国際シンポジウム
「カンボジアにおけるガバナンス改革の現状と課題:
平和と開発におけるODA、NGO、民間投資の役割」
◆日時:2010年2月27日(土)10:00~17:20 (開場9:30)
◆会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
【定員】200名 【使用言語】日本語(カンボジア人ゲストの報告は英語:同時通訳あり)
【資料代】一般:800円/学生・カンボジア市民フォーラム会員:500円
【お申込み】事前申込制 参加申込はこちら
【お問い合せ】 カンボジア市民フォーラム事務局(担当:山田 裕史/貝塚 乃梨子)
TEL:03-3834-2407 / FAX :03-3835-0519
◆主催:東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム(HSP)、(株)法学館、共同研究「研究と実践をつなぐ難民・移民に関するデータ・ベース(CDR)の開発」、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)「国連平和活動とビジネス:紛争、人の移動とガバナンス」
◆共催:カンボジア市民フォーラム
◆後援:外務省、独立行政法人 国際協力機構(JICA)、株式会社 朝日新聞社、特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)、平和構築研究会、「平和構築とビジネス」研究会
◆カンボジアの平和と開発のために、日本が果たすべき役割とは、
1990年代末に政治的安定を実現したカンボジアは、2000年代に入ると本格的な開発の時代を迎えました。カンボジア政府は現在、国家開発戦略の最優先課題に「グッド・ガバナンス(良き統治)」の確立を掲げ、国際社会の支援を得ながらガバナンス改革(①汚職との戦い、②司法改革、③行政改革、④国軍改革と兵員削減)に取り組んでいます。
日本はこれまで、ODAやNGOによる支援を中心に、復興と開発に向けたカンボジアの人々の努力に対して積極的な協力を続けてきました。また、日カンボジア投資協定の発効(2008年)にともない、近年では開発における民間投資の役割にも期待が高まっています。
本シンポジウムでは、カンボジア政府が進めるガバナンス改革の現状と課題を検証したうえで、カンボジアの持続的な平和と開発の実現に向けて、日本(外務省・JICA、NGO、民間企業)が今後、どのような役割を果たすべきかを率直に議論します。
◆プログラム
【司会】佐藤 安信 氏(東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム教授)
10:00 ~ 10:10 開会の辞 山影 進 氏(東京大学大学院総合文化研究科長・教養学部長)
10:10 ~ 10:30 趣旨説明 山田 裕史 氏(カンボジア市民フォーラム事務局長)
第1部 基調講演
10:30 ~ 11:10 基調講演 篠原 勝弘 氏(前駐カンボジア特命全権大使/(財)カンボジア国際教育支援基金(CIESF)副理事長・カンボジアオフィス代表)
11:10 ~ 11:30 質疑応答
<11:30 ~ 13:00 昼休憩>
第2部 報告「ガバナンス改革の現状と課題」
13:00 ~ 13:25 報告①【汚職との戦い】ヒアウ・ヴィアスナー氏(Coalition for Transparency Cambodia:CTC)
13:25 ~ 13:50 報告②【司法改革】坂野 一生 氏(カンボジア司法省)
13:50 ~ 14:15 報告③【行政改革】コル・パンニャー氏(Committee for Free and Fair Election in Cambodia:COMFREL)
14:15 ~ 14:40 報告④【国軍改革と兵士削減】東 佳史 氏(茨城大学)
<14:40 ~ 15:00 休憩>
第3部 パネルディスカッション
15:00 ~ 16:30 パネルディスカッション
【ファシリテーター】
熊岡 路矢 氏(東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム客員教授)
【パネリスト(50音順)】
後藤 文男 氏(外務省アジア大洋州局南部アジア部南東アジア第1課)
小林 知 氏(京都大学東南アジア研究所)
佐藤 真美 氏(カンボジア市民フォーラム)
松下 正敬 氏(丸紅プロテックス株式会社)
向井 直人 氏(国際協力機構東南アジア第2部東南アジア第5課)
16:30 ~ 17:00 質疑応答
17:00 ~ 17:15 まとめと提言 佐藤 安信 氏/熊岡 路矢 氏
17:15 ~ 17:20 閉会の辞 丸山 真人 氏(東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム運営委員長)
◆会場のご案内
東京大学駒場キャンパス(18 号館ホール)
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
・渋谷駅から 京王井の頭線( 吉祥寺方面行)
-「 駒場東大前駅」東口徒歩1分
・下北沢駅( 小田急線) および明大前駅( 京王線) から
京王井の頭線(渋谷行)-「駒場東大前駅」東口徒歩1分