2011年6月18日

7/2 カンボジア市民フォーラム/東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム共催、2011年度カンボジア連続セミナー「開発下カンボジアにおける政治・社会状況のいま-NGO法案、土地紛争から考えるNGOの役割-」

カンボジア市民フォーラム/東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」
プログラム(HSP)共催 2011年度カンボジア連続セミナー(第3回)

「開発下カンボジアにおける政治・社会状況のいま-NGO法案、土地紛争から考えるNGOの役割-」

カンボジアは本年10月、国際化したカンボジア紛争に終止符を打った「パリ和平協定」の締結から20周年を迎えます。

武力紛争が完全に終結し、政治的安定のもとで本格的な開発の時代を迎えた今日のカンボジアにおいて、民主的社会の実現を掲げたパリ和平協定の理念はどこまで達成されたのでしょうか。

同協定が憲法の原則に定めた市民的自由は、現在カンボジア政府が策定しているNGO法案によって脅かされています。市民活動を規制する同法案に対し、ローカルNGO、国際NGOはもちろん、援助国・機関も懸念の声を挙げています。

また、経済発展が急速に進む同国では、基本的人権の侵害の増加や、貧富の格差の拡大が問題になっており、これが近年、頻発する土地紛争に顕著に表れています。強制移住に遭い、土地を奪われた農民がさらに貧困化する一方、首都では高級車の数が増加の一途をたどり、オシャレで高級なカフェも続々とオープンしています。

本セミナーでは、カンボジアに2年半(2008年10月~2011年4月)滞在したカンボジア市民フォーラム事務局調整員が、現地の人権NGOでの活動や選挙監視活動に従事した経験などをもとに、パリ和平協定締結から20年目を迎えるカンボジアの政治・社会状況を、過去2年半の変化とともに報告します。

【報告者】上村 未来
(カンボジア市民フォーラム事務局調整員/上智大学大学院博士前期課程)

【日時】2011年7月2日(土)14:30-17:00(開場:14:00)

【会場】東京大学駒場キャンパス18号館ホール

【定員】150名(予定)

【参加申込】事前申込制(ホームページ〔http://www.pefocj.org 〕の
専用フォームにて受付けております。

【資料代】一般:700円、カンボジア市民フォーラム会員/学生:500円

【会場へのアクセス】京王井の頭線「駒場東大前」駅から徒歩1分

【お問い合わせ】カンボジア市民フォーラム事務局(担当:山田、貝塚)
E-mail:pefocj[atmark]hotmail.co.jp TEL:03-3834-2407 FAX:03-3835-0519

※どなたでもご参加いただけます。