2012年11月22日

12/15 国際シンポジウム「メコンの暮らし、私たちの暮らし―河川開発のこれからを考える」

国際シンポジウム
メコンの暮らし、私たちの暮らし―河川開発のこれからを考える

日時
2012年12月15日(土)13:00~17:00

会場
法政大学市ヶ谷キャンパス58年館5階858教室
(http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html)
【JR線・地下鉄各線】 市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分

内容
東南アジアの国際河川、メコン河の流域では6千万人以上の人びとが、川や森の自然資源に依存した生活を続けています。メコン河は重要な水源であるだけでなく、淡水では世界最大の漁獲高を誇る漁場でもあります。この豊かな河の生態系と人の暮らしは、各国の政府や民間セクターによる経済や金融を最優先する大規模開発によって危機に瀕しています。今年ついに、議論が続いていたメコン河本流での大規模ダム建設がラオスで始まろうとしています。また、カンボジアのメコン河支流スレポック川では上流のベトナムで、日本の支援による新たなダム開発が始まります。
一方の日本国内では、市民の環境問題への関心と大型インフラ建設による将来世代への負担増への懸念から、従来の河川開発が変化する兆しが見えています。ここ10年、新規事業の見直しが各地で議論され、今年、熊本県では日本で初めてのダムの撤去も始まりました。
今回のシンポジウムでは、河川開発により生活を脅かされているカンボジア、タイの住民代表と熊本県の荒瀬ダムの撤去を見守る在野の研究者をお招きし、流域の人びとが育んできた生活や知恵を尊重した河川開発はどうしたら実現できるのか、また日本で起こったような環境破壊の失敗を繰り返さないために、私たちは何ができるのかを議論します。

*開催にあたっては三井物産環境基金の支援をいただいています。

プログラム(予定)
1.メコン河を巡る状況
2.映像によるメコン河流域の暮らしの紹介
3.セサン・セコン・スレポック川(3S)の流域ダム開発の現状と人びとの暮らし
4.メコン河本流ダム開発と暮らしへの影響
5.川の再生:熊本県の球磨川と荒瀬ダムの撤去

講師(予定)
ニワット・ロイゲオ(メコン河流域8県タイ住民ネットワーク:タイ)
チャンナロン・ウォンラー(東北タイ7県住民ネットワーク:タイ)
ミッチ・ミヤン(3S川保全ネットワーク:カンボジア)
ソキット・ネン(3S流域住民:カンボジア)
つる祥子(自然観察指導員熊本県連絡会副会長)

資料代
500円 (メコン・ウォッチ会員・協力団体会員 無料
     学生 無料/学生証の提示をお願いいたします)

お申込みは下記から
http://goo.gl/5uces
  または
メールにて(1)ご氏名、(2)ご所属、(3)ご連絡先をご送付ください。
送付先:event[atmark]mekongwatch.org

協力
地球・人間環境フォーラム

問合せ
メコン・ウォッチ
E-mail:info{atmark]mekongwatch.org
〒110-0016 東京都台東区台東1-12-11 青木ビル3F
電話: 03-3832-5034/ファックス: 03-3832-5039