東南アジア考古学会では、下記の通り3月の東南アジア考古学会例会を開催いたします。今回は、奈良文化財研究所の佐藤由似会員に、陶磁器からみた中世カンボジアについてご発表いただきます。また、発表では、出土陶磁資料の一部をカンボジアよりご持参いただけるとのことです。
年度末のお忙しい時期とは思いますが、良い機会ですので皆様是非御参加ください。
東南アジア考古学会第229回例会
日時 2014年3月29日(土) 15時?17時
場所 昭和女子大学研究館7L03教室
発表者:佐藤由似(奈良文化財研究所 国際遺跡研究室研究補佐)
発表題目:陶磁器からみた中世カンボジアーロンヴェーク・ウドン地域を中心に
要旨:
本発表では、中世カンボジアの王都ロンヴェークとウドンにまたがる地域において執り行われた考古学調査について報告する。とりわけ、当地域で出土した陶磁資料には中国青花を中心に東南アジア産陶磁、肥前磁器などが確認され、良好な陶磁器群の存在が明らかとなった。これら出土陶磁資料の分析結果を踏まえ、中世カンボジアにおける王都の様相と陶磁貿易の一端について検討したい。
なお発表に際し、出土陶磁資料の一部を持参し、帰国する予定です。資料を介して皆様のご意見を頂戴できれば幸いです。
問い合わせ:
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7 昭和女子大学
歴史文化学科 菊池誠一研究室内
E-mail: jssaa[atmark]jssaa.jp