今回の講演会は、私たちになじみ深い遠藤宣雄先生にお願いいたしました。
先生は、上智大学アンコール遺跡国際調査団(以下調査団)のために1987年から約25年にわたり調査団の裏方としてご尽力くださいました。そのお陰で調査団が現在も続いております。
講演会では、先生がかねてからご研究の「遺跡エンジニアリング」についてお話しいただきます。先生は「遺跡エンジニアリング」とは、文化遺産としての「遺跡」と工業技術の「エンジニアリング」を結び付け、文化遺産を社会発展に活かすための方法論として構築されました。1999年には国連ボランティア計画(UNV)の「村落発展プロジェクト」においてもこの方法論が使われ、面目躍如でもありました。
今回のご講演は、先生の最終講義でもあります。特に次世代を担う若い人たちのために、先生の体験談や方法論の具体的事例が数多くご紹介されます。うんちくを傾けた先生の語録こそ、カンボシア30年の現代史であります。
皆さまにおかれましては何かとご多忙とは存じますが、ぜひご来場くださいますようご案内申し上げます。
日 時:2011 年1月31日(月)18:00―19:30
場 所:上智大学中央図書館8階 L-821会議室
テーマ:「遺跡エンジニアリング」の誕生・適用・発展
講師:遠藤 宣雄 先生(上智大学アジア文化研究所名誉所員)
交通案内:JR・地下鉄「四ッ谷駅」下車 徒歩3分
入場無料
連絡先: 〒102-8554 千代田区紀尾井町7-1
上智大学アジア人材養成研究センター
Tel. 03-3238-4136 Fax. 03-3238-4138