2010年7月13日

7/23 上智大学アジア文化研究所「東南アジア考古研究会」

上智大学アジア文化研究所主催
東南アジア考古学会共催
「東南アジア考古研究会」

日時:2010年7月23日(金)/18時半から20時
場所:上智大学(四ツ谷キャンパス)2号館6階630a会議室

講師:北野信彦氏(東京文化財研究所 保存修復科学センター 伝統技術研究室室長)
題目:「桃山文化期における東南アジア産輸入漆の調達と使用」

上智大学アジア文化研究所は、東南アジア考古学会との共催で「東南アジア考古 研究会」を開催します。
今回は、東京文化財研究所の北野信彦氏をお招きし、日本国内で出土した東南アジア産漆についてご発表いただきます。
京都市内の近世初頭期から江戸時代前期頃にかけての遺跡から、樹脂塗料が付着した壺が出土しました。
分析の結果、この樹脂は漆でさらに成分がタイ・カンボジア・ビルマ周辺の生漆状樹液の特徴と一致することが判明しました。
具体的な漆の輸入と流通について、考古資料およびその分析を通じてあらたな一石を投じた研究であります。
活発な意見交換もいたしたく、皆様のご来場をお待ちしております。

申し込み不要
*会場までの交通/学内地図はこちらをご覧ください
大学ウェブページ: http://www.sophia.ac.jp/jpn/top/info/access