2010年1月16日

1/16 地域自然情報研究会「カンボジア・トンレサップ湖の浸水林植生と水上住宅の暮らし」

地域自然情報研究会・セミナー

2006年から地域自然情報ネットワーク(GCN)では月に1回「地域自然情報研究会」を開催しています.地生態学・景観生態学にかかわる調査や研究、GIS情報整備や公開にかかわることなど、幅広い分野の方から話題を提供いただいています. 意見や質問が飛び交う中から新たな発想が生まれる場としていきたいと思います.基本的に月1回開催の予定です。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。 参加費は会場費と 資料作成費に充てさせて頂いています。 話題提供者にはボランティアで話題提供頂いていますので、ご理解頂ければと思います.
参加費: 研究会はGCN会員は無料、非会員は500円  
※セミナーは別途費用がかかりますので、必ず、開催概要にてご確認ください。
参加ご希望の方は、Eメールにて事務局あてにご連絡ください

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「カンボジア・トンレサップ湖の浸水林植生と水上住宅の暮らし」
荒木 祐二 東京大学 アジア生物資源環境研究センター 地域資源評価研究室

日時:1月16日(土) 14:00~15:30
会場:環境情報学習センター(エコギャラリー新宿)

要旨:
トンレサップ湖は東南アジア最大の淡水湖である。この湖の面積は季節に応じておよそ3,000km2から18,000km2まで変化する。湖畔には植生高が10mを超える浸水林が成立し,湖が拡大すると森林そのものが水にのみ込まれて5カ月ものあいだ冠水状態となる。ここには冠水や人々の土地利用に適応した54科130種類ほどの植物が生育する。
一方,湖岸域の住民の多くは水上住宅で暮らしており,湖岸線の移動にあわせて年に20回ほど引っ越しを繰り返している。人々は主として漁労を営み,浸水林から燃料用の薪や漁の仕掛け用の材料などを享受している。しかし,人口の増加や湖での大規模な開発などによって,浸水林が荒廃し人々の生活基盤である森林の消失が懸念されている。

参加費:500円(ただし、NPO法人地域自然情報ネットワーク会員は無料)

申し込み・問い合わせ先
地域自然情報ネットワーク事務局
FAX:03-3260-3795
mail:gcnken@gmail.com

申し込みの際は名前、所属、連絡先メールアドレスをお知らせください。
会場(エコギャラリー新宿)「の詳細は以下です。
http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html
〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11-4 新宿中央公園内
TEL 03-3348-6277