2009年12月12日(土)、下記のとおりシンポジウムを開催することになりました。
皆様のご参会をお待ちしております。
日本の近代化において、「アジアはさまざまな意味で欲望と希望の対象であり、自らを映す鏡であり、躓きの石であり続けた。
アジアを考えることは日本の近代を問い直すことでもある」という竹内好の言葉を思い起こす。
今日、アジア諸国は現代世界の巨大な転換を担う主体へと成長した。
そんな中で上記のような関係はなお有効なのだろうか。
それとも、日本からアジアを問うという行為は、もはや意味を持たないのだろうか。
つまり、現代化の波の中で〈方法としてのアジア〉は終わったのか?
このシンポジウムは、それらの問いを通して、いま、アジアを語る文脈はどのように再構築されるべきかをさぐろうとするものである。
日 時 2009年12月12日(土) 10:00~17:00
会 場 福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡4F 「国際会議場」
テーマ 「いま、アジアをどう語るか ― 現代化と歴史認識のはざまで ―」
講演者
〈議長〉 有馬 学 氏 (九州大学名誉教授)
〈基調講演〉
松本健一 氏(麗澤大学教授、歴史家、評論家)
演題:「欧米とアジアの狭間 ― 日本の近代」
中島岳志 氏(北海道大学准教授)
演題:「アジア主義を問い直す ― 支配と連帯のあいだ」
〈発表〉
劉 傑 氏(早稲田大学教授)
演題:「アジア現代化の課題 ― 地域内外の和解と歴史認識」
李成市 氏(早稲田大学教授)
演題:「なぜ今“東アジア史”なのか」
会議用語 日本語
主 催 福岡ユネスコ協会
シンポジウム聴講料 一般:1,500円、学生:1,000円、会員及び会友:1,000円
懇親パーティ ※シンポジウムとは別に事前のお申し込みが必要となります。
シンポジウム終了後、18時30分から20時の予定で開催します。
懇親パーティの参加費は3,000円です。
ソラリア西鉄ホテル(福岡市中央区天神)の宴会場「アイリス」にて行います。
申込方法 電話、FAX、ハガキにて福岡ユネスコ協会事務局(tel 092-715-8768, fax 092-733-1291)まで お申し込み下さい。
定員:200名(先着順)
折り返し、当協会事務局から振替用紙をお送りします。
申込事項:聴講ご希望の催し名(福岡国際文化シンポジウム2009)をお書き添えください。
振替用紙等郵送の都合がございますので、氏名、住所、電話またはFAX番号をお知らせ下さい。
※学生の方はその旨お知らせください。