りてこられるような人的ネットワークを維持することにあったといえる。この人的ネットワークの維持は、生活用具を借りる場合、基本的に三親等以内の血縁を利用していた。およそ20品目ほどの生活用具の利用が可能なとき生存基盤を維持できることが示唆された。
②16時15分-18時15分
【発表者】田代亜紀子(奈良文化財研究所企画調整部国際遺跡研究室 アソシエイトフェロー)
【タイトル】東南アジアにおける遺跡保存と国際基準の受容-ボロブドゥール、アンコールからピマーイへ
【要旨】
東南アジアを代表する大規模な遺跡として、ボロブドゥール、アンコール、スコータイなどがあげられる。これら遺跡を含めた「文化遺産」と近代国家成立の関係、文化遺産の政治性は、これまで多くの研究者により注目されてきた。特に東南アジアにおいては、遺跡の保存・研究が、植民地政策にどのように利用されてきたのかを中心に議論されてきた。一方で、現在の東南アジアにおいて、
ユネスコが推進する世界文化遺産概念に準じた遺跡保存の方法が受容され、各国の遺跡保存政策に反映されている状況を顧みれば、東南アジアにおける遺跡保存政策の国際基準の受容は、ふたつの時代に分けて考える必要がある。つまり、植民宗主国が本格的に遺跡研究・保存へ乗り出した1900年代前半、そして各国がユネスコの協力のもとに遺跡保存を進めた1970年代以降である。本報告では、インドネシア、カンボジア、タイにおける遺跡保存政策を考察し、遺跡の取り扱い方、特にその修復に注目して、遺跡保存をめぐる国際基準が、どのように各国の遺跡保存に影響を与えたのかを明らかにしたい。
●例会終了後には懇親会も予定しております。こちらもぜひご参加ください。
●関西例会では今後の例会の報告者を募集しています。報告を希望される方は、関西例会連絡係りの田崎(tazaki[atmark]asafas.kyoto-u.ac.jp)までお願い致します。また以下関西例会のホームページへのリンクです。こちらもご活用ください。
https://sites.google.com/site/kansaireikaitounanajia/li-huinoo-zhirase
2014年3月16日
3/29 東南アジア考古学会、第229回例会
東南アジア考古学会では、下記の通り3月の東南アジア考古学会例会を開催いたします。今回は、奈良文化財研究所の佐藤由似会員に、陶磁器からみた中世カンボジアについてご発表いただきます。また、発表では、出土陶磁資料の一部をカンボジアよりご持参いただけるとのことです。
年度末のお忙しい時期とは思いますが、良い機会ですので皆様是非御参加ください。
東南アジア考古学会第229回例会
日時 2014年3月29日(土) 15時?17時
場所 昭和女子大学研究館7L03教室
発表者:佐藤由似(奈良文化財研究所 国際遺跡研究室研究補佐)
発表題目:陶磁器からみた中世カンボジアーロンヴェーク・ウドン地域を中心に
要旨:
本発表では、中世カンボジアの王都ロンヴェークとウドンにまたがる地域において執り行われた考古学調査について報告する。とりわけ、当地域で出土した陶磁資料には中国青花を中心に東南アジア産陶磁、肥前磁器などが確認され、良好な陶磁器群の存在が明らかとなった。これら出土陶磁資料の分析結果を踏まえ、中世カンボジアにおける王都の様相と陶磁貿易の一端について検討したい。
なお発表に際し、出土陶磁資料の一部を持参し、帰国する予定です。資料を介して皆様のご意見を頂戴できれば幸いです。
問い合わせ:
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7 昭和女子大学
歴史文化学科 菊池誠一研究室内
E-mail: jssaa[atmark]jssaa.jp
年度末のお忙しい時期とは思いますが、良い機会ですので皆様是非御参加ください。
東南アジア考古学会第229回例会
日時 2014年3月29日(土) 15時?17時
場所 昭和女子大学研究館7L03教室
発表者:佐藤由似(奈良文化財研究所 国際遺跡研究室研究補佐)
発表題目:陶磁器からみた中世カンボジアーロンヴェーク・ウドン地域を中心に
要旨:
本発表では、中世カンボジアの王都ロンヴェークとウドンにまたがる地域において執り行われた考古学調査について報告する。とりわけ、当地域で出土した陶磁資料には中国青花を中心に東南アジア産陶磁、肥前磁器などが確認され、良好な陶磁器群の存在が明らかとなった。これら出土陶磁資料の分析結果を踏まえ、中世カンボジアにおける王都の様相と陶磁貿易の一端について検討したい。
なお発表に際し、出土陶磁資料の一部を持参し、帰国する予定です。資料を介して皆様のご意見を頂戴できれば幸いです。
問い合わせ:
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7 昭和女子大学
歴史文化学科 菊池誠一研究室内
E-mail: jssaa[atmark]jssaa.jp
2014年3月10日
3/14 東南アジア研究所共同利用・共同研究拠点、年次研究成果発表会
2013年度の共同利用・共同研究拠点「東南アジア国際共同研究拠点」の年次研究成果発表会を下記の要領で実施いたします。
平成25年度東南アジア研究所共同利用・共同研究拠点
「東南アジア研究の国際共同研究拠点」年次研究成果発表会
日 時:平成26年3月14日(金)9:30-18:45p.m.
会 場:京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室
プログラム
平成25年度東南アジア研究所共同利用・共同研究拠点
「東南アジア研究の国際共同研究拠点」年次研究成果発表会
日 時:平成26年3月14日(金)9:30-18:45p.m.
会 場:京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室
プログラム
2014年3月3日
3/11 映像ドキュメンタリー・フォーラム:東南アジアにおける多元共生
東南アジアの若手映像作家によるドキュメンタリー作品映写会のご案内です。
映像ドキュメンタリー・フォーラム:東南アジアにおける多元共生
東南アジアの若手映像作家の投稿による映像作品から選考委員が選んだ5本の作品について、作家たちを交えた公開の映写会です。
日時:2014年3月11日(火) 13:00~
場所:稲盛記念館3階大会議室(330)
東南アジアは長い歴史の過程で培われた社会・文化・政治・宗教的多様性を包含する地域です。移動や労働機会、モノの流れとともに人々が出会い、交錯する場であり、様々な「違い」を抱えた人々が共存しています。映像を通じてこの多元性にふれるとともに、東南アジアの若い映像作家たちが自社会の多様性にどのように向き合っているかを学ぶフォーラムです。(主催:京都大学東南アジア研究所)
オープンな会ですので、自由にご参加ください。
http://sea-sh.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/visual-documentary-project2013/
映像ドキュメンタリー・フォーラム:東南アジアにおける多元共生
東南アジアの若手映像作家の投稿による映像作品から選考委員が選んだ5本の作品について、作家たちを交えた公開の映写会です。
日時:2014年3月11日(火) 13:00~
場所:稲盛記念館3階大会議室(330)
東南アジアは長い歴史の過程で培われた社会・文化・政治・宗教的多様性を包含する地域です。移動や労働機会、モノの流れとともに人々が出会い、交錯する場であり、様々な「違い」を抱えた人々が共存しています。映像を通じてこの多元性にふれるとともに、東南アジアの若い映像作家たちが自社会の多様性にどのように向き合っているかを学ぶフォーラムです。(主催:京都大学東南アジア研究所)
オープンな会ですので、自由にご参加ください。
http://sea-sh.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/visual-documentary-project2013/
2014年2月27日
3/29 東南アジア学会、関西例会
3月29日(土)に行われます東南アジア学会関西例会のご案内です。
オープンな研究会ですので自由にご参加ください。事前登録等の手続きは必要ありません。
【日時・場所】
2014年3月29日(土)16:00~18:15(15:30開場)
京都大学総合研究2号館4階会議室(AA447)
(百万遍のキャンパスです、会場地図参照、北と東のカギは開いています)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access
【発表者】
田代亜紀子(奈良文化財研究所企画調整部国際遺跡研究室 アソシエイトフェロー)
【タイトル】
東南アジアにおける遺跡保存と国際基準の受容-ボロブドゥール、アンコールからピマーイへ
【要旨】
東南アジアを代表する大規模な遺跡として、ボロブドゥール、アンコール、スコータイなどがあげられる。これら遺跡を含めた「文化遺産」と近代国家成立の関係、文化遺産の政治性は、これまで多くの研究者により注目されてきた。特に東南アジアにおいては、遺跡の保存・研究が、植民地政策にどのように利用されてきたのかを中心に議論されてきた。一方で、現在の東南アジアにおいて、ユネスコが推進する世界文化遺産概念に準じた遺跡保存の方法が受容され、各国の遺跡保存政策に反映されている状況を顧みれば、東南アジアにおける遺跡保存政策の国際基準の受容は、ふたつの時代に分けて考える必要がある。つまり、植民宗主国が本格的に遺跡研究・保存へ乗り出した1900年代前半、そして各国がユネスコの協力のもとに遺跡保存を進めた1970年代以降である。本報告では、インドネシア、カンボジア、タイにおける遺跡保存政策を考察し、遺跡の取り扱い方、特にその修復に注目して、遺跡保存をめぐる国際基準が、どのように各国の遺跡保存に影響を与えたのかを明らかにしたい。
●例会終了後には懇親会も予定しております。こちらもぜひご参加ください。
オープンな研究会ですので自由にご参加ください。事前登録等の手続きは必要ありません。
【日時・場所】
2014年3月29日(土)16:00~18:15(15:30開場)
京都大学総合研究2号館4階会議室(AA447)
(百万遍のキャンパスです、会場地図参照、北と東のカギは開いています)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access
【発表者】
田代亜紀子(奈良文化財研究所企画調整部国際遺跡研究室 アソシエイトフェロー)
【タイトル】
東南アジアにおける遺跡保存と国際基準の受容-ボロブドゥール、アンコールからピマーイへ
【要旨】
東南アジアを代表する大規模な遺跡として、ボロブドゥール、アンコール、スコータイなどがあげられる。これら遺跡を含めた「文化遺産」と近代国家成立の関係、文化遺産の政治性は、これまで多くの研究者により注目されてきた。特に東南アジアにおいては、遺跡の保存・研究が、植民地政策にどのように利用されてきたのかを中心に議論されてきた。一方で、現在の東南アジアにおいて、ユネスコが推進する世界文化遺産概念に準じた遺跡保存の方法が受容され、各国の遺跡保存政策に反映されている状況を顧みれば、東南アジアにおける遺跡保存政策の国際基準の受容は、ふたつの時代に分けて考える必要がある。つまり、植民宗主国が本格的に遺跡研究・保存へ乗り出した1900年代前半、そして各国がユネスコの協力のもとに遺跡保存を進めた1970年代以降である。本報告では、インドネシア、カンボジア、タイにおける遺跡保存政策を考察し、遺跡の取り扱い方、特にその修復に注目して、遺跡保存をめぐる国際基準が、どのように各国の遺跡保存に影響を与えたのかを明らかにしたい。
●例会終了後には懇親会も予定しております。こちらもぜひご参加ください。
2014年2月26日
12/15-17 Colloque international sur le Cambodge
Colloque international sur le Cambodge
Université Royale des Beaux-Arts
Faculté d’Archéologie, Phnom Penh
15-16-17 décembre 2014
LA CONSCIENCE DU PASSÉ CHEZ LES KHMERS ET LEURS VOISINS.
APPROCHES LINGUISTIQUE, HISTORIQUE ET ETHNOLOGIQUE
La linguistique, l'histoire et l'ethnologie, trois des disciplines pratiquées au sein des études khmères, se sont essayées à décrire ponctuellement les perceptions du passé. Mais elles l'ont fait trop souvent en termes de manque. Ainsi, la langue khmère n'utilisant guère de marqueurs de temps clairement identifiables, la perception de la durée devrait en être affectée. De même, la faible véridicité des documents narratifs et leur rareté connoteraient une conscience historique amoindrie. A son tour, la faible conscience généalogique des villageois, entretenue par des cultes chtoniens les renvoyant à un ancêtre fondateur mythique, signerait une lacune mnésique. Il n'est pas jusqu'à l'image hyperbolique d'Angkor dans la conscience des Khmers, ce " fardeau de l'histoire ", qui n'ait été décrite comme résultant d'une intervention étrangère, française en l'occurrence. La valeur de ces travaux aussi divers qu'éparpillés tient à leur caractère pionnier dans l'identification d'un rapport spécifique au passé.
Mais ils restent prisonniers pour la plupart d'une approche ethnocentrée, qu'il est aujourd'hui possible de dépasser : au recours aux catégories grammaticales tirées de l'expérience des langues indo-européennes, on préfèrera l'étude des unités linguistiques dans la diversité de leurs emplois et valeurs sémantiques - dont les emplois dits aspectuels (accompli vs inaccompli) ne sont qu'une partie - pour une plus fine appréhension de ces unités traditionnellement identifiées comme marqueurs temporels ; au lieu de déplorer la faible valeur historique des sources, on pourra débusquer dans des genres a priori non historiques une " texture de l'histoire ", en y repérant des techniques narratives pour évoquer le passé ; à la simple analyse des mythes de fondation, on substituera volontiers l'étude croisée desdits mythes à celle des rites, et au réemploi des objets et des monuments comme autant de traces utilisées en tant que support mnésique par une conscience active du passé.
Plus généralement, ce colloque invite à une réflexion de fond sur l'expérience des passés, appuyée autant que possible sur les récents acquis de la recherche, aussi bien orientaliste qu'européaniste. Parce que les représentations du passé ne sauraient être appréhendées en dehors de l'environnement qui leur sert de révélateur, on portera une attention particulière à la matérialité du monde indochinois dans lequel vivent les Khmers, qu'il s'agisse des lieux construits par la narration (fleuves, rivières, étangs ; forêts, arbres ; tertres, monts ; toponymes) ou des objets manifestant la " durabilité du monde " (temples, objets rituels, textes oraux, etc.). Ces traces qui sont souvent perçues comme étant celles des ancêtres défunts relient entre elles les perspectives temporelles, et sont ainsi le matériau d'élaborations successives de représentations du passé en fonction des événements du présent et des attentes projetées dans l'avenir.
Modalités pratiques :
La faculté d’archéologie de l'Université Royale des Beaux-Arts de Phnom Penh, en collaboration avec l'Unité de Recherche Structure et Dynamique des Langues (UMR 8202 - INALCO/IRD/CNRS) et l'Association d'Echanges et de Formation pour les Etudes Khmères, propose d'accueillir en ses murs un panel de spécialistes en vue d'explorer les représentations du passé au sein du monde khmer et plus largement indochinois, suivant quatre orientations qui ne s'excluent d'ailleurs pas forcément :
- Une approche linguistique : les unités linguistiques qui peuvent être employées pour construire des valeurs de l'accompli ou du révolu dans la langue khmère ; les marqueurs de reprise ou d'anaphore ; le champ sémantique du souvenir et de l'oubli dans la langue khmère ; l'étude des mots comme trace d'un passé historique.
- Une approche historique : les représentations du passé à travers les sources textuelles et les realia du Cambodge ancien et moderne (VIe-XIXe siècles) ; la conscience et l'exploitation des liens généalogiques dans le jeu du pouvoir (circa 1863-1993).
- Une approche ethnologique : la représentation du passé à travers les mythes, les rites, et les vestiges des temples, autant de passerelles cultuelles avec le Cambodge ancien.
- Une approche comparatiste dans le cadre des trois disciplines mentionnées : le passé des Khmers à l'épreuve du passé des peuples de la Péninsule indochinoise (la perception du passé des Khmers par les peuples de la péninsule indochinoise et du passé de ces derniers par les Khmers ; les représentations du passé chez les peuples de la Péninsule indochinoise).
http://cambodge2014.free.fr
Université Royale des Beaux-Arts
Faculté d’Archéologie, Phnom Penh
15-16-17 décembre 2014
LA CONSCIENCE DU PASSÉ CHEZ LES KHMERS ET LEURS VOISINS.
APPROCHES LINGUISTIQUE, HISTORIQUE ET ETHNOLOGIQUE
La linguistique, l'histoire et l'ethnologie, trois des disciplines pratiquées au sein des études khmères, se sont essayées à décrire ponctuellement les perceptions du passé. Mais elles l'ont fait trop souvent en termes de manque. Ainsi, la langue khmère n'utilisant guère de marqueurs de temps clairement identifiables, la perception de la durée devrait en être affectée. De même, la faible véridicité des documents narratifs et leur rareté connoteraient une conscience historique amoindrie. A son tour, la faible conscience généalogique des villageois, entretenue par des cultes chtoniens les renvoyant à un ancêtre fondateur mythique, signerait une lacune mnésique. Il n'est pas jusqu'à l'image hyperbolique d'Angkor dans la conscience des Khmers, ce " fardeau de l'histoire ", qui n'ait été décrite comme résultant d'une intervention étrangère, française en l'occurrence. La valeur de ces travaux aussi divers qu'éparpillés tient à leur caractère pionnier dans l'identification d'un rapport spécifique au passé.
Mais ils restent prisonniers pour la plupart d'une approche ethnocentrée, qu'il est aujourd'hui possible de dépasser : au recours aux catégories grammaticales tirées de l'expérience des langues indo-européennes, on préfèrera l'étude des unités linguistiques dans la diversité de leurs emplois et valeurs sémantiques - dont les emplois dits aspectuels (accompli vs inaccompli) ne sont qu'une partie - pour une plus fine appréhension de ces unités traditionnellement identifiées comme marqueurs temporels ; au lieu de déplorer la faible valeur historique des sources, on pourra débusquer dans des genres a priori non historiques une " texture de l'histoire ", en y repérant des techniques narratives pour évoquer le passé ; à la simple analyse des mythes de fondation, on substituera volontiers l'étude croisée desdits mythes à celle des rites, et au réemploi des objets et des monuments comme autant de traces utilisées en tant que support mnésique par une conscience active du passé.
Plus généralement, ce colloque invite à une réflexion de fond sur l'expérience des passés, appuyée autant que possible sur les récents acquis de la recherche, aussi bien orientaliste qu'européaniste. Parce que les représentations du passé ne sauraient être appréhendées en dehors de l'environnement qui leur sert de révélateur, on portera une attention particulière à la matérialité du monde indochinois dans lequel vivent les Khmers, qu'il s'agisse des lieux construits par la narration (fleuves, rivières, étangs ; forêts, arbres ; tertres, monts ; toponymes) ou des objets manifestant la " durabilité du monde " (temples, objets rituels, textes oraux, etc.). Ces traces qui sont souvent perçues comme étant celles des ancêtres défunts relient entre elles les perspectives temporelles, et sont ainsi le matériau d'élaborations successives de représentations du passé en fonction des événements du présent et des attentes projetées dans l'avenir.
Modalités pratiques :
La faculté d’archéologie de l'Université Royale des Beaux-Arts de Phnom Penh, en collaboration avec l'Unité de Recherche Structure et Dynamique des Langues (UMR 8202 - INALCO/IRD/CNRS) et l'Association d'Echanges et de Formation pour les Etudes Khmères, propose d'accueillir en ses murs un panel de spécialistes en vue d'explorer les représentations du passé au sein du monde khmer et plus largement indochinois, suivant quatre orientations qui ne s'excluent d'ailleurs pas forcément :
- Une approche linguistique : les unités linguistiques qui peuvent être employées pour construire des valeurs de l'accompli ou du révolu dans la langue khmère ; les marqueurs de reprise ou d'anaphore ; le champ sémantique du souvenir et de l'oubli dans la langue khmère ; l'étude des mots comme trace d'un passé historique.
- Une approche historique : les représentations du passé à travers les sources textuelles et les realia du Cambodge ancien et moderne (VIe-XIXe siècles) ; la conscience et l'exploitation des liens généalogiques dans le jeu du pouvoir (circa 1863-1993).
- Une approche ethnologique : la représentation du passé à travers les mythes, les rites, et les vestiges des temples, autant de passerelles cultuelles avec le Cambodge ancien.
- Une approche comparatiste dans le cadre des trois disciplines mentionnées : le passé des Khmers à l'épreuve du passé des peuples de la Péninsule indochinoise (la perception du passé des Khmers par les peuples de la péninsule indochinoise et du passé de ces derniers par les Khmers ; les représentations du passé chez les peuples de la Péninsule indochinoise).
http://cambodge2014.free.fr
2014年2月14日
3/28 京都大学東南アジア研究所、公募共同研究
京都大学東南アジア研究所より、公募共同研究の募集開始をお知らせします。
東南アジア研究所は、2010年より、共同利用・共同研究拠点「東南アジア研究の
国際共同研究拠点」事業を実施しています。このたび、下記のURLにて、2014年
度の公募要領を公開いたしました。
今年度の申請の締め切りは、3月28日(金)となります。
また、申請書類の書式ファイルについても、近日中に公開いたします。
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/research/open_recruitment/
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/research/open_recruitment/
今回から、「タイプ6」として、修士課程院生を含む若手研究者が個人で申請で
きる個別型の課題を設置しました。東南アジア研究所図書室等での資料収集のた
めの旅費を支給するものです。
東南アジア研究所は、2010年より、共同利用・共同研究拠点「東南アジア研究の
国際共同研究拠点」事業を実施しています。このたび、下記のURLにて、2014年
度の公募要領を公開いたしました。
今年度の申請の締め切りは、3月28日(金)となります。
また、申請書類の書式ファイルについても、近日中に公開いたします。
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/research/open_recruitment/
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/research/open_recruitment/
今回から、「タイプ6」として、修士課程院生を含む若手研究者が個人で申請で
きる個別型の課題を設置しました。東南アジア研究所図書室等での資料収集のた
めの旅費を支給するものです。
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