リティ・パン監督 作品上映
『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』
講演『ドキュメンタリーがもつ社会的意義』
国際交流基金アジアセンター文化人招へいプログラム
国際交流基金アジアセンターでは、アジア各国から様々な分野の文化人を招へいする「アジア・文化人招へいプログラム」を実施しており、今般、同プログラムにおいて、カンボジアからカンヌ国際映画祭「ある視点部門」グランプリ受賞監督でもあるリティ・パン監督を招へいすることとなりました。
その来日を記念して、京都大学東南アジア研究所にて、作品上映・講演会を以下の通り、実施いたします。オープンな機会ですので、ぜひご参加下さい。
日時:6月9日(火)14:30開場、15:00開演
会場:京都大学東南アジア研究所 稲盛財団記念館3階大会議室
アクセス: http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/
プログラム
14:30 開場
15:00‐15:50 開会のあいさつ
『S21クメール・ルージュの虐殺者たち』上映
2002/フランス/カンボジア語(日本語・英語字幕あり)/101分
http://www.yidff.jp/2003/cat015/03c027.html
休憩
17:10‐18:30 講演 『ドキュメンタリーが持つ社会的意義―虐殺の記憶を映画はどう描き、どのように伝えるのか』
質疑応答 モデレーター 小林知(東南アジア研究所)
(フランス語・日本語逐次通訳)
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Rithy Panh(リティ・パン*)監督、 映画製作者、ボパナ視聴覚リソースセンター代表
*日本では「リティ・パニュ」と表記されることもありますが、ご本人の希望で上記の通りの表記としています。
1964生まれ。1989年にフランス・高等映画学院を卒業後、現在までにドキュメンタリー・フィクションを問わず、20作品以上の映画を製作。カンヌ国際映画祭のある視点部門グランプリ受賞作『消えた画クメール・ルージュの真実』等、ドキュメンタリー映画を中心に国際的に高い評価を受けている。映画製作の傍ら、カンボジアの文化・芸術省等と連携し設立した、カンボジアの視聴覚資料を収集・公開する「ボパナ視聴覚リソースセンター」を2006年に設立し代表を務めるほか、「カンボジア・フィルム・コミッション」を設立するなど、カンボジアの映像分野の牽引役として精力的に活動している。
主な映画作品:
2002年 『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』
2003年 『アンコールの人々』
2006年 『紙は余燼(よじん)を包めない』
2013年 『消えた画 クメール・ルージュの真実』
お問い合わせ先:
直井里予 naoiriyo[at]gmail.com 速水洋子 yhayami[at]cseas.kyoto-u.ac.jp