2011年11月12日

12/16 カンボジア市民フォーラム/上智大学アジア文化研究所共催2011年度カンボジア連続セミナー(第7回)「カ ンボジア王国における精神医学・医療の現状と課題」

カンボジア市民フォーラム/上智大学アジア文化研究所共催
2011年度カンボジア連続セミナー(第7回)
カンボジア王国における精神医学・医療の現状と課題

カンボジアでは1970年以降、内戦やポル・ポト政権による大量虐殺、社会的混乱が続きました。こうした壮絶な体験は、現在でもカンボジアの人々の心に大きな傷となって残っています。

カンボジアの精神医学・医療はフランス統治時代に導入されましたが、内戦によって医療制度は破壊され、その復活は1994年まで待たなければなりませんでした。カンボジアの精神医療に関してはこれまで、内戦時トラウマ体験と精神疾患の関連について議論がされてきました。しかし、トラウマ体験をもつ精神科患者は、どのように病いを主観的に認識しているのでしょうか。

本セミナーでは、首都プノンペンのクメールロシア友好病院精神科において、1年間の臨床観察とインタビュー調査を行なった精神科医の吉田尚史氏を講師に迎え、カンボジアにおける精神医学・医療の現状と課題についてお話しいただきます。

カンボジアの精神医学・医療をテーマとした希少なセミナーです。ぜひご参加ください。

日時:12月16日(金)18:30~20:00(18:00開場)

場所:上智大学12号館201教室

講師:吉田 尚史 氏 (東邦大学医学部精神神経科医学講座助教)

【講師略歴】 1997年3月、島根医科大学医学部医学科卒業。現在、東邦大学医学部精神神経医学講座助教。同大学にて精神医学臨床研究のかたわら、2007年3月、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了し、現在、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程に在籍。2009年11月より2年、カナダ・マギル大学社会文化精神医学講座客員研究員。2010年9月より1年、カンボジア・王立健康科学大学客員教員。臨床精神医学、文化精神医学、医療人類学を専攻する。

定員:90名

参加申込:事前申込制。お申し込みは専用フォームにて受け付けております。

資料代:一般:700円、カンボジア市民フォーラム会員および学生:500円

会場へのアクセス:JR・東京メトロ「四ツ谷」駅から徒歩3分

お問い合わせ:カンボジア市民フォーラム事務局(担当:山田・貝塚)
E-mail:pefocj[atmark]hotmail.co.jp TEL:03-3834-2407 FAX:03-3835-0519