2011年9月19日

9/21 名古屋大学農学国際教育協力研究センター、2011年度第5回オープンセミナー

名古屋大学農学国際教育協力研究センター
2011年度第5回オープンセミナー

開催日時:2011年9月21日(月)16:00~18:00
開催場所:名古屋大学農学部第7講義室
言語:英語

*Part1 (16:00 - 17:00)*
「ケニアにおけるイネいもち病対策:いもち病抵抗性品種の育成と生物防除に関する共同研究」

講演者:
Catherine Machungo
(国立灌漑公社アヘロ灌漑研究ステーション研究・灌漑官 (ケニア)/ ICCAE客員研究員)

ケニアでは、近年イネいもち病が発生し、大きな減収の原因になっています。その防除には主に農薬が使われていますが、コスト的にも高く環境への影響にも配慮が必要です。そこで、抵抗性品種の育成に向けてイネ品種のいもち病抵抗性の違いや放線菌による生物防除に向けた予備調査を行いました。またそれとは別にケニアの在来品種の栽培特性を調査しました。本セミナーではこれらの結果を発表します。

*Part2 (17:00 - 18:00)*
「カンボジアにおけるトビイロウンカの発生状況の把握と防除技術の開発に向けて」

講演者:
Hing Thida
(王立農業大学作物栽培学部 副学部長(カンボジア)/ ICCAE客員研究員)

近年、カンボジアの稲作に多大な被害を与えているトビイロウンカについて、その発生状況を把握し、防除技術を見いだしていく必要があります。本報告では、カンボジアで実施可能なトビイロウンカの採取方法、同定方法、殺虫剤抵抗性に関する実験方法を見いだすために、名古屋大学附属農場等で行った実験の結果について報告します。