2014年6月10日

6/28 東南アジア学会、関東例会

<2014年度6月例会>
日時:2014年6月28日(土)13:30~17:45
会場:東京外国語大学・本郷サテライト5階セミナースペース
http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

☆第一報告(13:30~15:30)

報告者:久礼 克季(立教大学アジア地域研究所特任研究員)

コメンテーター:鈴木 恒之(東京女子大学名誉教授)

報告題:「17世紀ジャワ北岸地域の華人とマタラム王国」

<報告要旨>

 17世紀にジャワ北岸地域で活動した華人は、この時期のジャワ史の展開を方向づけるうえで重要な役割を果たした。当該の時期、多くの華人は、出身地との関係を維持しながらジャワ島での貿易活動に参入し、自らムスリムとなって現地人の女性と家族を形成しながら貿易を行い、富を蓄積した。また、同世紀にジャワの貿易に参入したオランダ東インド会社とも関係を構築した。

こうした華人は、この時期に内陸部から北岸地域へと勢力を拡大したマタラム王国の経済活動に重要な意義を持つに至る。同王国は、特に東インド会社との貿易を行ううえで北岸地域の華人を活用し、米や塩、木材、さらにはこの時期に初めて栽培と生産が行われる砂糖の輸出を中心に貿易を展開させた。これらの貿易を通じて構築された両者の関係をもとに、同王国は、華人を経済活動において利用して、17世紀末まで集権的政策を進めた。

本報告は、こうした17世紀におけるジャワ北岸地域の華人とマタラム王国との関係について、オランダ東インド会社文書をはじめとするオランダ人の記録を主に用いて検討する。

☆第二報告(15:45~17:45)

報告者:NHIM SOTHEAVIN(上智大学アジア文化研究所・共同研究所員)

コメンテーター:北川香子(学習院大学・青山学院大学非常勤講師)

報告題:Factors behind the change of the Khmer Capital from Angkor to the South in the 15th century

報告言語:英語

<報告要旨>
要旨は準備中です。しばらくお待ち下さい。

終了後、懇親会を用意しております。

■関東例会ウェブサイト
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