2015年5月25日

6/6 2015年度カンボジア連続セミナー第1回

カンボジア市民フォーラム/上智大学アジア文化研究所共催
2015年度 カンボジア連続セミナー 第1回
大型影絵芝居「スバエク・トム」の魅力、伝承する人々

 「スバエク・トム」は、シエムリアプ州で伝承されてきた大型影絵芝居です。
牛の皮に透かし彫りをした人形を操り、ヤシ殻を燃やす炎を光源にしてシルエットを映し出し、リアムケー物語(インドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」のカンボジア版)を演じます。1970年まではシエムリアプ州とその近隣で人気を博していましたが、内戦の混乱のため伝承が途切れると、その後の復興は遅れ、また社会の変化に伴い上演機会や形式も変わってきました。
 本セミナーでは、まずスバエク・トムの概要、独特の物語構成について解説します。そして村の一座として活動するティー・チアン一座に焦点をあて、観光客向けの上演や日本からの招聘公演、ワークショップなど新たな需要に対応しながらも、昔からの上演形式を続け、次世代につなげようとする一座の活動を紹介します。

【日時】2015年6月6日(土)15:00-17:00 (開場14:30) 
【場所】上智大学 四谷キャンパス11号館505教室
【アクセス】東京メトロ「四ッ谷」駅から徒歩5分
【参加費】一般 700円 学生 500円 カンボジア市民フォーラム会員無料
【参加方法】事前申込制。参加のお申し込みは、カンボジア市民フォーラムウェブサイト(http://www.pefocj.org/)の専用フォームにて受け付けております。

FAXでのお申込みは(1)お名前、(2)ふりがな、(3)ご所属、(4)会員/非会員を明記のうえ<03-3835-0519>にご送信ください。

【講師】福富友子氏
東京外国語大学非常勤講師/ティー・チアン一座[大型影絵芝居]座員
カンボジアの首都プノンペンに滞在中の1996年、大型影絵芝居スバエク・トムを知る。1997年、スバエク・トム日本公演(公益財団法人現代人形劇センターの招聘)でコーディネーターと通訳を務める。日本公演終了後、シエムリアプ州のティー・チアン一座に入り演技を学ぶ。2000年に帰国して以降は、一座の活動を広めるための裏方にまわる。現在は東京外国語大学非常勤講師。市民講座や小学校等で、カンボジアの生活や影絵芝居に関する講座も行う。

著書『旅の指さし会話帳 カンボジア』(情報センター出版局)
『カンボジアを知るための62章』(共著、明石書店)等

【お問い合わせ】 カンボジア市民フォーラム事務局 担当:上村 
E-mail: pefocj[atmark]hotmail.co.jp TEL: 03-3834-2407  FAX 03-3835-0519