2011年7月8日

7/16 立教大学アジア地域研究所「暮らしとエネルギー開発―メコン河流域から考える」

立教大学アジア地域研究所主催
公開講演会「暮らしとエネルギー開発―メコン河流域から考える」

メコン河は東南アジア大陸部6カ国を流れる国際河川。流域には豊かな自然と、それを利用する人々の暮らしが残っている。今回は自然資源に頼った暮らしを映像で紹介しつつ、メコン河流域のエネルギー問題について報告する。

日時  2011年7月16日(土)13:30~15:30
場所  池袋キャンパス 11号館2階 A204教室
講師  木口 由香 氏(特定非営利活動法人メコン・ウォッチ事務局長、ラオスメディアプロジェクト担当)
対象者 本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

内容
近年、流域の経済成長による電力需要の高まりによって、メコン河の本支流で数多くの水力発電ダムが建設されている。ダムは河川とその周辺の生態系に大きな負の影響を与え、生物多様性と地域の人々の暮らしの質を劣化させる。エネルギー消費の増加は経済発展に密接に結びついているが、そこには電気を使うのは都市部、発電所ができるのは農村部という、日本と同様の不公平な社会構造が生まれる。ダムは造られる国だけでなく国境を越えた環境・社会問題を引き起こしている。こういった問題を知るとともに、自然とともにあるメコン河流域の生活と今の日本の暮らしを振り返り、日本のエネルギーの大量消費を見直すことについて考えてみたい。

問合せ先 アジア地域研究所 TEL:03-3985-2581