2022年6月9日

[ハイブリッド講演会]6/25「カンボジアの影絵芝居」

上智大学アジア文化研究所は、旅するアジア講演会「カンボジアで影絵芝居の伝承を担う一座の試み -コロナ禍における無形文化遺産-」を、625日(土)に下記のとおり対面およびオンラインで開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2022625日(土)14:0015:30(開場13:40
講師:福富 友子(ふくとみ・ともこ)氏(上智大学、慶應義塾大学非常勤講師)
1997
2000年にティー・チアン一座でスバエク・トムを学ぶ。
著書に『旅の指さし会話帳 カンボジア』(情報センター出版局)等。
スバエクの会代表
会場:上智大学2号館4401教室(2401)(オンラインによる同時配信もあります)
https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html
 (当日は「北門」から入構ください)
申込: 対面参加、オンライン参加いずれも623日(木)までにお申込みください。お申込み後に登録メールアドレス宛に詳細をご案内します。
申込フォーム: 
https://forms.gle/SqgHde3y2SXMhSgS9

問い合わせ:上智大学アジア文化研究所
Email: i-asianc[@]sophia.ac.jp

概要:カンボジアのシエムリアプ州で伝えられてきた大型影絵芝居スバエク・トムは、演じる一座の数が極めて少ない芸能です。かつては葬送儀礼や国内の大きな行事で演じられてきた芸能でしたが、90年代以降は主に海外からの観光ツアー向け上演等をたよりになんとか継続されてきました。そしてコロナ禍が長引く中、スバエク・トムは現在あらたな危機に直面しています。
シエムリアプ州で最も古い一座であるティー・チアン一座は、1970年から20年以上続いた内戦により消えかかっていたスバエク・トムを復活させ、次世代へ継承されていくよう活動を続けてきました。しかし上演機会を失った今、座員たちは一座の存続のみならず、この芸能自体の存続もあやういと感じ、将来に向けての不安を募らせています。
本講演では、無形文化遺産がその地で生き続けるために必要なことや、外部者としてのかかわり方を考える一例として、このティー・チアン一座の活動とコロナ禍の影響、日本からの支援によって現地で行われた小学校上演の様子についてお話します。
主催:上智大学アジア文化研究所
後援:カンボジアの小学校でのスバエク・トム上演を支援する有志の会