第80回 国語メディア研究会(2009年12月)
テーマ:『異文化交流とメディアリテラシー教育』
講師:坂本 旬 氏
法政大学キャリアデザイン学部 教授
■日時 :2009年12月19日(土) 午後5時30分~
■場所 :高津市民館 第6会議室
■参加費:1000円 予約不要 当日参加歓迎
「文明の同盟」とはユネスコが主催するメディア・リテラシー教育の情報交換サイトです。
the UN-Alliance of Civilizations Media Literacy Education clearinghouse
http://www.aocmedialiteracy.org/
NAML(The National Association for Media Literacy Education)は2001年に創設されたアメリカの全国メディア・リテラシー教育研究団体です。
http://namle.net/about
2003年から隔年で全国大会を開いています。
今年は「リテラシーの架け橋:デジタル世界におけるクリティカルな関係」をテーマに、8月上旬、デトロイトで開かれました。
12月はこちらの大会に参加された坂本氏をお招きし、世界のメディア・リテラシー教育情報を伺います。
また、江戸川区とカンボジアの小学校を結ぶ異文化交流をベースとしたメディア・リテラシー教育のご実践についてもお話しいただきます。
師走、2009年を振り返るとともに、グローバルな視点でメディア・リテラシー教育について語り合ってみませんか。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
--------------------------------------------------------------
『異文化交流とメディアリテラシー教育』
法政大学 教授 坂本 旬
--------------------------------------------------------------
1 国連「文明の同盟」とメディアリテラシー教育
・ 「文明の同盟」がメディアリテラシー教育を重視する理由とその中身
2 NAMLEと「文明の同盟」
・NAMLEが「文明の同盟」の意向を受けて進めている実践例の紹介(テンプル大学の例)
3 CultureQuestJapanによる文化探究学習とメディアリテラシー教育
・僕たちが進めている実践の紹介(科研費)
江戸川区立鹿骨東小学校での実践例
・子どもたちのカンボジアのイメージとテレビビデオレター制作の実践
テレビ電話会議によるコミュニケーション授業
4 まとめ 理論的な課題
・「文明の同盟」が提起した問題とは
異文化理解教育とメディアリテラシー教育の関係を考える
・メディアリテラシー教育はそれじたいが教育の目的ではないという問題
・メディアの読み解き、メディアの制作よりも重要なのはコミュニケーションであるという問題
・メディアリテラシー教育の発達段階説(3C)と実践像
Correspondence - Communication - Collaboration