2013年6月9日

6/29-30 第7回日本カンボジア研究会、プログラム

第7回 日本カンボジア研究会のご案内

日本カンボジア研究会では、今年度の研究会を以下の要領で開催いたします。本研究会は、カンボジアに関連した総合的な意見交換の場をつくることを目的とし、多様な分野・専門性と立場の方を一同に集め、年に一回研究会を開催しています。

今年は、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の支援を受けた統一選挙がカンボジアで実施されてから、20年目にあたります。そこで、この間に進んだ社会再編の歩みをナショナルとローカルの両レベルで振り返り、その「光」と「影」の所在を明らかにする特別パネルを二日目に組織します。

オープンな研究会ですので、お誘い合わせの上ぜひ積極的にご参集ください。参加にあたって、事前の連絡は必要ありません。

日時:2013年6月29日(土)、30日(日)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室

▼会場は、百万遍ではなく川端通り沿いのキャンパスになります。 会場の場所に
ついてはこちらもご参照ください。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_m.htm

【第1日目】

13:50 開会 (13:00 開場)

14:00-15:10 自由発表(1)
新谷春乃(東京大学大学院総合文化研究科)
「カンボジア現代史認識の変容―1979年以降の国定教科書の分析を通して―」
☞発表要旨

15:10-16:20 自由発表(2)
千田沙也加(名古屋大学大学院教育発達科学研究科)
「カンボジアにおけるポル・ポト時代後の教師像―カンダール州前期中等教員養成校教師のライフヒストリーから―」
☞発表要旨

16:20-16:30 休憩

16:30-17:40 自由発表(3)
石橋弘之(東京大学大学院農学生命科学研究科)
「カンボジア南西部カルダモン山脈における社会関係の再編―移動、離別、交流、再会、記憶―」
☞発表要旨

17:40-18:00 質疑

18:30- 懇親会

【第2日目】

特別企画パネル「1993年以降のカンボジアの変容が示す光と影」

12:00-12:40 ☞趣旨説明
小林知(京都大学東南アジア研究所)
「『国際関与下の社会再編』を問い直す」

12:40-13:20 発表(1)
高橋宏明(東海大学教養学部国際学科)
「変わるもの、変わらないもの―カンボジア「復興」・「再生」の20年を振り返る―」

13:20-14:00 発表(2) 
矢倉研二郎(阪南大学経済学部)
「カンボジア農村からの労働移動―その社会・経済・政治的背景とインパクト」

14:00-14:10 休憩

14:10-14:50 発表(3)
米倉雪子(昭和女子大学人間文化学部)
「カンボジア農村での農業開発協力と保健医療協力をつなぐ試み」

14:50-15:30 発表(4)
百村帝彦(九州大学熱帯農学研究センター)
「カンボジアにおける森林資源管理の変容」

15:30-15:40 休憩

15:40-17:30 質疑とディスカッション
司会:笹川秀夫(立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部)
ディスカッサント:
高橋美和(愛国学園大学人間文化学部)
坂野一生(神戸大学大学院国際協力研究科)
山田裕史(日本学術振興会特別研究員PD)
その他

17:35 閉会

以上

連絡先:小林知(京都大学東南アジア研究所)