2011年4月27日
5/21 第53回東南アジア彫刻史研究会
第53回東南アジア彫刻史研究会開催のお知らせ
九州国立博物館で「日本とタイ―ふたつの国の巧と美」展が開かれている機会に、同館と担当された原田あゆみさんのご厚意により、科学研究費補助金研究班「南アジアおよび東南アジアにおけるデーヴァラージャ信仰とその造形に関する基礎的研究」(研究代表者肥塚隆)の研究会を次の通り開催いた します。一般の方々にも公開していますので、興味のある方にお知らせいただければ 幸いです。
日 時:2011年5月21(土)13:30~17:30
会 場:九州国立博物館1階研修室
発表者:佐藤由似(奈良文化財研究所国際遺跡研究室)
題 目:ポスト・バイヨン期彫刻に関する基礎調査―カンボジア・タイ同時代資料の比較から―
概 要:ポスト・バイヨン期は、ジャヤヴァルマン7世没後からアンコール王朝崩壊までの衰退期とされ、先行研究も非常に乏しかった。しかし、当該 期にみられる彫刻はそれまでとは異なる様相を呈しており、一部からはタイの同時代資料との類似性を指摘されていた。本発表では、カンボジア・タイ 両国で行った基礎資料調査の成果を踏まえ、関連資料の比較検討をおこなう。また、アンコール・トム内に位置する西トップ遺跡出土仏像の調査成果も あわせて紹介したい。
発表者:原田あゆみ(九州国立博物館)
題 目:「日本とタイ―ふたつの国の巧と美」展―ドヴァーラヴァティーの彫刻 中央タイと東北タイの作例から―
概 要:タイでは6世紀後半から11世紀に、モン系の民族によって仏教信仰を中心とするドヴァーラヴァティー文化圏が築かれた。その中心は中央部 タイにあったと考えられ、独自の仏像様式や、多くの石造法輪がつくられたことが特徴としてあげることができる。今回は展覧会に出陳されているド ヴァーラヴァティー彫刻の作例を中心に、東北タイのドヴァーラヴァティー文化の広がりについて紹介し、また逆に中央タイの造形に影響を与えた可能 性にについて報告したい。
会場への交通手段は、以下の九州国立博物館へのアクセスをご覧ください。
1階研修室は、博物館正面入口をはいったエントランスホール左奥にあり、入口から見えるように案内 板を用意いたしいます。1階は入場無料です。
当日または翌日に展覧会(9時30分~17時)を見学される方は、各自で観覧券を購入してく ださい。
【問合せ先】
E-mail :takashikzk[atmark]mva.biglobe.ne.jp (肥塚 隆)
【九州国立博物館へのアクセス】
_http://www.kyuhaku.jp/visit/visit_top.html_をご覧ください。
九州国立博物館で「日本とタイ―ふたつの国の巧と美」展が開かれている機会に、同館と担当された原田あゆみさんのご厚意により、科学研究費補助金研究班「南アジアおよび東南アジアにおけるデーヴァラージャ信仰とその造形に関する基礎的研究」(研究代表者肥塚隆)の研究会を次の通り開催いた します。一般の方々にも公開していますので、興味のある方にお知らせいただければ 幸いです。
日 時:2011年5月21(土)13:30~17:30
会 場:九州国立博物館1階研修室
発表者:佐藤由似(奈良文化財研究所国際遺跡研究室)
題 目:ポスト・バイヨン期彫刻に関する基礎調査―カンボジア・タイ同時代資料の比較から―
概 要:ポスト・バイヨン期は、ジャヤヴァルマン7世没後からアンコール王朝崩壊までの衰退期とされ、先行研究も非常に乏しかった。しかし、当該 期にみられる彫刻はそれまでとは異なる様相を呈しており、一部からはタイの同時代資料との類似性を指摘されていた。本発表では、カンボジア・タイ 両国で行った基礎資料調査の成果を踏まえ、関連資料の比較検討をおこなう。また、アンコール・トム内に位置する西トップ遺跡出土仏像の調査成果も あわせて紹介したい。
発表者:原田あゆみ(九州国立博物館)
題 目:「日本とタイ―ふたつの国の巧と美」展―ドヴァーラヴァティーの彫刻 中央タイと東北タイの作例から―
概 要:タイでは6世紀後半から11世紀に、モン系の民族によって仏教信仰を中心とするドヴァーラヴァティー文化圏が築かれた。その中心は中央部 タイにあったと考えられ、独自の仏像様式や、多くの石造法輪がつくられたことが特徴としてあげることができる。今回は展覧会に出陳されているド ヴァーラヴァティー彫刻の作例を中心に、東北タイのドヴァーラヴァティー文化の広がりについて紹介し、また逆に中央タイの造形に影響を与えた可能 性にについて報告したい。
会場への交通手段は、以下の九州国立博物館へのアクセスをご覧ください。
1階研修室は、博物館正面入口をはいったエントランスホール左奥にあり、入口から見えるように案内 板を用意いたしいます。1階は入場無料です。
当日または翌日に展覧会(9時30分~17時)を見学される方は、各自で観覧券を購入してく ださい。
【問合せ先】
E-mail :takashikzk[atmark]mva.biglobe.ne.jp (肥塚 隆)
【九州国立博物館へのアクセス】
_http://www.kyuhaku.jp/visit/visit_top.html_をご覧ください。
2011年4月25日
6/4-5 日本平和学会2011年度春期研究大会
統一テーマ「越境―平和の課題として考える―」
2011年6月4日(土)、5日(日)
新潟国際情報大学中央キャンパス
【住所】〒951-8068 新潟市中央区上大川前通7番町1169番地
大会趣旨
2001年の9・11事件から十年、移民問題のセキュリタイゼーションという流れに押される形で、移民、特にムスリム系移民に対する差別は厳しさを増してきている。 そのように越境する人々に対する象徴的暴力を含む暴力が前景化していく一方で、難民問題に代表されるような「強いられた越境」の問題も依然として国際社会に暗い影を投げかけている。強いられた越境ということで言えば、拉致、強制連行、トラフィッキングなどの問題も忘れてはならないであろう。また、尖閣諸島問題などに代表的に見られるように越境行為による領土問題の迫り上がりといった現象も起きている。
この大会では、そうした諸問題を視野に入れながら、越境する人々をとりまく包摂と排除の政治を社会的正義などの観点から捉え直しつつ、より平和な社会に向けた形での境界の再編・脱構築の可能性を探っていきたい。
6月4日 (土)
午前の部
9:30~12:00 �部会I/�自由論題部会
�部会�:「平和の経済学は可能か――新自由主義を超えて」
報告1:高英求(中部大学)「古典派経済学と戦争のファイナンス――租税・公債・植民地」
報告2:石井一也(香川大学)「ガンディー思想と経済学」
報告3:峯陽一(同志社大)「平和、ケア、『南』の力をはかる――GNPとHDIを超えて」
討論:勝俣誠(明治学院大)
司会:原田太津男(中部大学)
�自由論題部会
報告1:上原こずえ(東京大学大学院生)「施政権返還後の沖縄における住民運動と裁判――石油備蓄基地建設反対闘争(1973-1985)における裁判をめぐって」
報告2:津崎直人(京都大学)「冷戦後国連総会における核軍縮議論――日本、非同盟運動諸国、新アジェンダ連合提出核軍縮決議の比較検討(1994~2010年)」
討論:高原孝生(明治学院大学)
司会:南山淳(筑波大学)
12:00~12:50 休憩
午後の部
12:50~14:50 分科会
�「環境・平和」
報告:稲垣聖子(立教大学大学院生)
「新潟水俣病における支援活動に関する考察」
司会平井朗(立教大学)
討論:旗野秀人(新潟水俣病安田患者の会事務局)
�「平和文化」
テーマ:「災害下における『在日外国人』表象」
司会:渡辺守雄(九州国際大学)
報告:崔勝久(「新しい川崎をつくる市民の会」事務局長)
「震災下のサイバー空間における差別の実態」
討論:吉澤文寿(新潟国際情報大学)
�「平和と芸術」
報告:湯浅正恵(広島市立大学)
「ホシハ チカニ オドル――上関原発反対運動に呼応するひとつの表現の可能性」
司会:奥本京子(大阪女学院大学)
討論: 未定
�「ジェノサイド研究」
テーマ:「ジェノサイドと現代史」
報告:佐藤公紀(共立女子大学/東京大学大学院・学術研究員)
「ジェノサイドと『生-政治』――19世紀後半から1920年代までのドイツの犯罪学と刑罰制度を焦点に」
報告:増田好純(早稲田大学人間科学学術院)
「ナチ・ジェノサイドにみる包摂と排除の論理・構造、その帰結」
司会:石田勇治(東京大学大学院総合文化研究科)
�「琉球・沖縄・島嶼国及び地域の平和」
報告:東江日出郎(名古屋大学)
「フィリピンにおける市民社会勢力による地方政治権力獲得、その要因と軌跡」
報告:小松寛(早稲田大学大学院)
「日本-沖縄間における沖縄返還交渉過程についての一考察」
司会:竹尾茂樹(明治学院大学)
討論:松島泰勝(龍谷大学)
15:00~15:30 総会
15:40~18:30 部会II
部会�境界の現実とその変容」
報告1:岩下明宏(北大)「ボーダー・スタディーズの挑戦――なぜ日本の国境問題が解決されないか?」
報告2:臼杵陽(日本女子大)「イスラモフォビアと新しい境界」
報告3:阿部浩己(神奈川大)「出入国管理の系譜学――国際法言説のリアリティ」
討論:五野井郁夫(立教大)
司会:内海愛子(大阪経法大)
19:00~ 懇親会
6月5日(日)
午前の部
9:30~12:00 �部会III/開催校企画
�部会�「外部主導の越境現象とそれに抗するアフリカ」
報告1:石弘之(東京農業大学)「アフリカはなぜ、発展から取り残されたのか――天然資源と人口問題からの視点」
報告2:吉田敦(明治大学)「アフリカにおける資源収奪と紛争」
討論:森川純(酪農学園大学)
司会:戸田真紀子(京都女子大学)
�開催校企画「東アジア<共生>の条件――『安全保障』の越境と転換」
報告1:古関彰一(獨協大学)「『安全保障』概念の構造転換」
報告2:Cary Karacas(ニューヨーク市立大学)「米国空爆史と『民衆の安全保障』」
報告3:前田哲男(東京国際大学)「日米安保条約をこえる道」
報告4:五十嵐誠一(千葉大学)「東アジアの平和構築と『人間の安全保障』」
討論: 中村研一(北海道大学)
司会: 五十嵐暁郎(立教大学)
12:00~12:20 休憩
午後の部
12:20~14:20 分科会
�「平和学の方法と実践」
詳細未定
�「憲法と平和」
テーマ:「平和的生存権論の現段階」
報告:前田朗(東京造形大学)
「国連人権理事会における平和的生存権論」
報告:シン・ヒョンオ(立命館大学大学院生)
「韓国における平和的生存権論──憲法裁判所と学説」
司会:君島東彦(立命館大学)
�「東南アジア」
テーマ:「アジアにおけるNGOの役割-変遷と課題」
報告:堀場明子(上智大学アジア文化研究所)
「NGOの役割とその変容――インドネシア・法律擁護協会の事例より」
報告:山田裕史(日本学術振興会特別研究員、カンボジア市民フォーラム事務局長)
「カンボジアにおけるNGO活動の現状と課題」
報告:日下部尚徳(岐阜女子大学南アジア研究センター、日本学術振興会特別研究員)
「開発コンサルタントからソーシャルビジネスへ――バングラデシュNGOの変遷と課題」
司会:日下部尚徳(同上)
討論:大橋正明(国際協力NGOセンター代表理事/恵泉女学園大学)
�「グローバルヒバクシャ」
報告:今成尚志(一橋大学大学院生)
「原子力映画について(仮)」
司会:成田雅美(一橋大学大学院生)
コメンテーター:原田健一(新潟大学)
�「公共性と平和」
報告:横田匡紀(東京理科大学)
「地球温暖化問題の事例における」
報告:玉井雅隆(高知大学・立命館大学)
「マイノリティと公共性――日本におけるマイノリティ・イシューを例に」
司会:宮脇昇(立命館大学)
討論:宮下豊(元新潟国際情報大学)
近藤敦(立命館大学)
�「平和運動」
テーマ:「反原発運動の現状と課題――東日本大震災を受けて」
報告:鎌田 慧氏(ルポルタージュ作家)
「東日本大震災と反原発運動への提言」
報告:矢部忠夫氏(柏崎市議・柏崎原発反対同盟共同代表)
「柏崎刈羽原発反対運動の回顧と展望」
討論者:清水竹人会員(桜美林大学)
司会者:福田忠弘会員(鹿児島県立短期大学)
14:30~17:00 部会IV
部会�「国境を越えた社会的正義の追求――その思想と実践」
報告1:伊藤恭彦(名古屋市立大学)「国境を越える社会正義の思想」
報告2:上村雄彦(横浜市立大学)「国際連帯税とグローバル・ガヴァナンス――持続可能な世界の実現に向けて」
報告3:毛利聡子(明星大学)「トランスナショナルな社会的正義の実践――10周年を迎えた世界社会フォーラム」
論者:星野智 (中央大学)
司会:押村高 (青山学院大学)
2011年6月4日(土)、5日(日)
新潟国際情報大学中央キャンパス
【住所】〒951-8068 新潟市中央区上大川前通7番町1169番地
大会趣旨
2001年の9・11事件から十年、移民問題のセキュリタイゼーションという流れに押される形で、移民、特にムスリム系移民に対する差別は厳しさを増してきている。 そのように越境する人々に対する象徴的暴力を含む暴力が前景化していく一方で、難民問題に代表されるような「強いられた越境」の問題も依然として国際社会に暗い影を投げかけている。強いられた越境ということで言えば、拉致、強制連行、トラフィッキングなどの問題も忘れてはならないであろう。また、尖閣諸島問題などに代表的に見られるように越境行為による領土問題の迫り上がりといった現象も起きている。
この大会では、そうした諸問題を視野に入れながら、越境する人々をとりまく包摂と排除の政治を社会的正義などの観点から捉え直しつつ、より平和な社会に向けた形での境界の再編・脱構築の可能性を探っていきたい。
6月4日 (土)
午前の部
9:30~12:00 �部会I/�自由論題部会
�部会�:「平和の経済学は可能か――新自由主義を超えて」
報告1:高英求(中部大学)「古典派経済学と戦争のファイナンス――租税・公債・植民地」
報告2:石井一也(香川大学)「ガンディー思想と経済学」
報告3:峯陽一(同志社大)「平和、ケア、『南』の力をはかる――GNPとHDIを超えて」
討論:勝俣誠(明治学院大)
司会:原田太津男(中部大学)
�自由論題部会
報告1:上原こずえ(東京大学大学院生)「施政権返還後の沖縄における住民運動と裁判――石油備蓄基地建設反対闘争(1973-1985)における裁判をめぐって」
報告2:津崎直人(京都大学)「冷戦後国連総会における核軍縮議論――日本、非同盟運動諸国、新アジェンダ連合提出核軍縮決議の比較検討(1994~2010年)」
討論:高原孝生(明治学院大学)
司会:南山淳(筑波大学)
12:00~12:50 休憩
午後の部
12:50~14:50 分科会
�「環境・平和」
報告:稲垣聖子(立教大学大学院生)
「新潟水俣病における支援活動に関する考察」
司会平井朗(立教大学)
討論:旗野秀人(新潟水俣病安田患者の会事務局)
�「平和文化」
テーマ:「災害下における『在日外国人』表象」
司会:渡辺守雄(九州国際大学)
報告:崔勝久(「新しい川崎をつくる市民の会」事務局長)
「震災下のサイバー空間における差別の実態」
討論:吉澤文寿(新潟国際情報大学)
�「平和と芸術」
報告:湯浅正恵(広島市立大学)
「ホシハ チカニ オドル――上関原発反対運動に呼応するひとつの表現の可能性」
司会:奥本京子(大阪女学院大学)
討論: 未定
�「ジェノサイド研究」
テーマ:「ジェノサイドと現代史」
報告:佐藤公紀(共立女子大学/東京大学大学院・学術研究員)
「ジェノサイドと『生-政治』――19世紀後半から1920年代までのドイツの犯罪学と刑罰制度を焦点に」
報告:増田好純(早稲田大学人間科学学術院)
「ナチ・ジェノサイドにみる包摂と排除の論理・構造、その帰結」
司会:石田勇治(東京大学大学院総合文化研究科)
�「琉球・沖縄・島嶼国及び地域の平和」
報告:東江日出郎(名古屋大学)
「フィリピンにおける市民社会勢力による地方政治権力獲得、その要因と軌跡」
報告:小松寛(早稲田大学大学院)
「日本-沖縄間における沖縄返還交渉過程についての一考察」
司会:竹尾茂樹(明治学院大学)
討論:松島泰勝(龍谷大学)
15:00~15:30 総会
15:40~18:30 部会II
部会�境界の現実とその変容」
報告1:岩下明宏(北大)「ボーダー・スタディーズの挑戦――なぜ日本の国境問題が解決されないか?」
報告2:臼杵陽(日本女子大)「イスラモフォビアと新しい境界」
報告3:阿部浩己(神奈川大)「出入国管理の系譜学――国際法言説のリアリティ」
討論:五野井郁夫(立教大)
司会:内海愛子(大阪経法大)
19:00~ 懇親会
6月5日(日)
午前の部
9:30~12:00 �部会III/開催校企画
�部会�「外部主導の越境現象とそれに抗するアフリカ」
報告1:石弘之(東京農業大学)「アフリカはなぜ、発展から取り残されたのか――天然資源と人口問題からの視点」
報告2:吉田敦(明治大学)「アフリカにおける資源収奪と紛争」
討論:森川純(酪農学園大学)
司会:戸田真紀子(京都女子大学)
�開催校企画「東アジア<共生>の条件――『安全保障』の越境と転換」
報告1:古関彰一(獨協大学)「『安全保障』概念の構造転換」
報告2:Cary Karacas(ニューヨーク市立大学)「米国空爆史と『民衆の安全保障』」
報告3:前田哲男(東京国際大学)「日米安保条約をこえる道」
報告4:五十嵐誠一(千葉大学)「東アジアの平和構築と『人間の安全保障』」
討論: 中村研一(北海道大学)
司会: 五十嵐暁郎(立教大学)
12:00~12:20 休憩
午後の部
12:20~14:20 分科会
�「平和学の方法と実践」
詳細未定
�「憲法と平和」
テーマ:「平和的生存権論の現段階」
報告:前田朗(東京造形大学)
「国連人権理事会における平和的生存権論」
報告:シン・ヒョンオ(立命館大学大学院生)
「韓国における平和的生存権論──憲法裁判所と学説」
司会:君島東彦(立命館大学)
�「東南アジア」
テーマ:「アジアにおけるNGOの役割-変遷と課題」
報告:堀場明子(上智大学アジア文化研究所)
「NGOの役割とその変容――インドネシア・法律擁護協会の事例より」
報告:山田裕史(日本学術振興会特別研究員、カンボジア市民フォーラム事務局長)
「カンボジアにおけるNGO活動の現状と課題」
報告:日下部尚徳(岐阜女子大学南アジア研究センター、日本学術振興会特別研究員)
「開発コンサルタントからソーシャルビジネスへ――バングラデシュNGOの変遷と課題」
司会:日下部尚徳(同上)
討論:大橋正明(国際協力NGOセンター代表理事/恵泉女学園大学)
�「グローバルヒバクシャ」
報告:今成尚志(一橋大学大学院生)
「原子力映画について(仮)」
司会:成田雅美(一橋大学大学院生)
コメンテーター:原田健一(新潟大学)
�「公共性と平和」
報告:横田匡紀(東京理科大学)
「地球温暖化問題の事例における」
報告:玉井雅隆(高知大学・立命館大学)
「マイノリティと公共性――日本におけるマイノリティ・イシューを例に」
司会:宮脇昇(立命館大学)
討論:宮下豊(元新潟国際情報大学)
近藤敦(立命館大学)
�「平和運動」
テーマ:「反原発運動の現状と課題――東日本大震災を受けて」
報告:鎌田 慧氏(ルポルタージュ作家)
「東日本大震災と反原発運動への提言」
報告:矢部忠夫氏(柏崎市議・柏崎原発反対同盟共同代表)
「柏崎刈羽原発反対運動の回顧と展望」
討論者:清水竹人会員(桜美林大学)
司会者:福田忠弘会員(鹿児島県立短期大学)
14:30~17:00 部会IV
部会�「国境を越えた社会的正義の追求――その思想と実践」
報告1:伊藤恭彦(名古屋市立大学)「国境を越える社会正義の思想」
報告2:上村雄彦(横浜市立大学)「国際連帯税とグローバル・ガヴァナンス――持続可能な世界の実現に向けて」
報告3:毛利聡子(明星大学)「トランスナショナルな社会的正義の実践――10周年を迎えた世界社会フォーラム」
論者:星野智 (中央大学)
司会:押村高 (青山学院大学)
5/21 アジア政経学会東日本大会
2011年度アジア政経学会東日本大会プログラム
開催日:2011年5月21日(土)
会 場:獨協大学(埼玉県草加市学園町1−1)東館
アクセス:東武伊勢崎線(地下鉄日比谷線、半蔵門線も乗り入れ)
「松原団地駅」西出口より徒歩7分
路線図/周辺道路図:http://www.dokkyo.ac.jp/daigaku/a02_02_j.html
キャンパスマップ:http://www.dokkyo.ac.jp/daigaku/a02_03_j.html
主 催:アジア政経学会
日 程:5月21日(土)
9:30 受付開始(東棟2階)
10:00~12:30 自由論題(東棟3階各教室)
12:30~14:00 評議員会・理事会(東棟2階E-203教室)
14:00~17:15 共通論題(東棟2階E-201教室、E206教室)
17:30~19:00 懇親会 (東棟5階ラウンジ)
会費:一般3000円、大学院生2000円
【自由論題セッション】
午前(10:00~12:30)
自由論題1 中国――現代中国の政治・軍事・外交
司会 :山田辰雄(慶應義塾大学名誉教授)
報告1:土屋貴裕(防衛大学校)
「中国の『国防費』と『軍事経費』――「軍事財務』体系に基づく支出体系」
報告2:小笠原欣幸(東京外国語大学)
「胡錦濤政権の対台湾政策」
報告3:高橋祐三(東海大学)
「『中国モデル』と中国の政党制度理論」
討論1:阿南友亮(東北大学)
討論2:清水 麗(桐蔭横浜大学)
自由論題2 中国――中国現代史の新たな視角
司会 :家近亮子(敬愛大学)
報告1:王 雪萍(東京大学)
「廖承志と建国初期中国の対日工作者」
報告2:李 海燕 (日本学術振興会)
「大躍進・文革期における少数民族地区に対する統合のプロセスに対する一考察
――延辺朝鮮族自治州を中心に(1958~1978)」
討論1:星野昌裕(南山大学)
討論2:木下恵二(慶應義塾大学)
自由論題3 中国――現代中国の経済と社会
司会 :中兼和津次(青山学院大学)
報告1:興津正信(中国・天津商業大学)
「中国・海河流域における水利権問題――水環境保全と経済開発の枠組みの中で」
報告2:石 暁岩(筑波大学大学院)
「中国における社会・金融政策の現状と農戸の内部安定化機能
――山東省L村を事例として」
討論1:相川 泰(鳥取環境大学)
討論2:寳劔久俊(アジア経済研究所)
自由論題4 東南アジア――現代東南アジアの政治・経済・社会
司会 :川中 豪(アジア経済研究所)
報告1:美甘信吾(信州大学)
「政治制度と経済ガバナンス――タイ・インドネシア・フィリピンの比較研究」
報告2:椙本歩美(東京大学大学院)
「村落社会に埋め込まれた森林政策
――フィリピンの住民に基づく森林管理を事例として」
報告3:福島浩治(法政大学)
「フィリピン財政の分権化――LGC1991成立20年の検証」
討論:(交渉中)
自由論題5 中国/韓国/朝鮮――北東アジアの政治・経済・国際関係
司会:小此木政夫(慶應義塾大学)
報告1:張 継佳(獨協大学大学院)
「中日・中韓の産業内貿易構造の分析」(仮題)
報告2:高 賢来(東京大学大学院)
「1950年代の米国の対北東アジア政策と韓国経済の諸問題
――為替レートと輸出振興を中心に」
報告3:黄 宰源(早稲田大学)
「独島/竹島問題をめぐる日韓新聞報道の比較 1962-1965
――関連記事の言説分析を中心に」
討論1:全 載旭(獨協大学)
討論2:小針 進(静岡県立大学)
【共通論題セッション】
午後(14:00~17:15)
共通論題1 インド大国化のインパクト――アジアにおける国際関係の新展開
司会 :広瀬崇子(専修大学)
報告1:三船恵美(駒澤大学)
「中国の対インド政策」(仮題)
報告2:勝間田弘(早稲田大学)
「インドの『東南アジア』外交とASEANの『東アジア』外交」(仮題)
報告3:伊藤兵馬(獨協大学)
「アメリカの対インド政策――中国の台頭と米印関係の展開」(仮題)
報告4:伊藤 融(防衛大学校)
「グローバル化するインド外交――『世界大国』を目指して」(仮題)
討論 :高木誠一郎(日本国際問題研究所)
共通論題2 危機を超えて――アジア経済の強さと課題
司会 :絵所秀紀(法政大学)
報告1:駒形哲哉(慶應義塾大学)
「内需主体新興産業の形成と発展――中国・電動二輪車産業の事例から」
報告2:大泉啓一郎(日本総合研究所)
「ASEAN諸国経済のV字回復と中所得国のワナ」
報告3:佐藤幸人(アジア経済研究所)
「台湾――成長軌道への回帰と新しい発展メカニズムの模索」
討論 :天野倫文(東京大学)
佐藤百合(アジア経済研究所)
開催日:2011年5月21日(土)
会 場:獨協大学(埼玉県草加市学園町1−1)東館
アクセス:東武伊勢崎線(地下鉄日比谷線、半蔵門線も乗り入れ)
「松原団地駅」西出口より徒歩7分
路線図/周辺道路図:http://www.dokkyo.ac.jp/daigaku/a02_02_j.html
キャンパスマップ:http://www.dokkyo.ac.jp/daigaku/a02_03_j.html
主 催:アジア政経学会
日 程:5月21日(土)
9:30 受付開始(東棟2階)
10:00~12:30 自由論題(東棟3階各教室)
12:30~14:00 評議員会・理事会(東棟2階E-203教室)
14:00~17:15 共通論題(東棟2階E-201教室、E206教室)
17:30~19:00 懇親会 (東棟5階ラウンジ)
会費:一般3000円、大学院生2000円
【自由論題セッション】
午前(10:00~12:30)
自由論題1 中国――現代中国の政治・軍事・外交
司会 :山田辰雄(慶應義塾大学名誉教授)
報告1:土屋貴裕(防衛大学校)
「中国の『国防費』と『軍事経費』――「軍事財務』体系に基づく支出体系」
報告2:小笠原欣幸(東京外国語大学)
「胡錦濤政権の対台湾政策」
報告3:高橋祐三(東海大学)
「『中国モデル』と中国の政党制度理論」
討論1:阿南友亮(東北大学)
討論2:清水 麗(桐蔭横浜大学)
自由論題2 中国――中国現代史の新たな視角
司会 :家近亮子(敬愛大学)
報告1:王 雪萍(東京大学)
「廖承志と建国初期中国の対日工作者」
報告2:李 海燕 (日本学術振興会)
「大躍進・文革期における少数民族地区に対する統合のプロセスに対する一考察
――延辺朝鮮族自治州を中心に(1958~1978)」
討論1:星野昌裕(南山大学)
討論2:木下恵二(慶應義塾大学)
自由論題3 中国――現代中国の経済と社会
司会 :中兼和津次(青山学院大学)
報告1:興津正信(中国・天津商業大学)
「中国・海河流域における水利権問題――水環境保全と経済開発の枠組みの中で」
報告2:石 暁岩(筑波大学大学院)
「中国における社会・金融政策の現状と農戸の内部安定化機能
――山東省L村を事例として」
討論1:相川 泰(鳥取環境大学)
討論2:寳劔久俊(アジア経済研究所)
自由論題4 東南アジア――現代東南アジアの政治・経済・社会
司会 :川中 豪(アジア経済研究所)
報告1:美甘信吾(信州大学)
「政治制度と経済ガバナンス――タイ・インドネシア・フィリピンの比較研究」
報告2:椙本歩美(東京大学大学院)
「村落社会に埋め込まれた森林政策
――フィリピンの住民に基づく森林管理を事例として」
報告3:福島浩治(法政大学)
「フィリピン財政の分権化――LGC1991成立20年の検証」
討論:(交渉中)
自由論題5 中国/韓国/朝鮮――北東アジアの政治・経済・国際関係
司会:小此木政夫(慶應義塾大学)
報告1:張 継佳(獨協大学大学院)
「中日・中韓の産業内貿易構造の分析」(仮題)
報告2:高 賢来(東京大学大学院)
「1950年代の米国の対北東アジア政策と韓国経済の諸問題
――為替レートと輸出振興を中心に」
報告3:黄 宰源(早稲田大学)
「独島/竹島問題をめぐる日韓新聞報道の比較 1962-1965
――関連記事の言説分析を中心に」
討論1:全 載旭(獨協大学)
討論2:小針 進(静岡県立大学)
【共通論題セッション】
午後(14:00~17:15)
共通論題1 インド大国化のインパクト――アジアにおける国際関係の新展開
司会 :広瀬崇子(専修大学)
報告1:三船恵美(駒澤大学)
「中国の対インド政策」(仮題)
報告2:勝間田弘(早稲田大学)
「インドの『東南アジア』外交とASEANの『東アジア』外交」(仮題)
報告3:伊藤兵馬(獨協大学)
「アメリカの対インド政策――中国の台頭と米印関係の展開」(仮題)
報告4:伊藤 融(防衛大学校)
「グローバル化するインド外交――『世界大国』を目指して」(仮題)
討論 :高木誠一郎(日本国際問題研究所)
共通論題2 危機を超えて――アジア経済の強さと課題
司会 :絵所秀紀(法政大学)
報告1:駒形哲哉(慶應義塾大学)
「内需主体新興産業の形成と発展――中国・電動二輪車産業の事例から」
報告2:大泉啓一郎(日本総合研究所)
「ASEAN諸国経済のV字回復と中所得国のワナ」
報告3:佐藤幸人(アジア経済研究所)
「台湾――成長軌道への回帰と新しい発展メカニズムの模索」
討論 :天野倫文(東京大学)
佐藤百合(アジア経済研究所)
5/9 Human Sciences Happy Hour in Phnom-Penh, "Transacted Kinship: Vietnamese Children Sold for Adoption in Cambodia"
"Human Sciences Happy Hour in Phnom-Penh"
Once a month - 6pm – Baitong Restaurant
(7 Street 360/ Norodom Bd, Beung Keng Kang I)
On Monday May 9, 2011
Transacted Kinship
Vietnamese Children Sold for Adoption in Cambodia
presented by Nicolas Lainez
This presentation addresses the sale of Vietnamese children in Cambodia. My goal is to explore this issue embedded in stereotypes, and to move beyond the anti-trafficking discourse. To do so, I privilege the actor's viewpoint (emic perspective), colonial literary and legal sources. Data for this paper was gathered in 2009-10 through fieldwork conducted in Châu Đốc (on the Vietnamese border) and among the Vietnamese communities in Phnom Penh (Cambodia). It is presented with a discussion of a number of methodological barriers encountered in the field.
Firstly, the discussion with a mother who sold her daughter explores the motivations, conditions and prices of Vietnamese children sold in the Cambodian market. These sales can be validated by a deed that includes the price and the name of both the seller and the buyer. Similar contracts found in reports and press clips from the colonial period prove that the same practice is carried out despite the temporal spacing: the "sale of a child for adoption" (bán làm con nuôi). It therefore demonstrates historical continuity in terms of human sale.
Secondly, I will describe how emic representations help to justify acts that are absolutely condemned by the State, but that are justified by some destitute social groups due to their particular context: a desperate mother who does not want her child, and decides to get rid of him to retrieve some money. The famous novel When the light is out by Ngô Tất Tố (1939) depicting the story of a destitute mother who eventually sells her daughter to pay off tax debts and to free her husband, illustrates how desperation can excuse immorality and social condemnation.
Finally, Vietnamese informants tend to suggest that girls are more expensive than boys because parents not only take into account the wellbeing of the child with his adoptive family, but also consider the return on investment. Indeed, destitute daughters can work in prostitution; therefore they can remit higher sums of money to their parents than boys. A calculation takes place thus suggesting that for poor families involved in child sale, raising a girl means investing into the future.
This talk summarizes a chapter from the forthcoming Alliance Anti-Trafic’ Research Report: Nicolas Lainez (June 2011), Transacted Children and Virginity: Ethnography of Ethnic Vietnamese in Phnom Penh, Ho Chi Minh City, Alliance Anti-Trafic Vietnam.
Nicolas Lainez was born in 1975 in Barcelona, Spain. He’s currently enrolled in a PhD program on social anthropology at the Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales (Paris). He is researcher for the NGO Alliance Anti-Trafic Vietnam (Ho Chi Minh City), and associated researcher at the Research Institute of Contemporary Southeast Asia (Bangkok). His research focuses on cross-border mobility, human transactions, informal credit, debt-bondage, commercial sex, social structures, and the social construction of trafficking from the colonial to the contemporary period. His 30-months’ ethnography is based in the Mekong Delta (Vietnam), Phnom Penh (Cambodia) and Singapore.
Once a month - 6pm – Baitong Restaurant
(7 Street 360/ Norodom Bd, Beung Keng Kang I)
On Monday May 9, 2011
Transacted Kinship
Vietnamese Children Sold for Adoption in Cambodia
presented by Nicolas Lainez
This presentation addresses the sale of Vietnamese children in Cambodia. My goal is to explore this issue embedded in stereotypes, and to move beyond the anti-trafficking discourse. To do so, I privilege the actor's viewpoint (emic perspective), colonial literary and legal sources. Data for this paper was gathered in 2009-10 through fieldwork conducted in Châu Đốc (on the Vietnamese border) and among the Vietnamese communities in Phnom Penh (Cambodia). It is presented with a discussion of a number of methodological barriers encountered in the field.
Firstly, the discussion with a mother who sold her daughter explores the motivations, conditions and prices of Vietnamese children sold in the Cambodian market. These sales can be validated by a deed that includes the price and the name of both the seller and the buyer. Similar contracts found in reports and press clips from the colonial period prove that the same practice is carried out despite the temporal spacing: the "sale of a child for adoption" (bán làm con nuôi). It therefore demonstrates historical continuity in terms of human sale.
Secondly, I will describe how emic representations help to justify acts that are absolutely condemned by the State, but that are justified by some destitute social groups due to their particular context: a desperate mother who does not want her child, and decides to get rid of him to retrieve some money. The famous novel When the light is out by Ngô Tất Tố (1939) depicting the story of a destitute mother who eventually sells her daughter to pay off tax debts and to free her husband, illustrates how desperation can excuse immorality and social condemnation.
Finally, Vietnamese informants tend to suggest that girls are more expensive than boys because parents not only take into account the wellbeing of the child with his adoptive family, but also consider the return on investment. Indeed, destitute daughters can work in prostitution; therefore they can remit higher sums of money to their parents than boys. A calculation takes place thus suggesting that for poor families involved in child sale, raising a girl means investing into the future.
This talk summarizes a chapter from the forthcoming Alliance Anti-Trafic’ Research Report: Nicolas Lainez (June 2011), Transacted Children and Virginity: Ethnography of Ethnic Vietnamese in Phnom Penh, Ho Chi Minh City, Alliance Anti-Trafic Vietnam.
Nicolas Lainez was born in 1975 in Barcelona, Spain. He’s currently enrolled in a PhD program on social anthropology at the Ecole des Hautes Etudes en Sciences Sociales (Paris). He is researcher for the NGO Alliance Anti-Trafic Vietnam (Ho Chi Minh City), and associated researcher at the Research Institute of Contemporary Southeast Asia (Bangkok). His research focuses on cross-border mobility, human transactions, informal credit, debt-bondage, commercial sex, social structures, and the social construction of trafficking from the colonial to the contemporary period. His 30-months’ ethnography is based in the Mekong Delta (Vietnam), Phnom Penh (Cambodia) and Singapore.
2011年4月16日
5/14 カンボジア市民フォーラム/上智大学アジア文化研究所/日本国際ボランティアセンター共催、2011年度カンボ ジア連続セミナー(第1回)
カンボジア市民フォーラム/上智大学アジア文化研究所/日本国際ボランティアセンター共催
2011年度カンボジア連続セミナー(第1回)
カンボジアにおける農村開発NGOの役割を問う
―今NGOが直面する課題・政策提言と現場の活動から―
JVCは1980年代からカンボジアで活動を開始し、現在はカンボジア北西部・シェムリアップ県の農村で地域開発に取り組んでいる。近年経済成長が著しいカンボジアだが、実情は貧困格差がより激しくなり、農村や都市貧困層の生活状況は依然として苦しい。そうした中、NGOの役割は重要性を増している。
その一方で、NGO法案や社会保障制度の導入が進められており、NGOの「制度化」が進められているが、法案の内容は不透明なままで、NGOの活動を規制されることが懸念されている。
こうした動きがある中、JVCは環境教育を通して、自然保護の大切さや自然との共存について、小学校と地域住民を対象に活動を続けており、住民が抱える問題と日々対峙しつつプロジェクトを進めている。政府との関係、住民との関係のなかで、NGOとしてどう取り組めば真の開発にたどりつけるのか。
本セミナーでは、政策提言活動とプロジェクトの現場から、実際の経験と直面する課題を赤裸々に語ります。
報告者
・若杉 美樹(わかすぎ みき)氏 (日本国際ボランティアセンター・カンボジア事務所 現地代表)
・樋口 正康 (ひぐち まさやす)氏(日本国際ボランティアセンター・カンボジア事務所 現地駐在員)
日時:5月14日(土)14:30~16:30(14:00開場)
場所:上智大学12号館2階202号室
定員:90名
資料代:一般:500円/カンボジア市民フォーラム会員・JVC会員および学生:300円
参加申込:事前申込制。お申し込みは専用フォームにて受け付けております。
■会場へのアクセス:JR・東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩3分
(〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1)
■お問い合わせ:カンボジア市民フォーラム事務局(担当:山田・貝塚)
E-mail:pefocj[atmark]hotmail.co.jp TEL:03-3834-2407 FAX:03-3835-0519
2011年度カンボジア連続セミナー(第1回)
カンボジアにおける農村開発NGOの役割を問う
―今NGOが直面する課題・政策提言と現場の活動から―
JVCは1980年代からカンボジアで活動を開始し、現在はカンボジア北西部・シェムリアップ県の農村で地域開発に取り組んでいる。近年経済成長が著しいカンボジアだが、実情は貧困格差がより激しくなり、農村や都市貧困層の生活状況は依然として苦しい。そうした中、NGOの役割は重要性を増している。
その一方で、NGO法案や社会保障制度の導入が進められており、NGOの「制度化」が進められているが、法案の内容は不透明なままで、NGOの活動を規制されることが懸念されている。
こうした動きがある中、JVCは環境教育を通して、自然保護の大切さや自然との共存について、小学校と地域住民を対象に活動を続けており、住民が抱える問題と日々対峙しつつプロジェクトを進めている。政府との関係、住民との関係のなかで、NGOとしてどう取り組めば真の開発にたどりつけるのか。
本セミナーでは、政策提言活動とプロジェクトの現場から、実際の経験と直面する課題を赤裸々に語ります。
報告者
・若杉 美樹(わかすぎ みき)氏 (日本国際ボランティアセンター・カンボジア事務所 現地代表)
・樋口 正康 (ひぐち まさやす)氏(日本国際ボランティアセンター・カンボジア事務所 現地駐在員)
日時:5月14日(土)14:30~16:30(14:00開場)
場所:上智大学12号館2階202号室
定員:90名
資料代:一般:500円/カンボジア市民フォーラム会員・JVC会員および学生:300円
参加申込:事前申込制。お申し込みは専用フォームにて受け付けております。
■会場へのアクセス:JR・東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩3分
(〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1)
■お問い合わせ:カンボジア市民フォーラム事務局(担当:山田・貝塚)
E-mail:pefocj[atmark]hotmail.co.jp TEL:03-3834-2407 FAX:03-3835-0519
清水一史ほか編『東南アジア現代政治入門』
単行本: 270ページ
出版社: ミネルヴァ書房 (2011/03)
ISBN-10: 4623059677
ISBN-13: 978-4623059676
内容(「BOOK」データベースより)
日本とも関係が深く、多様性にみちた東南アジアには、いかなる特色があるのだろうか。本書は、各国の独立から国民国家建設、民主化、経済発展へといたる道筋をたどり、アジア経済危機のインパクトとその後の体制変動を明快に概観する。発展から取り残された、子どもや女性などの弱者にも目配りし、さまざまな角度から東南アジア地域を学ぶ面白さ、奥深さを味わえるテキスト。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清水 一史
北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学、北海道大学)。現在、九州大学大学院経済学研究院教授
田村 慶子
九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学、九州大学)。現在、北九州市立大学大学院社会システム研究科教授
横山 豪志
京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、筑紫女学園大学文学部アジア文化学科准教授
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
→ミネルヴァ書房のページへ
→Amazon.co.jpのページへ
出版社: ミネルヴァ書房 (2011/03)
ISBN-10: 4623059677
ISBN-13: 978-4623059676
内容(「BOOK」データベースより)
日本とも関係が深く、多様性にみちた東南アジアには、いかなる特色があるのだろうか。本書は、各国の独立から国民国家建設、民主化、経済発展へといたる道筋をたどり、アジア経済危機のインパクトとその後の体制変動を明快に概観する。発展から取り残された、子どもや女性などの弱者にも目配りし、さまざまな角度から東南アジア地域を学ぶ面白さ、奥深さを味わえるテキスト。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
清水 一史
北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学、北海道大学)。現在、九州大学大学院経済学研究院教授
田村 慶子
九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学、九州大学)。現在、北九州市立大学大学院社会システム研究科教授
横山 豪志
京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、筑紫女学園大学文学部アジア文化学科准教授
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2011年4月15日
4/18 京都大学GCOE、次世代イニシアティブ研究成果報告会
「次世代イニシアティブ研究成果報告会」(若手養成・研究部会 研究会)
日時:2011年4月18日(月)14:00-15:45
場所:稲森財団記念館中会議室
プログラム:
14:00-14:15
藤田素子(東南アジア研究所特定研究員)
「大規模プランテーションを含む景観における鳥類の多様性研究」
14:15-14:30
森拓郎(生存圏研究所助教)
「インドネシア木造住宅の生物劣化被害調査」
14:30-14:45
佐藤奈穂(東南アジア研究所・非常勤研究員)
「死別・離別女性のリスクに対応する社会関係」
14:45-15:00
竹田敏之(ASAFAS研究員)
「グローバル化時代における先端科学用語のアラビア語化」
15:00-15:15
岩間春芽(ASAFAS院生)
「ネパール北西部農村における権力構造-援助と教育による変化」
15:15-15:45
討論
日時:2011年4月18日(月)14:00-15:45
場所:稲森財団記念館中会議室
プログラム:
14:00-14:15
藤田素子(東南アジア研究所特定研究員)
「大規模プランテーションを含む景観における鳥類の多様性研究」
14:15-14:30
森拓郎(生存圏研究所助教)
「インドネシア木造住宅の生物劣化被害調査」
14:30-14:45
佐藤奈穂(東南アジア研究所・非常勤研究員)
「死別・離別女性のリスクに対応する社会関係」
14:45-15:00
竹田敏之(ASAFAS研究員)
「グローバル化時代における先端科学用語のアラビア語化」
15:00-15:15
岩間春芽(ASAFAS院生)
「ネパール北西部農村における権力構造-援助と教育による変化」
15:15-15:45
討論
4/22 【第7回ARUN勉強会】CEDACのカンボジア農村開発と社会的投資
ご多忙の折、ARUNへご関心を持っていただき、誠にありがとうございます。
設立当初より、ARUNでは、カンボジアの発展に資する現地の企業の発掘・事業への投資を行ってきました。現在、自然栽培米および天然蜂蜜の流通事業に加え、新たにヘア・エクステンションの製造・販売事業への投資を開始し、さらなる投資先候補の抽出・審査も精力的に進めています。
投資対象は、社会性、持続可能性、事業性等の視点に基づき選定しており、現在投資中の事業は、いずれも現地の起業家と直接コミュニケーションを重ねる中、弊社の期待する効果が得られるものと判断したものであり、投資後も経営支援、技術支援などのサポートを行っています。
この度の勉強会では、ARUNのディレクターから、活動内容の全体像に加え、カンボジアにおける農業関連事業の、社会的投資対象としての視点から見た重要性等をお示しします。また、投資中の、自然栽培米事業の事例をついてもご紹介します。同事業は、1997年にカンボジア人の手により作られた農業・農村開発NGOであるCEDACから生まれた、Sahakreas CEDACが主体で行っている事業です。
先月の第6回勉強会では、ARUNの投資対象に関する、財務面からの視点をお示ししました。第7回では、農業分野を専門とするARUNのパートナーから、カンボジアの農村や農家の実態や、実際にCEDACで行われている稲作について述べさせていただきます。また、これらのご報告の後に用意しているお時間で、勉強会へご参加いただける皆様のご関心も伺い、ご意見交換・ご議論させていただけますと幸いです。
現在、ARUNのパートナーは49名に及び、今後もさらに投資先を拡大してく予定です。社会的投資にご関心のある方、ARUNと一緒に活動してみたい方のご参加をお待ちしております。
<ARUNの投資先情報> http://www.arunllc.com/投資先/
(勉強会には、4月21日(木)までに下記の方法で勉強会にお申し込みください。)
━ 開催概要 ━━━━━━━━━
■日時:2011年4月22日(金)
18:45~:受付開始
19:00~:ARUNについてのご紹介
19:15~:ARUNパートナーによるプレゼンテーション「CEDACのカンボジア農村開発と社会的投資」
19:45~:質疑応答
20:45~:ARUNへの参加に関するご案内
■会場
ちよだプラットフォームスクウェア 会議室502
東京都千代田区神田錦町3‐21
http://yamori.jp/modules/tinyd2/index.php?id=10
■参加費:1,000円
■お申し込み方法
お手数ですが、4月21日(木)までに以下のサイトにアクセスし、必要事項をご記入ください。
https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dERoZzR2N3k1dEtDbmFwZk9COXVwWFE6MA
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※大変申し訳ございませんが、会場の都合により定員が30名となっております。
定員に達した段階で申し込みを締め切らせていただきますので、お早めの申し込みをお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<ご参考>
~ARUNについて~
ARUN,LLC.(アルン合同会社)は、カンボジア等途上国の社会発展に寄与する現地の企業/団体に、寄付ではなく、対等な立場での投資と技術支援を行っています。
投資を通じて現地の方々とパートナーになり、カンボジア等の途上国社会の自立的な発展を支援します。
投資先は、現地にもたらす社会的価値(貧困削減・雇用機会の創出、環境への配慮等)の大きなビジネスモデルを立ち上げ、展開している団体です。現在は、サハクリア・セダックという自然米事業および天然蜂蜜事業等を行う企業、アジュニというカンボジアにおけるヘア・エクステンションの製造・販売を行っている企業に投資をしています。
http://www.arunllc.com/
設立当初より、ARUNでは、カンボジアの発展に資する現地の企業の発掘・事業への投資を行ってきました。現在、自然栽培米および天然蜂蜜の流通事業に加え、新たにヘア・エクステンションの製造・販売事業への投資を開始し、さらなる投資先候補の抽出・審査も精力的に進めています。
投資対象は、社会性、持続可能性、事業性等の視点に基づき選定しており、現在投資中の事業は、いずれも現地の起業家と直接コミュニケーションを重ねる中、弊社の期待する効果が得られるものと判断したものであり、投資後も経営支援、技術支援などのサポートを行っています。
この度の勉強会では、ARUNのディレクターから、活動内容の全体像に加え、カンボジアにおける農業関連事業の、社会的投資対象としての視点から見た重要性等をお示しします。また、投資中の、自然栽培米事業の事例をついてもご紹介します。同事業は、1997年にカンボジア人の手により作られた農業・農村開発NGOであるCEDACから生まれた、Sahakreas CEDACが主体で行っている事業です。
先月の第6回勉強会では、ARUNの投資対象に関する、財務面からの視点をお示ししました。第7回では、農業分野を専門とするARUNのパートナーから、カンボジアの農村や農家の実態や、実際にCEDACで行われている稲作について述べさせていただきます。また、これらのご報告の後に用意しているお時間で、勉強会へご参加いただける皆様のご関心も伺い、ご意見交換・ご議論させていただけますと幸いです。
現在、ARUNのパートナーは49名に及び、今後もさらに投資先を拡大してく予定です。社会的投資にご関心のある方、ARUNと一緒に活動してみたい方のご参加をお待ちしております。
<ARUNの投資先情報> http://www.arunllc.com/投資先/
(勉強会には、4月21日(木)までに下記の方法で勉強会にお申し込みください。)
━ 開催概要 ━━━━━━━━━
■日時:2011年4月22日(金)
18:45~:受付開始
19:00~:ARUNについてのご紹介
19:15~:ARUNパートナーによるプレゼンテーション「CEDACのカンボジア農村開発と社会的投資」
19:45~:質疑応答
20:45~:ARUNへの参加に関するご案内
■会場
ちよだプラットフォームスクウェア 会議室502
東京都千代田区神田錦町3‐21
http://yamori.jp/modules/tinyd2/index.php?id=10
■参加費:1,000円
■お申し込み方法
お手数ですが、4月21日(木)までに以下のサイトにアクセスし、必要事項をご記入ください。
https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dERoZzR2N3k1dEtDbmFwZk9COXVwWFE6MA
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※大変申し訳ございませんが、会場の都合により定員が30名となっております。
定員に達した段階で申し込みを締め切らせていただきますので、お早めの申し込みをお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<ご参考>
~ARUNについて~
ARUN,LLC.(アルン合同会社)は、カンボジア等途上国の社会発展に寄与する現地の企業/団体に、寄付ではなく、対等な立場での投資と技術支援を行っています。
投資を通じて現地の方々とパートナーになり、カンボジア等の途上国社会の自立的な発展を支援します。
投資先は、現地にもたらす社会的価値(貧困削減・雇用機会の創出、環境への配慮等)の大きなビジネスモデルを立ち上げ、展開している団体です。現在は、サハクリア・セダックという自然米事業および天然蜂蜜事業等を行う企業、アジュニというカンボジアにおけるヘア・エクステンションの製造・販売を行っている企業に投資をしています。
http://www.arunllc.com/
4/23-24 京都大学地域研究統合情報センター、平成22年度共同研究ワークショップおよび共同利用・共同研究報告会
平成22年度共同研究ワークショップおよび共同利用・共同研究報告会の開催について
平成22年度共同利用・共同研究報告会を、またそれに先立ち、共同研究ワークショップを下記の通り開催いたします。
地域研究統合情報センターでは、中長期的に取り組む地域研究の重要課題を「相関地域研究プロジェクト」、「地域情報学プロジェクト」、「地域研究方法論プロジェクト」、「地域情報資源共有化プロジェクト」としてかかげ複層型の共同研究を進めてまいりましたが、2010年度は全国共同利用施設から共同利用・共同研究拠点として1年目の活動の年となり、さらに充実した共同研究実施の取り組みをすすめております。ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】
2011年4月23日(土)
・共同研究ワークショップ 13時30分~18時
・懇親会(会費制) 18時30分~20時
→ 23日のプログラム
2011年4月24日(日)
・共同利用・共同研究報告会 9時30分~17時50分
→ 24日のプログラム
【場所】
稲盛財団記念館 3階大会議室(333号室)
〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46
地図 http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/access/
参加ご希望の方は送信フォームよりお申込みください。
→ 送信フォーム
平成22年度共同利用・共同研究報告会を、またそれに先立ち、共同研究ワークショップを下記の通り開催いたします。
地域研究統合情報センターでは、中長期的に取り組む地域研究の重要課題を「相関地域研究プロジェクト」、「地域情報学プロジェクト」、「地域研究方法論プロジェクト」、「地域情報資源共有化プロジェクト」としてかかげ複層型の共同研究を進めてまいりましたが、2010年度は全国共同利用施設から共同利用・共同研究拠点として1年目の活動の年となり、さらに充実した共同研究実施の取り組みをすすめております。ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】
2011年4月23日(土)
・共同研究ワークショップ 13時30分~18時
・懇親会(会費制) 18時30分~20時
→ 23日のプログラム
2011年4月24日(日)
・共同利用・共同研究報告会 9時30分~17時50分
→ 24日のプログラム
【場所】
稲盛財団記念館 3階大会議室(333号室)
〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46
地図 http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/access/
参加ご希望の方は送信フォームよりお申込みください。
→ 送信フォーム
4/20 Cycle IRASEC : Phnom Penh depuis le socialisme @ CCF
Cycle IRASEC : Phnom Penh depuis le socialisme
Adeline Carrier
Mercredi 20 avril, 19h
Cinéma du CCF
Chercheur associée IRASEC - CASE, Adeline Carrier explore les mécanismes à l’œuvre autour de la maîtrise des patrimoines de la capitale cambodgienne.
Depuis que l’immobilier, puis le foncier, ont été plongés dans une économie de marché à partir de 1989, l’administration du parc municipal de Phnom Penh oscille entre une volonté de protection et une pratique de rentabilisation du patrimoine.
IRASEC cycle: Phnom Penh since socialism
Adeline Carrier
Wednesday, April 20, 7PM
Cinema of the CCF
A researcher at IRASEC – CASE, Adeline Carrier looks at the mechanisms at work for the control of the heritage of the Cambodian capital.
Since 1989, when real estate, then land ownership, took the plunge into the market economy, the administration of municipal parks in Phnom Penh has oscillated between a desire to preserve and protect them, and a practice encouraging the profitability of this heritage.
Adeline Carrier
Mercredi 20 avril, 19h
Cinéma du CCF
Chercheur associée IRASEC - CASE, Adeline Carrier explore les mécanismes à l’œuvre autour de la maîtrise des patrimoines de la capitale cambodgienne.
Depuis que l’immobilier, puis le foncier, ont été plongés dans une économie de marché à partir de 1989, l’administration du parc municipal de Phnom Penh oscille entre une volonté de protection et une pratique de rentabilisation du patrimoine.
IRASEC cycle: Phnom Penh since socialism
Adeline Carrier
Wednesday, April 20, 7PM
Cinema of the CCF
A researcher at IRASEC – CASE, Adeline Carrier looks at the mechanisms at work for the control of the heritage of the Cambodian capital.
Since 1989, when real estate, then land ownership, took the plunge into the market economy, the administration of municipal parks in Phnom Penh has oscillated between a desire to preserve and protect them, and a practice encouraging the profitability of this heritage.
4/30 Cambodian Student Association in Japan, Khmer New Year Celebration
On behalf of CSAJ committee 2011, we would like to invite all of you to join the celebration of Khmer New Year on April 30, 2011.
Date: Saturday, April 30, 2011, 17:30-21:30
Venue: Komaba International House, MP Hall
Fee: 1000Yen for student and 1500Yen for others
Traditional games: 14:30-16:30 (free of charge)
Registration Time: Starting from 17:30
We are looking to see you all to have fun together, so please don’t miss this event.
The coming Khmer New Year will bring happiness, healthy, safety and success to all of you anytime and anywhere.
Note:
-This is just a pre-announcement of Khmer New Year celebration.
-Due to unstable and inconvenient situation, we would like to celebrate Khmer New Year on April 30.
-Location Guide: get off at Inokashira line Komaba-Todaimae station, and walk for five minutes from the West exit. 153-0041, Komaba 4-5-29, Meguro-ku, Tokyo.
-Contact us: PENH Socheat : 080 4398 2008 or e-mail: socheatpenh2005[atmark]yahoo.co.uk
Date: Saturday, April 30, 2011, 17:30-21:30
Venue: Komaba International House, MP Hall
Fee: 1000Yen for student and 1500Yen for others
Traditional games: 14:30-16:30 (free of charge)
Registration Time: Starting from 17:30
We are looking to see you all to have fun together, so please don’t miss this event.
The coming Khmer New Year will bring happiness, healthy, safety and success to all of you anytime and anywhere.
Note:
-This is just a pre-announcement of Khmer New Year celebration.
-Due to unstable and inconvenient situation, we would like to celebrate Khmer New Year on April 30.
-Location Guide: get off at Inokashira line Komaba-Todaimae station, and walk for five minutes from the West exit. 153-0041, Komaba 4-5-29, Meguro-ku, Tokyo.
-Contact us: PENH Socheat : 080 4398 2008 or e-mail: socheatpenh2005[atmark]yahoo.co.uk
2011年4月4日
4/23 第1回、東南アジア歴史研究会
東南アジア歴史研究会へのおさそい
東南アジア歴史研究会発起人
青山亨、奥平竜二、北川香子、桜井由躬雄、重枝豊、弘末雅士、村嶋英治、山形真理子
このたびの大震災に際し、会員各位、またご関係の方のご無事を祈っております。
創設以来、45年目の春を迎え寺田新会長のもと東南アジア学会も新たなステージを迎えるときにあります。近年、東南アジア研究の中で世代継受がもっとも難しく、新しい世代がほとんどいない分野が、現代史以前の東南アジア史であります。古代史、中世史はもちろんのこと、植民地時代の若手研究者さえ激減しています。近年、『史学雑誌』など歴史関係の学術誌に東南アジア史関係の専門論文が掲載されることはほとんどありません。東南アジア史関係のゼミも、一部をのぞいて閑古鳥が鳴いているのが現実でしょう。
日本の東南アジア研究はもともと東南アジア史、それも前植民地期の研究から始まったといって過言ではありません。この伝統が我が国の東南アジア地域研究に、欧米のそれをしのぐ深みを与えました。最近の地域情報学では、地域を空間の広がりとしてのみは理解せず、空間と時間からなる四次元的構造とみなし、地域に生起した事象は、すべて空間軸と時間軸によって座標を設定し、レイヤーを設定します。地域は歴史を座標軸にとることによって、時間の中に相対化され、意味ある空間に昇華します。
東南アジア史のあつい伝統の結果、戦後独立国家の国境線は政治圏の枠組みにしかすぎないこと、経済圏、文化圏、民族圏は国境を越えて独自な分布をしていることは東南アジア研究では常識です。だから日本の東南アジア研究では、現代「国家」を相対化して考えるのが普通です。たとえば東北タイとカンボジア、ラオスと東北タイ、あるいは南タイと北マレーシアなど現代の紛争地域は、いずれも歴史の知識であってはじめて治安問題としてではなく、歴史の構造的な結果であることがわかります。東南アジア諸国の経済発展の段階や方法の個別性についても、歴史によってはじめて理解できることは多く存在します。現代は歴史のあつい地層の上に建設された楼閣であり、歴史研究は地域研究の要(かなめ)であるという認識は、日本の地域研究に共有されたていると思います。
また2000年以降の東南アジアでは、高度経済成長の安定化と自信が、これまでのナショナリズム史観ではなく、自国史、自国の文化の見直しをもたらしています。これは近年の東南アジア歴史遺跡の世界遺産登録により拍車をかけられました。その国の歴史・文化への深い知識・理解をもたないで、もはやその国の人との接触は困難です。
このように東南アジアとの関係上、歴史的知識が求められる現在、肝腎の東南アジア史研究が衰退するもっとも大きな理由は、他部門と同じく研究職への就職が厳しいことにあります。90年代に多くの大学で教養課程が廃止され、人文系教員の職が激減しました。2000年代に入ってからは、少子化の影響から人文系既存講座の統廃合が続きました。こうした人文系軽視の大学教育の中で、伝統をもたない東南アジア研究部門は最初に切られています。国立大学で唯一、南方史講座をもっていた東京大学文学部でさえ、近4年、専任教員をもっていません。また東南アジア研究者の多くの就職市場である地域研究関係研究所は、おおむね現代構造の研究に集中して、歴史系や文学系の研究者を専任としてもつことはほとんどありません。将来の研究職への展望がみえない今、東南アジア史をめざす若者といえども、将来の不安から研究者への道には二の足を踏みます。つまり、各教育研究機関の歴史への無理解が問題です。
しかし、東南アジア史衰退のより根本的な原因は、東南アジア史への関心をもつ若者が影を潜めたことにあります。これは長引く不況が日本全体に閉じこもり傾向を与え、またアジアとの関わりでいえば、中国の経済成長にともない、その経済的プレゼンスが急拡大したこと、西アジアの動乱の結果、西アジア・イスラム研究が喫緊の課題となったこと、また東南アジア前近代史特有の諸言語学習の困難さ、またラオスやビルマのように入国調査そのものが難しいなど、初学者をシュリンクさせるさまざまな原因がありますが、なによりも東南アジアの高度成長、林立する高層ビルと高速道路網が地域の個性をなくし、東南アジアを「つまらなく」させました。その現代都市のただ中に、またその周辺のスラムの中に、昔ながらの東南アジアがあること、都市の発展に置き忘れられた農村の中に脈々と伝統文化が受け継がれていることに、観光化されたものをのぞいて目が届かないのです。歴史は経済統計でははかりえない東南アジアを発見させる最高のツールであります。
いまこそ東南アジアの歴史が東南アジア理解のためにどれだけ意味があるのか、各研究教育機関、ジャーナリズム、そして若い世代に改めて知らせる必要があります。おもえば第二次大戦中、山本達郎先生は時局を遠く離れ、はるか将来に目を据えて本郷の地下の片隅で南方史研究会を組織されました。東南アジア史に関する漢文を読み、欧米での新しい研究について討論するだけの数人だけの小さな組織でしたが、それが70年後には会員700名を越える「東南アジア学会」に成長しました。この誇るべき伝統にならって、私たちは主に19世紀以前の東南アジア史をテキストを通じて学ぶ「東南アジア歴史研究会」を組織することにいたしました。さしあたっては、戦後の東南アジア史の枠組みを決定したジョルジュ・セデスの業績を講読する予定です。現在の東南アジア研究の地平からみたフランスインドシナ学の功罪を検討し、同時にはじめて東南アジア史にふれる方への入門的な意味をこめたいと思っています。
第1回を以下の要領で開きたく存じます。
第1回 東南アジア歴史研究会
日時:4月23日(土) 午前9時30分より12時30分まで
場所:東京外国語大学本郷サテライト(同日午後、東南アジア学会関東例会が同じ場所で開催されます。第2回以降の会も原則として関東例会が開催される日の午前中、同じ本郷サテライトで開催します。)
講読テキスト:
フランス語既習者、George Coedès, 1944, HISTOIRE ANCIENNE DES ETATS HINDOUISES, Hanoi, (原本は桜井所蔵),
フランス語非既習者は英語テキスト、 George Coedès, 1968、The Indianized States of Southeast Asia, Honolulu
参考文献 笹川秀夫、2006、『アンコールの近代』中央公論新社
第1回インストラクター: 松浦史明
連絡先:英仏のテキストのPDFコピーは、参加希望者にメール添付で配布いたしますので各自で印刷してください。参加希望者は、必ず4月16日までに佐藤恵子ke_bluye116[atmark]yahoo.co.jp までご連絡ください。
東南アジア歴史研究会発起人
青山亨、奥平竜二、北川香子、桜井由躬雄、重枝豊、弘末雅士、村嶋英治、山形真理子
このたびの大震災に際し、会員各位、またご関係の方のご無事を祈っております。
創設以来、45年目の春を迎え寺田新会長のもと東南アジア学会も新たなステージを迎えるときにあります。近年、東南アジア研究の中で世代継受がもっとも難しく、新しい世代がほとんどいない分野が、現代史以前の東南アジア史であります。古代史、中世史はもちろんのこと、植民地時代の若手研究者さえ激減しています。近年、『史学雑誌』など歴史関係の学術誌に東南アジア史関係の専門論文が掲載されることはほとんどありません。東南アジア史関係のゼミも、一部をのぞいて閑古鳥が鳴いているのが現実でしょう。
日本の東南アジア研究はもともと東南アジア史、それも前植民地期の研究から始まったといって過言ではありません。この伝統が我が国の東南アジア地域研究に、欧米のそれをしのぐ深みを与えました。最近の地域情報学では、地域を空間の広がりとしてのみは理解せず、空間と時間からなる四次元的構造とみなし、地域に生起した事象は、すべて空間軸と時間軸によって座標を設定し、レイヤーを設定します。地域は歴史を座標軸にとることによって、時間の中に相対化され、意味ある空間に昇華します。
東南アジア史のあつい伝統の結果、戦後独立国家の国境線は政治圏の枠組みにしかすぎないこと、経済圏、文化圏、民族圏は国境を越えて独自な分布をしていることは東南アジア研究では常識です。だから日本の東南アジア研究では、現代「国家」を相対化して考えるのが普通です。たとえば東北タイとカンボジア、ラオスと東北タイ、あるいは南タイと北マレーシアなど現代の紛争地域は、いずれも歴史の知識であってはじめて治安問題としてではなく、歴史の構造的な結果であることがわかります。東南アジア諸国の経済発展の段階や方法の個別性についても、歴史によってはじめて理解できることは多く存在します。現代は歴史のあつい地層の上に建設された楼閣であり、歴史研究は地域研究の要(かなめ)であるという認識は、日本の地域研究に共有されたていると思います。
また2000年以降の東南アジアでは、高度経済成長の安定化と自信が、これまでのナショナリズム史観ではなく、自国史、自国の文化の見直しをもたらしています。これは近年の東南アジア歴史遺跡の世界遺産登録により拍車をかけられました。その国の歴史・文化への深い知識・理解をもたないで、もはやその国の人との接触は困難です。
このように東南アジアとの関係上、歴史的知識が求められる現在、肝腎の東南アジア史研究が衰退するもっとも大きな理由は、他部門と同じく研究職への就職が厳しいことにあります。90年代に多くの大学で教養課程が廃止され、人文系教員の職が激減しました。2000年代に入ってからは、少子化の影響から人文系既存講座の統廃合が続きました。こうした人文系軽視の大学教育の中で、伝統をもたない東南アジア研究部門は最初に切られています。国立大学で唯一、南方史講座をもっていた東京大学文学部でさえ、近4年、専任教員をもっていません。また東南アジア研究者の多くの就職市場である地域研究関係研究所は、おおむね現代構造の研究に集中して、歴史系や文学系の研究者を専任としてもつことはほとんどありません。将来の研究職への展望がみえない今、東南アジア史をめざす若者といえども、将来の不安から研究者への道には二の足を踏みます。つまり、各教育研究機関の歴史への無理解が問題です。
しかし、東南アジア史衰退のより根本的な原因は、東南アジア史への関心をもつ若者が影を潜めたことにあります。これは長引く不況が日本全体に閉じこもり傾向を与え、またアジアとの関わりでいえば、中国の経済成長にともない、その経済的プレゼンスが急拡大したこと、西アジアの動乱の結果、西アジア・イスラム研究が喫緊の課題となったこと、また東南アジア前近代史特有の諸言語学習の困難さ、またラオスやビルマのように入国調査そのものが難しいなど、初学者をシュリンクさせるさまざまな原因がありますが、なによりも東南アジアの高度成長、林立する高層ビルと高速道路網が地域の個性をなくし、東南アジアを「つまらなく」させました。その現代都市のただ中に、またその周辺のスラムの中に、昔ながらの東南アジアがあること、都市の発展に置き忘れられた農村の中に脈々と伝統文化が受け継がれていることに、観光化されたものをのぞいて目が届かないのです。歴史は経済統計でははかりえない東南アジアを発見させる最高のツールであります。
いまこそ東南アジアの歴史が東南アジア理解のためにどれだけ意味があるのか、各研究教育機関、ジャーナリズム、そして若い世代に改めて知らせる必要があります。おもえば第二次大戦中、山本達郎先生は時局を遠く離れ、はるか将来に目を据えて本郷の地下の片隅で南方史研究会を組織されました。東南アジア史に関する漢文を読み、欧米での新しい研究について討論するだけの数人だけの小さな組織でしたが、それが70年後には会員700名を越える「東南アジア学会」に成長しました。この誇るべき伝統にならって、私たちは主に19世紀以前の東南アジア史をテキストを通じて学ぶ「東南アジア歴史研究会」を組織することにいたしました。さしあたっては、戦後の東南アジア史の枠組みを決定したジョルジュ・セデスの業績を講読する予定です。現在の東南アジア研究の地平からみたフランスインドシナ学の功罪を検討し、同時にはじめて東南アジア史にふれる方への入門的な意味をこめたいと思っています。
第1回を以下の要領で開きたく存じます。
第1回 東南アジア歴史研究会
日時:4月23日(土) 午前9時30分より12時30分まで
場所:東京外国語大学本郷サテライト(同日午後、東南アジア学会関東例会が同じ場所で開催されます。第2回以降の会も原則として関東例会が開催される日の午前中、同じ本郷サテライトで開催します。)
講読テキスト:
フランス語既習者、George Coedès, 1944, HISTOIRE ANCIENNE DES ETATS HINDOUISES, Hanoi, (原本は桜井所蔵),
フランス語非既習者は英語テキスト、 George Coedès, 1968、The Indianized States of Southeast Asia, Honolulu
参考文献 笹川秀夫、2006、『アンコールの近代』中央公論新社
第1回インストラクター: 松浦史明
連絡先:英仏のテキストのPDFコピーは、参加希望者にメール添付で配布いたしますので各自で印刷してください。参加希望者は、必ず4月16日までに佐藤恵子ke_bluye116[atmark]yahoo.co.jp までご連絡ください。
4/28 Human Sciences Happy Hour in Phnom-Penh, "The Spirits of Cambodia: New Research into Current Practice"
"Human Sciences Happy Hour in Phnom-Penh"
Once a month - 6pm – Baitong Restaurant
(7 Street 360/ Norodom Bd, Beung Keng Kang I)
On Thursday 28, April 2011
The Spirits of Cambodia: New Research into Current Practice
presented by, Courtney Work
The villagers in the newly settled village of Damnak Klung in Kompong Chhnang Province articulate a number of relationships with spirits. Some of these are economic relationships, some confirm and support special talents – like healing or playing music, some influence interpersonal relationships and still others constitute relationships with physical space. These spirits are at once a part of Buddhist practice and are separate from it; as one woman told to the researcher, "the spirits are connected to Buddhism because we use the tools and the language of Buddhism to talk to the spirits, but they are different –they are older."
Courtney Work's research project is to explore and document village life and religious practice in rural Cambodia in the early twenty-first century. In this presentation she will discuss the work of spirits in everyday rural life, highlighting the various social and physical connections mediated by spirit beliefs and practices.
Courtney Work is a PhD Candidate, Anthropology at Cornell University. She received my Master's Degree from Brandies University in Anthropology and Gender Studies. Her thesis examined violent masculine performance at Cambodian dance parties. Her current research project is village centered. She is asking questions about Buddhism and contemporary religious practice and also looking into the political and economic structures of village life in early twenty-first century Cambodia.
Once a month - 6pm – Baitong Restaurant
(7 Street 360/ Norodom Bd, Beung Keng Kang I)
On Thursday 28, April 2011
The Spirits of Cambodia: New Research into Current Practice
presented by, Courtney Work
The villagers in the newly settled village of Damnak Klung in Kompong Chhnang Province articulate a number of relationships with spirits. Some of these are economic relationships, some confirm and support special talents – like healing or playing music, some influence interpersonal relationships and still others constitute relationships with physical space. These spirits are at once a part of Buddhist practice and are separate from it; as one woman told to the researcher, "the spirits are connected to Buddhism because we use the tools and the language of Buddhism to talk to the spirits, but they are different –they are older."
Courtney Work's research project is to explore and document village life and religious practice in rural Cambodia in the early twenty-first century. In this presentation she will discuss the work of spirits in everyday rural life, highlighting the various social and physical connections mediated by spirit beliefs and practices.
Courtney Work is a PhD Candidate, Anthropology at Cornell University. She received my Master's Degree from Brandies University in Anthropology and Gender Studies. Her thesis examined violent masculine performance at Cambodian dance parties. Her current research project is village centered. She is asking questions about Buddhism and contemporary religious practice and also looking into the political and economic structures of village life in early twenty-first century Cambodia.
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