2010年4月27日

5/22-23 日本保育学会第63回大会

[管理者より:カンボジアに関するポスター発表があります。]

日本保育学会第63回大会の開催にあたって
第63回大会実行委員会 
委員長 児島雅典

 日本保育学会第63回大会は、愛媛県松山市の松山東雲女子大学・松山東雲短期大学キャンパスを会場に、2010年5月22日(土)〜 23日(日)の日程で開催いたします。本学での開催は20年ぶり2回目となります。地方の小さな大学が会場校を引き受けるにあたりましては、教室や施設の関係上、研究の口頭発表・自主シンポジウムなどの件数を制限させていただく必要がありました。会員の皆様にはご不自由をおかけしましたが、皆様のご協力により口頭発表157件、ビデオ実践研究発表3件、ポスター発表553件、総数で713件の研究発表と15件の自主シンポジウムを用意することができ感謝しております。

大会のテーマは「今を生きる子どもと社会」とさせていただきました。テレビや新聞などで報道されるニュースの中には痛ましい子どもの事件が毎日絶えません。こうした現代にあって保育学会開催校として子どもの健全な育ちと幸せを願いこのテーマを掲げました。

 大会の記念講演は、宮台真司先生(首都大学東京教授 講演要旨PDF)にお話していただくこととなりました。宮台先生は、社会学者・評論家としてさまざまなメディアで活躍されております。『14歳からの社会学』『居場所なき時代を生きるこどもたち』などの著作を通して子どもや青少年の問題について論じられているばかりでなく、3歳になるお子さんの父親として、子育てへの関心も深めておられるそうです。会員の皆様にとりまして学ぶことの多いご講演になるものと存じます。

 昨年に引き続き、国際交流委員会・OMEP日本委員会・大会実行委員会共催「国際シンポジウム」が開催される他、現場保育者の皆様にも参加しやすいように「特別講演」2件、「実行委員会企画シンポジウム」3件、日本保育学会の各委員会の「企画シンポジウム」3件を用意しております。

 四国伊予松山は歴史と文学と道後温泉の街でもあります。昨年末から3年間の予定で放映されるNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)の影響もあり観光する人が増えております。夏目漱石、正岡子規、秋山兄弟などにまつわる品や写真を集めた「坂の上の雲ミュージアム」などもありますので、学会と併せてどうぞ伊予松山においでくださいますようご案内申し上げます。

 また、20年ぶりの松山での開催ということで、地域の皆様が参加しやすいように、一般参加費(非会員・四国地域限定 一般参加用パンフレット PDF)を設定いたしました。事前の申し込みなどは必要ありませんので、どうぞ多くの皆様のご参加をお待ちしています。

※各研究発表の日程・発表時刻・発表会場について、プログラムの一部を公開しています。
大会日程・発表会場PDF